農家 民宿 レストラン・あんすろーじ

安心な食べ物 スローライフ 自給自足
を目指す 日本一百性が似合わない二人の
生き生きしすぎてる・・・日常

ドナドナ(岩手黒毛和牛編)

2009年07月09日 23時57分38秒 | 田舎暮らしへの道
おはようございます。
僕は黒毛和牛のべぇちゃんです。

今日僕はサツばあちゃんの手から「仲買いさん」に買われていくのだそうです。
僕は行きたくありません。サツばあちゃんのところが良いのにな~


競り場には沢山の牛がいて、なんだか落ち着きません。
他の皆も興奮しています。
僕は126番の札が付けられました。これからどうなるんだろ

お水もご飯も食べれません、とても喉が渇きます。
知らない白い服を着た人が来て、僕の体を触って行きます。
僕はどこにも傷がなく病気にも罹っていません、去勢も順調に終わっています。
僕のお父さんもお母さんも血統が良いそうです。

サツばあちゃんは最後まで付き添ってくれました。
ブラシを掛けて汚れた所をきれいにしてくれました。
ばあちゃん僕これからどうなるの?

アレレ、何かズルズルする物に括り付けられて、一列に並ばされました。
もう4時間以上も立ちっぱなしなので、へとへとです。

倒れてしまったウシ君もいました。
飼い主さんに値が落ちるから立てと、お尻を蹴られていました。
僕ももうへとへとです。・・・・・



ズルズルと引きずられていきました。僕は広い所でたった一匹になりました。
手綱を持った人が、僕に一回りしてアピールするように促したので、小さくぐるりと回って見せました。

サツばあちゃんの姿が見えないので不安でしたが、出口に見知った顔が見えたので
小走りで駆け寄りました。雅弘君でした。


僕の値段は税込387.450円でした。
サツばあちゃん僕頑張った?
アレサツばあちゃん!雅弘君!・・・・・・・

もう僕は知らない中買いさんの元に連れて来られました。
もうサツばあちゃんには会えないんだと思いました。

サツばあちゃんの作ってくれた、イモや大根 南瓜 菜っ葉、夏の香りの干し草、発酵させた稲藁・・・美味しかったな~。
もう永遠にさよならなんだね・・・・・バイバイサツばあちゃん