お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

修善寺温泉 筥湯 ( 静岡県 )

2019年08月12日 | 💛関東中部 名湯巡.

               (静岡県温泉探査・修善寺温泉 筥湯2019.5.24) 
いよいよ修善寺温泉入湯。ここ筥湯は二回目の入湯だが、本ブログで初登場なので
初源泉としてカウント、もう15年も前の初入湯。今回、入湯して驚いたのは循環・
塩素投入ながら入浴感は実に心地よいこと。源泉志向にあって温泉管理が向上した。

【DATA】単純温泉  60.8 ℃  pH8.7  源泉:修善寺温泉第一貯湯槽初源泉1,041湯目) 

浴感:本文も触れたが微かにオーバーフローも確認、湯造りは従前に比較にならな
   いほど進化した。伊豆半島の名湯を十分に堪能できたのは嬉しいことだった。
   近年著名な温泉地では明治・大正の草創期の浴場スタイルを忠実に再現して
   地域に伝承する温泉文化を守ろうとする山代、草津温泉などの動きが目立つ。

文学修善寺温泉も湯河原温泉同様に多くの文人が集う温泉地であった。その中で
   もこの地で人生の開眼をした夏目漱石を取り上げたい。漱石の一生は温泉地
   と持病と、文学といった感がある。そうした中で、とうとう「則天去私」と
   いう人生観に達したのだ。代表作「それから」に『賽を投げる以上は、天の
   法則通りになるより外に仕方はなかった』と記述・その心は、小さな私を去
   って自然の導きに従うということであり、その後、胃潰瘍で49歳の命を絶つ。

参考本物の名湯ベスト100 (講談社現代新書:石川理夫著)記載修善寺温泉43

参照 # ①山代温泉古総湯(石川県)      草津温泉御座之湯(群馬県)  


コメント    この記事についてブログを書く
« かぐや (五所川原立佞武多) | トップ | 天気の子(コミックス・ウェーブ・フィルム) »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

💛関東中部 名湯巡. 」カテゴリの最新記事