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こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【読書の醍醐味~1人わらしべ長者的3】

2019-03-12 19:19:19 | 本紹介
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分神明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

3、4月無料体験
3月19日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席6名
4月9日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席5名
4月23日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席6名

学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂今日のお話は
【読書の醍醐味~1人わらしべ長者的3】

話せば長くなりますが。
そういう前置きをする時がありますよね。説明したいことが入り組んでいる場合。まさに、それが今回の内容です。そして、読書世界が広がっていったので、サブタイトルは
「1人わらしべ長者的」を加えてみました。

誰からも期待されていませんが、読書の醍醐味は今日で第三話。とうとう、ご対面のまきです。

二子新地で花田菜々子さんの本を紹介され、本の中にでてくる下北沢の書店に足を運び、カルチャーショックをうけた私。

その週末に参加する花田さんのトークショーに出演する佐藤文香さんの本を読むことになりました。トークショー前夜も、ゲラゲラ笑いながら読書をしました。そして、あっという間に読み終わりました。

とうとうまちにまった、トークショー当日。

私は花占いをしている気分でした。花田さんが、元同僚の私に、「気づく」「気づかない」。そして、さらに不安が。
「この人、知ったかぶりしてノコノコやってきたよ。」
と思われるのではないか?私が花田さんの立場ならそう思う。知らんふりをしようと心に決めました。

トークショーの前は、18時まで川崎で仕事をしています。乗り換え検索では、渋谷までの乗車時間だけで30分弱。トークショーは開場18時30分。開始が19時。ギリギリです。

青山ブックセンターに入場予約に行ったとき、
「すみません。仕事でギリギリになると思いますが、大丈夫ですか?」
と聞いてみました。
「途中からでも入場できます。席は先着順なのでどうなるかわかりません。」
と言われていました。

仕事が終わり、
「お疲れさでした。」
と言い終わるや否や、駆け出しました。ナイスミドルのダッシュはなかなか体にこたえます。でも、時間に遅れては目立ってしまう。乗車してからも、自問自答が続きます。
「知っている人の本を読んだからと、会いにいくのがいいのか?どうか?」
でも、本の話がでるなら聞いてみたい。そして、佐藤文香さんもどんな人なのか観てみたい。不安な気持ちよりも、好奇心が勝っていました。

渋谷に到着すると、またしても方向音痴が発揮されました。こどもの城方面にいくのに、逆の渋谷警察の方面改札を出てしまいました。
「やっちまったな。」
そして、グーグル検索する手も震え。時間は18時40分になっていました。
大慌てでエスカレーターを下り、開場入り口で入場券を出すと、新しい入場券をいただきました。


▲入場券



▲トークショー開場


時間ギリギリに到着した会場。ひっそり後ろから観ようと思っていたのですが、なんと、一番前しか空いていません。ドキドキは止まりません。

トークショーがはじまりました。いつものようにメモをしていのですが佐藤さんと花田さんが
「ここでの内容は絶対にSNSで拡散しないように。」
と笑顔で言われました。そこで、メモもしまいました。

私は約束を守るほうです。
ですから、とても楽しかったトークショーのことは一切書きません。
それでいいですよね。御両人。

さて、トークショーが終わりサインタイムとなりました。佐藤文香さんの本、購入して持っていたので、お願しにいきました。
「お名前は?」
渡していただいた紙に私の名前を書くと、佐藤さんがサインしてくださいました。
「初めて本を読んで、声をだして笑いました。」
「ありがとうございます。」
佐藤さんは、とてもお綺麗でした。知的なお色気がありました。


▲サインしていただきました



▲佐藤さんと
記念撮影
聡明な方でした


書店の方に聞いてみました。
「花田さんの本を購入すると、サインしていただけるのですか?」
「はい。大丈夫ですよ。」
トークショーは佐藤さん主催で、花田さんはゲストだったのです。早速、本を購入。読み終えた花田さんの本は、他の方の本だったからです。

ドキドキして花田さんに本を持っていくと
「知っている方ですよね。」
覚えていてくれたのです。
「そうです。以前の職場で・・・・(現場では仕事先企業名をいいました。)」
「あー」
なんだか、とてもテンションがあがっていました。


▲花田さんのサイン



▲嬉しかった!


