農家 民宿 レストラン・あんすろーじ

安心な食べ物 スローライフ 自給自足
を目指す 日本一百性が似合わない二人の
生き生きしすぎてる・・・日常

現実を見る!

2012年02月27日 22時20分36秒 | 東日本大震災
民泊プロジェクト2日目の日程は、南三陸町と気仙沼の

子供たちと再会することです。

そう昨年夏沿岸被災地の子供民泊に来てくれた小学生たちです。

元気にしてるかなあ、何を話ししようか?

そんなことを考えながら緩やかに山道を下ってゆきます。

視界が開けたと同時に現れた景色は・・・!!




テレビで見たまさにあの光景でした。

南三陸町防災庁舎、津波に呑み込まれる瞬間まで

避難を呼びかけたあの女性職員さん達が犠牲になった場所。

海沿いを少し走るとポツンと一軒だけ残ったアパート。




まるで原爆落ちたみたいな異様な風景が続きます。

表現する言葉が見つからない、知ってたはずなのに理解できない

でもこれが現実なんだ。

子供たちこれを毎日見ながら生活しているんだ。

待ち合わせ場所の伊里前小学校につきました。

津波はこの丘も軽々と駆け上がり、校舎1階を呑み込んでゆきました。




保護者のお母さんから聞いたのですが、校長先生の機転ですぐ後ろにある

さらに数メートル高い中学校に全員避難したため、奇跡的に

一人の犠牲者も出さずに済んだそうです。



再開した子供たちはちょっと大きくなったような気がします。

半年ぶりに会って婆ちゃん達も大喜びです。



南三陸町の子供たちに別れを告げ、次の目的地気仙沼へと向かいます。

車窓の景色は相変わらず人を絶望に落とし込むには十分です。





気仙沼で道を訪ねようとナビで見つけた交番に立ち寄ったのですが・・・。




交番には漁船が突っ込んでこんな有様です。

ホント自分の馬鹿さ加減に落ち込んでしまいました。

ここで起きたことわかっているはずなのに、なんでこうなんだろう。



今でさえまだこんな状態なのだから、被災直後来ていたらオサムは

間違いなくPTSDになっていると思う。

みんな頑張れなんて、そんな無責任な事とても言えません。

でもここに踏みとどまって生活している方々はホント凄い。

与党も野党も政権争いなんかしてないで、早く何とかしろー!!






追い打ちに絶句!

2012年02月27日 09時24分04秒 | 東日本大震災
みなさんおはようございます、オサムです。

東日本大震災から、もうすぐ1年が経とうとしています。

大地震、巨大津波、そして原発事故。

踏んだり蹴ったりどころの話じゃありません。


今月に入って、一関産の乾燥シイタケから高い放射線量が測定され

出荷自粛、さらに追い打ちをかけるように牛の餌となる牧草や

畦畔の刈り草などすべて使用自粛(早い話が禁止)となりました。

一年近くたって、なんだか今さらという感じです。

昨年秋以降個人的に乾燥シイタケなど測定した方たちから

今回発表のあったのとほぼ同一の数字は聞いていたからです。

まさに遅きに失した感は否めなせんがもう時間は戻せません。


当然批判の矛先は東京電力はもとより行政やJAに向けられます。

でもちょっと待てよ・・・。東電はともかく単にそういう問題なのだろうか??

そもそも原発事故がなければこうはなっていないわけですよね。

誰も経験したことのない異常事態。

その言葉だけではかたずけられない、構造的問題はあるかもしれませんが

せめて被害者同士罵り合うのはやめときましょう。

あー、朝から暗い話になりました。

スミマセン・・・・。



民泊プロジェクト研修旅行その4(ひ・み・つのお食事)

2012年02月26日 17時19分26秒 | グリーン・ツーリズム
みなさんこんばんは、オサムです。

先日の叔父に続いて、今度はつれあいの叔母が具合悪くなり

またまた救急車のお世話になりました。

幸い大事には至らず、来週中には退院出来そうです。

あみさんは仕事中だったので、オサムが一緒に病院に行きました。

毎日ホント何かが起こります。

ブログの更新もままならず、みなさんごめんなさい。


さて、民泊プロジェクト研修旅行その4は、旅の楽しみ~

お食事についてです。

よそ様の献立には興味があります。

一体どんな夕食なんだろう?期待は膨らみます。




お野菜中心のおなかに優しそうな品々が並びます。

ここまではきっとどこでも普通に食べれるのかもしれません。

ところが、そこから先が違ってました。

まずは枝を残して切った竹筒から、これまた竹を輪切りにした

杯になみなみと日本酒が注ぎ込まれます。



え~~っ!民泊プロジェクトの予算にはお酒含んでないよ~~。

でも安心、お酒大好きなご主人からのプレゼント、ウエルカムスピリッツでした。

やったー飲むぞ飲むぞ!!

