お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

太鼓手(新屋温泉)

2009年08月15日 |  💑 青い森の祭り.

映像:新屋集落の路地、扇ねぶたの後ろで太鼓手を務める少年少女。

新屋ねぶたの一行は集落の路地を行ったり来たりし、ほぼ全戸が見れる
よう行進する。人々は自分の戸口で立ったり座ったりねぶたを鑑賞する。
ねぶたの一行を鼓舞するのが太鼓。俄雨もあってシートで覆われていた。

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仕掛けねぷた(新屋温泉)

2009年08月14日 |  💑 青い森の祭り.

映像:現代のねぶたは機械仕掛け、瞬時に油圧アップ折りたたみ…。上のお立ち台
   人影で、この扇ねぶたの大きさが理解できる。

         平川(旧平賀)ねぷたは昔の祭の面影が残る。
         繁華街には夕暮れになると、町民達が陣取る
         各集落の自慢のねぶたが終結し運行が始まる。
         津軽平野に世界一ねぶたが野火の様に流れる
津軽の夏祭りと言えば『ねぷた祭』。今日は、南津軽の平川市新屋集落のねぷたを紹介。

田んぼの向こうにねぷたがゆらりゆらりと引かれていく。集落の大人、子供が皆で引く。
各戸口を自慢げ『ア!』『ア!』…『ヤ~ヤド~』力強い掛け声が一帯に響く。田んぼ
には青稲が並ぶ。蛙が『ゲ~ロ、ゲロ』。夏の始まりと終りが一緒に来る津軽の風物誌

解説:筆者の愛する「新屋温泉」がある集落のねぷた祭りは平川(平賀)ねぷた。
   南津軽は弘前ねぷた、黒石ねぷた、平川ねぷた、大鰐ねぷたの4つが代表。

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お宿やました(湯涌温泉)

2009年08月11日 |  ♨温泉地風光景観

映像:現代的な建物に変わった老舗旅館『お宿やました』のエントランス

竹久夢二が愛人彦野と3週間逗留したとされる宿[山下旅館」は、現在の
『お宿やました』である。総湯「白鷺の湯」の真ん前にある。夢二は次男
不二男と愛人彦野を連れこの旅館で癒しの一時を過ごした。彼の人生で
一番幸せな時だとされている。幸せは持続しない、しかも、幸せの一時
は誰でも得られるものでない。もし貴方が幸せだと思う時間があるなら、
一刻一秒を大切に過ごして欲しい。幸いにして持続すれば・・・・・・
それは無類の幸者だ・・今を生きる。
           (加賀温泉郷~白山~湯湧温泉:温泉紀行・完)

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源泉臼(湯涌温泉)

2009年08月10日 |  🚅関東・中部紀行.

映像:薬師寺境内の右隅に嘗てお湯を溜めたとされる草生した石臼がある。

養老二年(718年)に白鷺が湯浴みした事から、その地に井戸を掘り
石臼を枠とした。その石臼から滾々と流れる温泉が今の湯涌温泉の
。現代的に変わってしまった湯涌温泉の貴重な歴史遺物である。

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猫ほんわり(湯涌温泉)

2009年08月09日 |  🚅関東・中部紀行.

映像:観光客に可愛がれ、ノンビリ、ほんわり猫。

金沢美術工芸大生の若さに癒されたか。
女学生に優しくお腹を撫でられウットリ。
温泉街の猫らしからぬ、開放的動きだ。

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仙寿・鶴亀温泉(青森市)

2009年08月08日 |  ♨青森まあまあ湯

 Memoir(メモワール):あおもりゆ処(仙寿・鶴亀温泉:青森市2005.8.8

温泉資料(画像)を整理していたら仙寿・鶴亀温泉の画像を発見。本ブログ
開始以前の入浴なのだから本ブログは未掲載である。青森市内の温泉施設
では比較的新しい方だが、以来もう15年近くも利用していない施設である。