花田さんは、日比谷「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」で店長をしています。日比谷の書店ものぞいてみたいと思います。

久しぶりにお会いさいた花田さんは、お綺麗で魅力的な方でした。そして、本を読んですぐにその作者の方お二人にお会いすることができるとは、幸運でした。

日比谷「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」では、イベントがあります。今年で1周年だそうです。みなさん、足を運んでみてください。私は仕事で残念ながら参加できません。
イベント
3/24(日)12時〜 山崎ナオコーラ×牟田都子×花田菜々子トークイベント
「本への愛、本屋への愛」
詳しくは書店まで
https://twitter.com/hibiyacottage

花田さんの本の中に、とても会いたい書店の方に自らオファーして京都まで会いに行くところがあります。この日の私は、まさにその気持ちでした。会いたい人、やってみたいこと、チャンスがあるなら、「速攻」というのが私のポリシーです。

みなさんも「速攻」試してみてください。


3月の紙芝居
3月13日(水)
3月27日(水)
15時~18時30分くらいまで
二子新地
駄菓子木村屋さん
中庭マルシェ
https://takatsu-kawasaki.mypl.net/shop/F00001000005/
★紙芝居(無料です!)
毎月第二第四水曜日

★★新イベント
4月3日(水)
影絵イベント
午後からの予定。
みんなで影絵をうつしてみよう

インスタグラムmasasayama
こくごレストラン
イチョウの木
https://www.instagram.com/masasayama/?hl=ja
フェイスブック
https://www.facebook.com/kokugoresutoran/
国語作文教室in川崎
こくごレストランHP
https://www.kokugoresutoran.com



【読書の醍醐味~1人わらしべ長者的】

2019-03-10 19:30:40 | 本紹介
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分神明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

3、4月無料体験
3月19日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席6名
4月9日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席5名
4月23日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席6名

学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
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申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂今日のお話は
【読書の醍醐味~1人わらしべ長者的】

話せば長くなりますが。
そういう前置きをする時がありますよね。説明したいことが入り組んでいる場合。まさに、それが今回の内容です。そして、読書世界が広がっていったので、サブタイトルは
「1人わらしべ長者的」を加えてみました。

スタートは一冊の本からです。


▲「出会い系サイトで
70人と実際に会って
その人に合いそうな
本をすすめまくった
1年間のこと」
花田菜々子著
株式会社河で書房新社


一冊といって二冊あるのはなぜ?とお思いでしょうが、とにかく、入り組んでいるのです。

先にこちらの本からの説明になります、


▲アップ


この本は、二子新地駄菓子木村さんで紙芝居をさせていただいているご縁で、出会いました。木村さんのコミュニティーでは、かしこまらない「ソフトビブリオバトル」が開催されていました。栄えある第一回の担当になった若者(名前を存じ上げません。すみません。)が、紹介してくれました。この時10冊の紹介があり、木村さんからお借りして読むのはこれが二冊目でした。この本は、10冊の本を紹介したかたのお友達の紹介です。そして、この彼女さんが作った本の帯がついていました。

「今の自分から“脱皮”したくないですか?そんな時に読みたいエッセイです。」
これを見たとき、
「私、脱皮しまくっているけど。」
と軽く思っていました。1冊目を返却したとき、木村さんのイベント会場にあったのがこの本でした。
「若者が紹介する本を読んでみよう!」
そんな軽い気持ちで読み始めました。

読み進めると、とても面白い。そして興味深い。どんな人が書いているのだろう?と本の後ろを見てみました。職歴に、あれ?という事が書いてありました。私の以前仕事をしていた職場です。その職場も、オープンして長いしどの時期かわからないしな。でも「花田さん」っていたような。

そうなると、もう本の内容が入ってきません。

毎晩ベッドに本を数冊もっていき、スタンドのライトをつけて読みます。寝てしまいガックと本を落とす瞬間が好きなので、朦朧として読書をしています。しかし、この日は、「私の知っている花田さん」なのか、「私のしらない花田さん」なのか、調べてみることにしました。パソコンを開き、おそるおそる「花田菜々子」を検索すると写真がありました。

「花田さんだった。」
びっくりです。それからは、本を読むのが申し訳ない気持ちになりました。

Aさんの話を、Bさんから聞いてしまうときがありますよね。その内容がヘビーであるほど、Aさんに申し訳ない気持ちになります。それが勝手にBさんが打ち明けてきたとしても。

花田さんのプライベートを半年しか一緒に仕事をしていない私が、のぞいていいのだろうか?