タラの芽の天ぷらも出てきました。



時期的にはまだまだ早いのですがいったいどうやって?

奥様がそっと教えてくれました。

このタラの芽昨年春収穫したものを衣をつけて

一度軽く天ぷらにしてそのまま冷凍保存、食べるときに

2度揚げして出すのだそうです。

驚きましたね~、生のまま冷凍保存して揚げると苦みが強くなって

食べれませんでした。(昨年オサムが実験していました)

でもこの方法だと風味はそのまま、いつでもおいしいタラの芽の天ぷら

が食べられます。(目からウロコ)

今年早速試してみましょう!楽しみが増えたかも。

これでおしまいと思いきや、大皿料理がドドド~ン!




これ何の鳥かわかりますか?

なんと、「野生のキジの蒸し焼き地の野菜添え」の登場です。

一同大興奮!いや~美味かった!!!

キジは美味とは聞いてましたがここまでウマいとは!

添えてあるジャガイモにも程よくキジの旨みがしみ込んでいて

もう言葉になりません。

美味い料理と美味い酒、地域にある食材でここまでこだわるとは

脱帽です。

マタギの会を主催しているご主人ならではのおもてなしでした。

アイデアと食材とのコラボまで意識している姿勢は大いに勉強になります。

一緒に行ったメンバーの婆ちゃんたちも参考になったと

喜んでいました。

サプライズでプラスαのおもてなし、ここは民宿ですが

民泊でも予算が許す限り無い知恵絞りだして、訪れた方に喜んでもらえればと

酔いも回って頭の中はフル回転の夕べなのでした。




朝食は意外なものでした。

あえて洋食オンリーの品々が並びます。




朝そんなに食べられないよ~、夕べもおなかパンチクリンだし~

いやいや食べましたよー皆さん。

もちろんオサムも欠食児童(今こんな事言わない?)のようにバクバクと。

旅先での食の楽しみ、もてなしの心、民泊は旅館やホテルではないので

サービスについては考えることも多いのですが、たとえ同じ食材を

使っても見せ方を変えると食の喜びが一段と増すんですよね~。

ホント勉強になりました。

かじか村のご主人、奥さん暖かいもてなし有難うございました!

最後にみんなでハイチーズ(かなり古い?)




民泊プロジェクト研修旅行その3(地域の連携)

2012年02月22日 20時22分12秒 | グリーン・ツーリズム
みなさんこんばんは、オサムです。

グリーン・ツーリズム先進地としては、岩手では遠野や

花巻などが有名です。

同じ目標を持つ団体として、先進地視察としてはまずそういう所に

足を運ぶのが順当です。

でも今回あえてあまり知られていない場所を選びました。

比較的コンパクトな地区でどのような取り組みを行っているか

知りたかったからです。

ある意味その読みは外れていませんでした。

まさにコンパクトな、いわばマイクロスポットに地域の連携を

見ることができました。



いやあ、でっかい水車だなー。

真冬なので凍結して動いていませんが、こんなでっかい水車

真夏の暑いときにバシャバシャ水しぶきあげて回っていたら

かなり涼しげですよね~。

かじか村さんの敷地にこの地区の有志が作ったそうです。

シンボル的な位置づけを地域の人が意識しているのですね。

またこちらの看板は・・・。




なんとこんな山奥に、おしゃれなコーヒーショップが出現!

外観はこんな感じです。



我がたっこたい地区でさえ、商店が1件ありますが

こちらは本当に日用雑貨品のお店一つない場所です。

それなのに何でコーヒーショップが???