【DATA】食塩泉 45.2℃ pH8.0 源泉:安田近野温泉2号泉(源泉入浴1,032湯)
                             嘗て入浴した事がある施設だが本ブログで未掲載なので入浴源泉に加算
 KEY家族風呂、釜風呂、立風呂、露天風呂、電気風呂、ジェットバス

浴感:15年前のことなので記憶が定かでないが、こうも足が遠のくには
   理由がある。当時、凄い混みようと、やはり循環で消毒臭が立ち
   篭めていた。源泉志向の筆者にあって数多い源泉掛け流しがある
   青森市内の温泉銭湯環境では流石リピーターとまでいかなかった。

参照筆者が最近青森市内でお気入りにしている温泉は「たらポッキ温泉

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湯涌温泉 総湯 白鷺の湯(石川県 )

2009年08月08日 |  ♨ 関東・中部推奨.

映像:真新しい総湯『白鷺の湯』の浴室、左手前の掛け湯溜まりが嬉しい。

湯涌温泉は北陸金沢の奥座敷。ご覧の総湯は3年前に新築、快適な湯空間だ。北陸の
共同浴場は『総湯』と呼ばれ、温泉地は総湯を中心として発展した。『総湯』が地域
重要な位置を占める。温泉地の片隅にヒッソリある共同浴場との違いが此処にある。

  【Data】含石膏ー食塩泉   40.8℃  pH7.8   57.5ℓ/分    源泉湯涌温泉一号源泉

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竹久夢二(湯涌なる・・・湯涌温泉)

2009年08月07日 |   ✒歌碑句碑 紀行

映像:湯涌温泉の高台、薬師寺境内に苔生した竹久夢二の歌碑。

大正浪漫の騎手竹久夢二の愛の足跡。愛人の美大生
笠井彦乃(19歳)と知り合いおよそ3週間、湯涌温泉
恋の逃避行をしている。その頃の作品と思われる

碑文:『湯涌なる 山ふところの 小春日に
       目閉じ死なむと きみのいふなり』

 彦乃は、この後、結核で短い生涯を散らしたが、
 夢二が、いかに彼女を愛していたのかが伺える。 
 竹久夢二が彦乃を慕い歌ったと思われる歌4首

 『なつかしき娘とばかり思ひしをいつしか哀しき恋人となる』
  解釈:妹の様に可愛いと思っていたがいつしか愛してしまった

 『かたはらにしづかにあるもものいふもいはぬもよけれわが妻なれば』
  解釈:ただ側にいるだけでいいのです。愛しい人だから

 『つつましくかしこき命いたわりて好き日を見んと手をとりて泣く』
  解釈:尊い貴方との幸せな日々を夢見て華奢な手を握り涙を流す

 『心の中へぽかんと大きな穴があき、そこから寂寞湧いてくるなり』
  解釈:貴方を失い何も考える事ができない。哀しみだけが心に充ちる

人を愛する時、好きで好きで堪らない時、失う恐怖が付きまとう。彦乃
は当時では不治の病結核であった。その事を知っての同棲‣逃避行。竹久
夢二の切なく物悲しい美人画の画風原点は彦乃や彼が愛した女性にある

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黒石・南津軽温泉講座開催告知

2009年08月06日 |  ✒.連携・温泉・地域
温泉地活性化研究会は黒石温泉郷活性化協議会と共催で『温泉のプロ』育成講座を開催。
 北海道・北東北を中心に、温泉地活性化を目指し、温泉フォーラム、温泉セミナー、温泉塾、
温泉検定を開催活動、今般、地域温泉プロの育成・支援事業展開。
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               『黒石・南津軽温泉講座 In 鰐come』 

 開催日: 平成21年8月22日 (土)
 時 間: 13:00~15:00
 場 所: 大鰐町地域交流センター 鰐come 研修室

                     司会:堀切康さん (温泉事務局長)
   