そんな気持ちで本を読みすすめました。途中から、そんなことはどうでもよくなり、「花田さんファン」になりました。どの話も面白い。そして、実際に本にでてくる場所を訪ねることにしました。

明日へ続く・・・・

3月の紙芝居
3月13日(水)
3月27日(水)
15時~18時30分くらいまで
二子新地
駄菓子木村屋さん
中庭マルシェ
https://takatsu-kawasaki.mypl.net/shop/F00001000005/
★紙芝居(無料です!)
毎月第二第四水曜日

インスタグラムmasasayama
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イチョウの木
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【懐かしいコミック】

2018-08-27 19:19:19 | 本紹介
[懐かしいコミック]

夜東京MXの番組を見ていました。バラいろダンディという番組。この番組は主人が好きで毎晩見ています。私はパソコンに向かって仕事をしており音声だけ聞いていました。そこで、懐かしいコミックのタイトルが聞こえました。慌ててテレビ画面の見える所に行くと・・・

「マカロニほうれん荘」展8月26日日曜日まで大坂。
そして、そのコミックが机の上に並べてあります。私はこのコミックが大好きで、全巻持っていました。ギャグ漫画。後にも先にもギャグ漫画を購入したのは、これだけです。

「マカロニほうれん荘」
鴨川つばめ作品。「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)において1977年から1979年まで連載されていました。私は当時、チャンピオンを購入していた記憶があります。週刊誌なので、お小遣いも足りなくなり、途中で単行本が出るのをまっていました。

私が持っていたので、たまに姉ともその話題になります。唇のあつい人を「きんどうによう」と揶揄することもあります。伝説のコミックです。

大阪で開催のこのイベント、数か月前には東京の中野ブロードウェイで開催されていたようです。知っていたら行きたかったです。原画の展覧会。

そして、昨日。待ちにまった、「キャンディ・キャンディ」をYさんにお借りしました。Yさんは、私に「キャンディ」を貸してくだるために、ノースポートのイベントにご来場いただきました。

▲キャンディ・キャンディ
原作・水木杏子 いがらしゆみこ


イベントから帰宅し、スーツケースからコミックを取り出しました。すぐに読みたい気持ちを抑えて、風呂に入りました。エアコンは設定温度低めにして、万全の読書体制にしました。はやる気持ちを「おさえて、おさえて」。

そして、飲み物を用意して、リラックスした状態で読書開始です。

舞台はアメリカでした。キャンディが1巻で、「丘の上の王子様」に会うのですが、その人がバグパイプを吹いているので、スコットランドのお話だと思っていました。

そして忘れていた登場人物。そして急展開な部分と、なかなか進展しない部分。1巻から3巻くらいまでのストーリーは鮮明に覚えていますが、キャンディが看護婦を目指していたこと、恋人であるテリーとの別れなど4巻以降の話はすっかり忘れていました。

そして、こんなに不条理な展開だったかな?と思いました。ことごとく、不幸がやってくる。キャンディはとてもモテル女性。キャンディを好きになる男性が沢山できてます。その中で、若いころは目くれなかったステアーという男性を見直しました。大人の態度でキャンディを愛し続けます。「好き」とは言わないと決めて、距離をとって接し続けるのです。そして、その恋人であるパティーも、ステアーのキャンディの思いに嫉妬することがない。この漫画を読んでいた世代は、ステアーの恋愛観をどう思ったでしょうか?

そして、随所で涙が出ました。登場人物が報われない。そこが悲しくなりました。読書途中で帰宅した主人は、私が泣いているのでびっくりしたようでした。

韓国ドラマでは、孤児院で育てられた主人公の出生の秘密がストーリーで重要になるのですが、キャンディは孤児、それ以上の表記は一切ありません。

そして、アルバートさんは何歳かわかりませんが、キャンディが幼いころあったのがアルバートさんなら・・・・光源氏が、後の紫の上を見染めるシーンが思い浮かびました。出会った時、アルバートさんはキャンディに恋愛感情はなかったでしょうが。

そして、最後のほうで、以前意地悪していたニールまでがキャンディを好きになります。これは必要だったのかな?この展開を読むと、ニールも男なんだな、と思います。

今回は、先を知りたくて焦って最後まで一気に読みましたが、またじっくり読む予定です。


インスタグラム
masasayama こくごレストラン
https://www.instagram.com/masasayama/?hl=ja

[AIが東大受験?]

2018-07-05 19:04:51 | 本紹介
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸として、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。
★夏休み無料イベント
ベジ&アートフェスティバル
7月29日(日) 
(高津区民祭同時開催)
二子会館
13:30~16:30
無料で紙芝居
100円でタングラム作りのワークショップ

★夏祭り@ノースポート
センター北ノースポート6階
8月19日(日)
8月26日(日)
無料で紙芝居
100円でタングラム作りのワークショップ

○7月・8月は、塾の無料体験はお休みします。

★夏休み作文(読書感想文)教室
夏休みの作文または読書感想文を書くコツお伝えします。
授業は50分。一コマ4名まで。2000円です。
開催場所 神明神社(武蔵中原駅徒歩15分)
開催日7月24日・31日8月21日・28日
全て火曜日
時間によって対象学年が違います。詳しくは、ホームページまで。
ホームページ小学生の国語作文塾 in 川崎 こくごレストラン
https://www.kokugoresutoran.com


こくご食堂今日のお話は、
[AIが東大受験?]