しかも満席で、少し待ったのですがとうとうコーヒー飲み損なってしまいました。

週末になるとこのお店目指して多くの方が訪れるのだそうな。

まさに立地条件など一切関係なく、この場所にお客さんを呼び込んでいるのです。

かじか村のご主人がお勧めだからと誘ってくれたのですが

実はこれも地域の連携を意識しています。

自分のところに来たお客さんを、その地域の別の場所にもご案内する。

さりげに地域でお客さんのやり取りが出来上がっているのです。

これは参考になります。

たっこたい地区でもこのような地域連携が図れたら、グリーン・ツーリズムに

さらに楽しさや、深みが出るかもしれません。


先進地といわれるところだけでなく、小さな集まりの中でも

アイデアを持ち寄っているなあ、と考えさせられた視察一日目なのでした。

民泊プロジェクト研修旅行その2(あまーいお・は・な・し)

2012年02月21日 11時50分35秒 | グリーン・ツーリズム
皆さんこんにちは、オサムです。

民泊プロジェクト研修旅行第二弾は、ちょっとあま~いお話を。



さて、この寸胴鍋の琥珀色の液体は一体なんでしょう。

お酒?ハチミツ?何かのお出汁?

いえいえ・・・。

では次の写真です。




ペットボトルに電動ドライバー????

しかも何かビニールチューブを用意して・・・。

あらら、白樺の幹に穴を開け出しましたよ~~。



そして先ほどのペットボトルを木にくくりつけ、穴にチューブを

差し込みました。



なんと樹液の採取を実演してくれたのです。

本当はイタヤカエデ、サトウカエデなどの幹から採取するのですが

雪と低温で山に入るのが難しいため、白樺でレクチャーして下さりました。

ちなみに白樺からも煮詰めるとあま~い樹液がかなり採れるそうですよ。

というわけで正解はメープルシロップでしたー。

もう少し煮詰めなければならない状態ですが、まずはお味見を・・・。




何とも優しい甘さですね~。

これこのまま発酵させたらメープル酒出来るんじゃないかな??

あ!すいません。何かとすぐお酒の話になってしまい。(反省)

民泊プロジェクト研修旅行その1

2012年02月19日 21時21分10秒 | グリーン・ツーリズム
みなさんこんばんは、オサムです。

たっこたい民泊プロジェクトの研修旅行、

先進地視察なのですが、あえてどうしても気になっていた

農家民宿さんを訪れました。

宮城県登米市にある農家民宿「かじか村」さんです。




ここのご主人は普段は仙台市で印刷会社を経営されています。

でも実はバリバリのアウトドア親父さんなのです。

土曜日曜を利用してとうとう農家民宿を開業してしまいました。

すごいの一言です。

もともとこの土地のご出身のご主人、森林インストラクターの認定を取ったり

実家の近くにある古民家を写真のように改築して開業にこぎつけたのです。




家の中はこんな感じ、広々として暖かい空間が広がっています。

母屋の隣にはこんな懐かしい看板のある、作業小屋があります。





ここでどんな楽しい出来事があったか、明日またご報告いたしますね!!

埼玉・快晴・雪無し・強風!

2012年02月16日 09時23分21秒 | グリーン・ツーリズム
おはようございます、オサムです。

せっかく大変な思いをして、合鴨フォーラムに出席

させていただいたのですから、農家民泊、グリーン・ツーリズム

一関市の事、いっぱい話してきましたよ~。

そして合鴨米のサンプル、農家民泊のパンフレットも・・・・。




あみさんインフルエンザに厳重警戒しながらのお店番です。





今回は埼玉まで車で行き、そこからJR高崎線に乗って上野まで、

そして東京メトロ銀座線で浅草までの行程でした。

キャスター付きの旅行バックに計12キロ+αの合鴨米お試しパック

詰め込んで、ヒイヒイ言いながらの道中でした。

でもおかげさまでほぼ完売!!

買ってくださったお客様有難うございます。

帰りの電車は荷物が無くなってさぞや軽くなるんだろうと思っていたら

甘かったです。

ノートパソコン、一眼レフのデジカメバック、暑くて脱いだ服

フォーラムで買ったお土産などがギッシリ!

結局オサムはやっぱりヒイヒイ言いながら埼玉まで帰っていきました。(涙)


桶川から東北自動車道久喜インターまでの道すがら

以前勤めていた職場の前を通りました。

ついつい車を止めてパチリ!!




あれからもう丸三年、3月になると四年目に突入です。

長い間我が家の生活を支えていただきありがとうございました。

日曜日なので人けはほとんどありませんでしたが、何人かお会いしたい方が

いるのです。

まあ、また来る機会もあるでしょう。

それまで暫くごきげんよう、さようなら!


