『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「MBS新世代漫才アワード」 がんばれ!おっさん漫才

2006年07月27日 | TV
今年で4回目の漫才コンクール番組でありながら、すっかり大注目の真夏の祭典!

「M-1」や他の漫才賞レースとの差別化のためにはかられた、参加資格のデビュー10年以内というのをとっぱらい、しかも昨年からは1000人の現役高校生が審査員という画期的な手法は、高校生に審査させたらビジュアル系漫才師とか有名漫才師が実力に関係なく勝って興ざめという不安は、1000人でやるということでならされる統計学に基づいた?か、あるいは全員が漫才師になりたいと一度は思ったことのある関西の高校生なのか、それはもう全くウラのないきっちりしたガチンコ審査でありました。

決勝戦は、12組が抽選により対戦相手を決め、1000人の審査でどっちが面白かったかを即座に決めるので100対900とかあって、芸人にとってはそれはそれは恐ろしいモノ。
大差で負けると半年くらいこたえるらしい。
残る6組が再度この方法で対戦し、ラスト3組でファイナルを決めるので、対戦相手(去年はとろサーモンVS南海キャンディーズがあったりした)のアヤがあったり、ネタを3本揃えないといけないのでイッパツ屋は通用しないシステムが、結局納得のいくチャンピォンを生み出しているんだと思います。
ちなみに会場の空気を掴み取るのは大アリです。

決勝進出者12組を見ましょう。
昨年大旋風を巻き起こし、高校生にウケたことで涙を流すほど大喜びした、漫才歴17年(36歳と35歳)の矢野・兵動は、今年は2次予選1位突破で、引き続き高校生からも抜群にウケ優勝候補筆頭。
矢野・兵動に触発され?参加の漫才歴13年の$10(テンダラー 35歳と32歳)、
2年連続準優勝のNONSTYLE、
20歳なのに漫才歴が10年を超えてしまったりあるキッズらが4強を形成。
安定どころでは、アジアン、とろサーモン、2丁拳銃、1レベル下の安定どころ、青空、にのうらご、ダイアン。
びっくり枠(いわゆる「M-1」でいう麒麟枠)は、「Uooooh~~Yehhhhhhh~~」のアニメ声とドテチン顔が一度見たら忘れられないスマイルと、強力なツカミネタを持っている唯一の松竹芸人にして最小キャリア(2年)のヒカリゴケ。

今度の日曜日は、至福の4時間であります!

ストリーク、千鳥、天津、なすなかにしらは昨年からの進歩が感じられず、納得の2次予選落ち。
COWCOW、OverDriveは、個人的に面白かったけど、高校生にはウケず敗退。
2次予選にも出てこれず敗退していたルート33とせんたくばさみは、一体どうしたんでしょうか?
私の2次予選MVPは、東北弁漫才が斬新で心地よかったU字工事。
「やりすぎ格闘王」でおなじみのバッドボーイズは1次予選で敗退。
方言漫才師の明暗が分かれました。