『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ボビー」 ラジー女王!

2007年03月04日 | 映画
「あの人が生きてはったら、こんな世の中には・・・」
故人を偲んでというより、今ある状況を嘆かわしく思った時によく言いますが、こんなに惜しくして逝った人やったんですね!
そら、事あるごとにアメリカ人が、「ケネディさん(兄弟とも)が生きてはったら・・・」と言うのもうなづけますわな。
言うてる事はいまだに通用することやし、あの時代にこんなメッセージを発してるんんなら、あの人が大統領になって何年かアメリカを動かしとったら、今のアメリカの姿はなかったやろうに・・・。

群像劇は、いつも面白いですが、今回もキャスティングがツボでした。
支配人のウィリアム・H・メイシーなんか、この支配人絶対なんかあるで~と思ったら、ヘザー・グラハムと役得なことしてやがってました。
『ドーソンズ・クリーク』のペイシー役やったジョシュア・ジャクソンなんか、元カノ:ケィティ・ホームズがトム・クルーズと結婚してから、久しぶりに見かけたんですけど、いまだに高校生みたいな雰囲気で、選挙参謀というより生徒会委員長って感じです。
自称将来の運輸長官が、ボンクラ学生ボランティアにあないに丁寧に声かけますやろか?
クリスチャン・スレーターは、さすがに老けましたね。
メキシコ人ウェイター役のフレディ・ロドリゲスは、『ポセイドン』の時と同じ役回りで、また誰かおっさんに、言い寄られるんやないかとハラハラしてました。
女優志望のウェイター、メアリ-・エリザベス・ウィンステッドたんは、萌え要素満点のカワイさでした。

プラハの春は、私の新聞記事が発端となったのよ的な新聞記者役の、スヴェトラーナ・メトキナたんは、とってつけたような眼鏡女史でした。
圧巻は、『陪審員』&『素顔のままで』、『GIジェーン』、『チャーリーズ・エンジェル フル・スロットル』でラジー賞に3回も輝いた(ノミネートはしゅっちゅう)デミ・ムーアと、
『わかれ路』、『氷の微笑2』でラジー賞に2回も輝いた(ノミネートはしよっちゅう)シャロン・ストーンの2大ラジー女優が共演を果たすとこ!


デミ:「よくそんな老けた顔さらして大画面出てるわね!」
シャロ:「あんた、美肌とか豊胸手術ばっかりしてサイボーグやん!」

この時代のこの映画にありそうな、登場人物のその後を伝えるテロップを流してほしかったんですが、24人の名もなき登場人物より、やっぱりこの映画の主人公はボビーなわけでした。


★★★