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京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

ニホンミツバチの巣箱をうかがうコガタスズメバチ

2013年09月14日 | ミニ里山記録

  オオスズメバチだけでなくコガタスズメバチもミツバチのやっかいな天敵である。秋口になって野外の虫が少なくなると巣箱にやってくる。

 コガタスズメバチは樹や軒先などの開放空間に5月ごろ営巣する。働きバチが出るまでの巣は,とっくりを逆さまにしたような形をしているが,成熟巣では西洋ナシ型になる。


ローマ帝国と現代日本

2013年09月09日 | 日記

     

              ローマのコロッセオとパラティーノの丘

  クリストファー・ロイドの「137億年の物語」(野中香方子訳、文芸春秋 2012年)は「宇宙が始まってから今日までの全歴史」を記述した異色の著である。一時は書店で横積みされていたので、かなり売れたのではないか。地球が出来てからの46億年を一日24時間として換算すると、人類が誕生したのは約500-600万年前なので午後23時57分ということになる。人類は残りのたった3分で地球環境を激変させるほどの繁殖に成功したということだ。

  ロイドはこの本のローマ帝国の歴史の項で次のように述べている。

「ローマの豊かな支配階級にとって、奴隷や下層階級を激しく弾圧することは、その生活水準を保つために欠かせなかった。しかし、首都に暮らす膨大な数の市民をコントロールするには、他の戦略が必要とされた。最も効果ありとされたものが、軍隊、土木工事と見せ物であった」そして2020年東京オリンピックはまさに「土木工事と見せ物」だ。これから日本国にスパルタカスが出るのか、はたまたカエサルが出るのか?

 

追記(2024/09/01)

ロイドのこの書によると、ナチスヒトラーは政権を奪取後、「動物保護法」を制定し、動物の虐待を禁止したとしている。野生動物と家畜の区別は廃止され、動物を生きたまま解剖することが禁止された。ゲーリングはこれに反する者は収容所送りと宣言したそうだ。ナチスの思想からどうしてこのような法律ができた?不思議である。



 

 


タカサゴユリ(高砂百合)

2013年09月06日 | ミニ里山記録

  テッポウユリとの違いがいつも問題にされる大型のユリ。テッポユリは花期が6~7月であり、この季節(9月)に咲くのはタカサゴユリと考えてよい。台湾に広く野生するユリで、大正時代に日本へ入ってきた。旺盛な繁殖力のために、今では西日本を中心に広く野生化しているようだ。後ろに崖などあると、必ず開けた方向に花を開く性質がある。花粉を運ぶ昆虫などのアクセスを考えているのだ。


ニホントカゲ(日本蜥蜴)

2013年09月02日 | ミニ里山記録

 


  学名 Plestiodon japonicus。外見だけでは細かな種類の見分けが付きにくく分子系統解析などにより分類されるようになっている。幼体は体色が黒や暗褐色で5本の明色の縦縞が入り尾は青い。成体になると体全体が灰色を帯びる。捕食者につかまると尾を自切して逃げる。目立つ青い尾はおとりになっている。