①『温泉観光について』 (25分):谷口清和さん(温泉観光士・テラピスト)
 ~地域の宝、温泉文化の再発見~

②『郷土料理考察』   (25分):斉藤厚子さん(日本型食生活研究家)       
 ~歴史と伝統の津軽の食文化の再興について~

③『温泉&健康医学』  (25分):津川信彦さん(内科医・温泉療法医)
  ~何故、温泉が健康によいのか?~

④『湯治・療養の勧め』 (20分):舘田菊子さん(看護師・泉研幹事)
  ~癒しと健康の湯治文化の再興について~

⑤地域:温泉プロ育成制度について (20分):泉研事務局
  黒石・南津軽温泉地域温泉プロ『あおもり温泉湯守士(仮称)』
  の認定について

※ 講座内容は、当日若干変更もありますのでご理解ください。
温泉関係者、温泉ファン、地域住民の皆さまどうぞご来場ください。
  皆さんのご参加をお待ちしております

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本講座は、衰退の一途を辿る北東北の温泉地の活性化を、人的、知的側面から支援すべく
地域温泉に関わる人材の『資格認定制度』の確立、地域の温泉プロの育成に踏み込む為の一歩とします。
温泉の知識&地域観光&入浴指導の『温泉観光のプロ』として、癒しのマインドで観光客を迎えましょう。
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湯湧温泉景観(石川県金沢市)

2009年08月04日 |  ♨温泉地風光景観

映像:高台の薬師堂を中心に総湯、夢二館、そして広場を旅館が取り巻く。

石川県最後の温泉探査の目的地が『湯湧温泉』。なんとストレートな名称だろう。加賀百万石
金沢の奥座敷だ。金沢市から内陸部を車で20分も走ると辿り着く。この温泉地も嘗ての面影
はない。夢二が逗留した「お宿やました」は現代的な建屋となり、「総湯」も建て替えられた。
地域の守り神だけは面影を残す。5月も終わろうとしているのに、広場では鯉幟が舞っていた。

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白山(石川県中宮温泉)

2009年08月03日 | 🗻日本百名山(私的)

里山へ向かう途中振り返り、白山連山を眺める。『名山名湯を抱く』筆者の
温泉用語ともなった言葉の形容がよく似合う山だ。夏、峰々には残雪が輝く。
白山温泉、中宮温泉、岩間温泉など白山山中の名湯は山を愛する人々の湯処

日本百名山:深田久弥の名著『日本百名山』に掲示NO.87の一文。
   『日本人は大ていふるさとの山を持っている…どんなに世相が変わって
    もその山だけは昔のままで、あたたかく帰郷の人を迎えてくれる・・・』
更に、
   『…夕方、日本海に沈む太陽の余勢を受けて、白山が薔薇色に染まるひ
    と時は、美しいものの究極であった
記録:標高2,702m、両白山地山系、成層火山(C)、一等三角点、花の百名山
   日本三霊山、白山国立公園、石川県最高峰
温泉白山山麓に湧出する中宮温泉『くろゆり荘』

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百万貫石(白山)

2009年08月02日 |  🚅関東・中部紀行.
白山温泉永井旅館から里山の白峰温泉集落に向かう途中手取川河原に大きな岩塊がある。何とも不思議だ。どっしりした丸型の形は人工的にも見える。しかし、この巨岩は昭和9年7月に起きた大洪水の際に支流の宮谷川から土石流と共に流れてきたのもので「百万貫の石」と名付けられた。

実測:129万貫(約4800t)、高さ16m、周長52m
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白峰温泉 総湯(石川県白山市)

2009年08月01日 |  ♨ 関東・中部推奨.

映像:新装になった白峰温泉総湯(共同浴場)

見慣れた木造の家並みを抜けて総湯広場に入ってビックリ!なんとコンクリート
造りの古い建物が取り壊され、反対側に立派な木造建築の「総湯」が建てられて
いた。北陸の「総湯」は他の地域の共同浴場とは扱いが違う。地域の宝を守る意
思が建造物に見て取れる。温泉を中心に集落が形成される白峰温泉はその見本だ。

【Data】重曹泉 41.4℃  PH7.4   210ℓ/m 源泉白峰温泉 新2号泉

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