ブリコルールの日々

キャッチし、発信するアンテナ。ANTENNE アンテーヌ 芦屋・宝塚・三田よりのレアで@な情報発信基地より

お一人様の昼食

2008-11-22 20:42:53 | NEWS
1人でお昼ご飯を食べるときに、どこへ行こうかと悩む。
たいがいお弁当ですませたり、蕎麦屋かうどん屋なのだが。

ちゃんとしたことをちゃんとしているお店に足が向く。うちのスタッフにもいつも言っていることですが、「きちんとしたことをきちんとやっていけばなにも恐れることはない」
不況であっても、その方の魅力を引き出させる美しいデザインを提供し続ける姿勢を貫いていこうと。

というわけで、この日は西宮の「そば辰」へ。



ここのお蕎麦は、かえし(つゆ)が甘めで、塗りのお盆意にこだわりの食器でコンセプトが1本の筋を通している。まさに関西の蕎麦を連想させる本物志向。お店の周りからイメージを造りこんである。

 

門をくぐると、一戸建て屋敷が二棟。林の中に佇んでいる。
右のひと棟は、喫茶室。左がお蕎麦屋。いつも季節の花が咲いている。

今の季節、すでに牡蠣の蕎麦が始まっていた。しかし、今日はちらし鮨とお蕎麦の定食を頼んでみた。酢で〆た白身やあなご、海老と細工したねたと錦糸卵、のり、レンコン、しいたけ、三つ葉が彩り鮮やかに塗りの桶に。蕎麦はかき揚げの入った暖かい蕎麦。昆布の出汁がしっかりと出ている。

空間から蕎麦屋に来た気にさせてくれるいいお店ある。


■西宮市越水 そば辰
営業時間 午前11時~午後10時
(ラストオーダー午後9時30分)
営業時間 毎月曜日(祝祭日は営業)
お問い合わせ TEL.0798-72-3522

隠し砦の三悪人  鑑賞

2008-11-22 00:10:37 | MOVIE

黒澤監督の映画をDVDで鑑賞。

大昔に見た作品ですが、見直してみると、発見がいっぱい。

 

 



  



秋月家の武将・真壁六郎太役の三船敏郎はやっぱりかっこいい。
そのかっこよさは、姫のためなら命も捨てる侍の"忠心"であり"尊敬の念"。そこには超えられぬ身分の壁があるが、それは世の秩序を保つため数千年かけて築いた民族の知恵であるから、侍は心から礼をもって接する。頭脳明晰、威風堂々。

それと比較して、己の強欲だけで右往左往する百姓太平と又七の二人。そのコントラストが、我々世代にはたまらない。生身の人間が忠実に描かれている。

この作品、2008年、5月に「ザ・ラスト・プリンセス」としてジャニーズ「嵐」の松本潤、アイドル、長澤まさみでリメイクされたらしい。

The Last Princess 隠し砦の三悪人



三船の役は、阿部寛が、まるで原版の三船敏郎本人かと思わせるような鋭い眼光を見せ期待にこたえていて良い感じだそう。期待が持てると思いきや。監督が勝手にストーリーをかえてしまい、最後は百姓の松潤と長澤のラブロマンスになるんだと!許せん!!何を考えているのやら。

この時代に、身分を越え、一国の姫と一百姓が恋に落ちるなんてことがあるはずもなく・・。百姓の松潤を主役にしている点も、本来のストーリーとは脱線。やめてくれー!

黒澤映画への冒涜以外の何者でもない。
みなさん、まず原作のほうを、ぜひご覧ください。