心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに ナンバー2216 世界各地に影響を与えたバアル信仰

2024-05-22 21:00:59 | Weblog
ナンバー2216 2024.05.22  世界各地に影響を与えたバアル信仰
レムリアで信仰されていた角を持つ神々バアルは、紀元前3000年初頭の中近東の文献に登場しますが、最もよく知られているのは紀元前1250年頃のウガリット文書です。
古代オリエントの主要な神、偉大なオリエントの神としてウガリット文書にバアルが出てくるといいます。
バアルを信仰していた古代都市国家ウガリットは、今のシリア・アラブ共和国にあった国でした。
ウガリットは北方のヒッタイトと南方の古代エジプトという強国の勢力圏にはさまれた場所に位置していたため、交易の中継地の貿易国家として栄えます。
最盛期は紀元前1400年といわれますが、紀元前1300年代中ごろの地震で壊滅的な被害を受けた後、再び繫栄しますが北方や地中海から侵入してくる民族に悩まされ、海洋民族ヒッタイトによって紀元前1100年以後に滅んだといいます。
バアルはヘブライ語で書かれた聖書とウガリット語では、バアルと表記されますが、セム語でバアルは本来「主人」や「地主」を意味して雨、嵐、または戦闘の神でした。
バビロニア式の発音では、バールですが、表記はベール、ベルになるといいます。バアル信仰の歴史は古くからあったといいますし、また貿易国家のウガリットで信仰されていたためでしょうか、バアル信仰は世界中に広がっていくことで、たくさんの異名ができたようです。
バアル信仰は自然のうちに神を発見しようとする内在の宗教だという説があります。
バアルはあくまでも自然を超越する力を持つため、雨、風、雲を支配して、バアルだけが人間や家畜の不妊や作物の不作から、さらには死からも救い出せるのだと考えられていたといいます。
バアルによる保護がなければ、必ず災いがもたらされてしまうと考えられていたといいます。
バアル信仰はヤハウェ信仰のように安息日や十戒のような宗教上の制限や律法の規則といったものを守る必要がありませんでした。
バアル神の父はエルといい、牡牛のエルともいいます。
エルの妻はアシェラ神で、数十人の神々を産んだといいます。
女神アシェラは神々の母、海の母とも言われます。
ウガリットが滅んだ後も神々は移動をし続けて、ギリシャ神話にも登場します。
アシェラという名前からヒンズー教のアシュラが思い浮かびますが、インドからさらには日本にもバアル信仰は広がっています。
ナンバー2217 2024.05.26 につづくことでしょう
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