やっぱり埼玉は快晴でした。

鼻の中がバリバリに乾くほど乾燥しているし・・。

あたりまえだけど雪のゆの字もありません。

どこもかしこも、アスファルトにコンクリート。

でも相変わらず赤城おろし(からっ風)はすごい!

ここで14年近く暮らしていたんだなあ~。

仕事、買い物、交通は抜群に良かったけど、お金がないと

生きてゆくのは難しいのが都会です。

まあ、お金あるに越したことないけどね。

おっと愚痴っぽく聞こえました?

それではこれにて、報告お・し・ま・い!



オサム満座の席に驚く!

2012年02月15日 08時33分45秒 | 合鴨君
おはようございます。

確定申告、民泊プロジェクト決算のダブルパンチで

睡眠不足のオサムです。

この週末はグリーン・ツーリズム先進地視察旅行が控えているし

来月はベトナムのメディア関係の方々の、

農家民泊をお引き受けすることになっております。

もう二つ三つ体が欲しいです。


さて先日ご報告した「合鴨フォーラム東京大会」の続きです。

午後からのプログラムで「合鴨農法の魅力」について

オサムは講演を依頼されておりました。

大学教授や専門家の皆様を前に、ろくな高等教育も受けていない

自分がしゃべるのです。

午前中は福島原発の放射能汚染問題で会場は少し重苦しい

空気が漂っていました。

正直考えました・・・・。

この雰囲気で「魅力」とか「楽しみ」をペラペラ語って良いものだろうか?


でも講演原稿もプロジェクターの写真も用意してしまったし・・・。

やるっきゃないか!


会場は300人以上の聴衆の方がいます。




自分では大勢の聴衆を前にして、もっとビビると思っていました。

ところがそうでもなかったんです。

この際なので若干笑いを取る方向に専念しました。

あまり中身のある話とはいきませんでしたが、確かに笑いを取る点では

成功したみたいです。

夜の懇親会では多くの方が近づいてきて、オサムの話を褒めてくれました。


ところであみさん、オサムの雄姿を撮った写真は??

あみ「ゴメン!パワーポイントでスライド動かすのが忙しくて
   写真撮れなかった・・・。」

え~~~っ!証拠写真ないと誰も信じてくれないってばさ~~。



第22回全国合鴨フォーラム東京大会

2012年02月12日 22時52分36秒 | 合鴨君
おばんでございます。オサムです。

3年ぶりに東京の地に降り立ちました。

東京の空気、少し酸っぱくてコーラのような匂い。

地下鉄銀座線に乗るのも何年振りだろう・・・。

今回の合鴨フォーラムは中身の重いものとなりました。

もちろん福島原発事故がその主因です。

とても一回や二回のブログでは語りつくせません。

多くの大学教授、学識経験者、消費者団体の方々みんな真剣です。



こちらは熊本大学文学部総合人間学科教授 徳野貞雄先生です。

九州弁丸出しの辛口論評でひそかにフアンです。



この方は消費者団体の代表の方です。

子供にいったい何を食べさせていいのか、本当に悩んでおられました。

もっともです。

何を信じたらよいか、どの情報が正しいのか、暗中模索だからです。

そんな大学教授、学識経験者、食品分析センター所長などの皆様に交じって

あれあれ~~え



なんで君そこにいるのーー?

その訳はまたご報告いたしますね!



んんー。東京スカイツリーこんな近くで初めてみたよー。

もう完全にお上りさんのオサムでした~~。

初回報告お・わ・り!!

東京に行ってきます

2012年02月10日 00時34分18秒 | 合鴨君
今週土曜日曜で東京に行ってきます。

合鴨フォーラム出席のためです。

20分ほど時間いただいて、合鴨農法の魅力について

お話しさせていただくことになっています。

プロジェクターを使用するため、パワーポイントという

ソフトを買ってきました。

ギリギリまでどの写真使おうかとか、文字入れなど

不慣れなソフトに悪戦苦闘中です。

話の練習もしなきゃならないし・・・。

本当に間に合うのかしらん?

お留守番の人を頼んでいますので、泥棒さんはあきらめてくださいな。

さすがに今回は被災犬「空」も猫のクマも連れていけませんので・・・。