今日は衝撃的な本をご紹介します。

▲「AI VS 教科書が読めない子どもたち」
新井紀子著
東洋経済新報社

この本のタイトルをみて、手にとらずにはいられませんでした。

ロボットで東大合格できるか、というプロジェクトの1人であるこの作者。東ロボットと名付けられたAIは、MARCHと呼ばれる大学入試問題までは、クリアしました。しかし、東大の問題は難しい。どの教科で?

それが、英語と国語です。

なぜか?例えばつぎの日本語を英語にするとしましょう。
「私は先週、山口と広島に行った。」
I went to Yamaguchi and Hiroshima last week.
となります。しかし、友人の山口さんと広島に行った場合は、この英文では対応していません。AIが翻訳をしているようですが、実はAIに解答を入力している人がいるわけです。その技術者が大量のデータを入力しなければ、AIは紐付けできないのです。

作者は、「日本人の生徒達が日本語を読めない」という点も挙げています。その読めない日本語は、こんな文章です。
以下上記書籍より

アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

この文脈において、以下の空欄にあてはまる最も適切なものを選択肢のうちからえらびなさい

セルロースは(    )と形が違う
1 デンプン
2 アミラーゼ
3 グルコース
4 酵素

答えは1のデンプンです。なぜか、3のグルコースを選ぶのです。

「文章が読めるか」確かめる試験の分類は、「係り受け」「照応」「同義文判定」「推敲」「イメージ固定」「具体例同定」。この問題は「係り受け」にあたります。そして、「係受け」と「照応」。この分野では、AIの正解率が高いのです。それ以外がAIの苦手分野です。

一部地域で実施した、こうした学力テストをして、実態を把握することを推奨しています。テストを実施するだけでなく、テストから生徒達の苦手分野をみつけて、それを向上させる方法を学校全体ひいては、地域でその問題を考えることが必要だと言っています。そして、読書量とこのテスト結果は相関関係があるわけではないそうです。本を読んでいても、読み手がどう感じるかが大切で、文字を追っているだけでは、読解力向上につながらないからです。

そこで考えました。AIが東大の入試問題が解けない理由は、このテストで結果がでた、「同義文判定」「推敲」「イメージ固定」「具体例同定」です。このテストを何度も繰り返すことも大切かもしれませんが、AIが苦手な分野の下地になる能力をみにつけることが必要だと思います。それが、私の塾で実践しようとしている「自分の言葉で話す」→「文章を書く」です。その作業の間には、自分の思考を発表できる雰囲気も関わってきます。自分の話を聞いてくれる仲間や大人がいて、そこで自由に語ることから、「自分の言葉」は生まれます。自分の言葉を発する、自分の言葉で書くことができるようになると、地頭が強くなるのです。

この本の作者の出した結末は、
1 AIが仕事を奪う
2 AIにできない仕事が残る
3 しかし、AIに仕事を奪われた人も2の仕事に移行する
4 2の仕事の人も油断できない
5 あぶれた人は新しい仕事をみつける(起業)
この5には、独創性がないといけません。

そして、この読解力を養うための試験、「RST」を中学一年生で受検する活動をしているそうです。

読解力は中学生前までの経験に関連があると思っています。その為には、自分の意見を言える、または聞いてくれる場所が必要だと思っています。私の塾が、自分を表現できる場所の一つになればいいと思っています。

インスタグラム動画
発声練習風景
川崎にあるワンカラ。
1人専用カラオケでの練習風景。
masasayama こくごレストラン







[爽やかに読む]

2018-02-13 12:29:55 | 本紹介
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[爽やかに読む]

スピーチライターという職業を御存じでしょうか?この本は、そのスピーチライターを題材としています。

▲「本日は、お日柄もよく」
(原田マハ著・徳間文庫)


さて、この本は、ボブリオバトル高校生全国大会を観戦して購入した本です。高校生のプレゼンテーションが素晴らしかったので読もうと思いました。

とっても読みやすく、先週末土曜日と日曜日を利用して楽しく読むことができました。これは、日本のあの首相のことだろうか?と思う登場人物・アメリカの政治家は実名ででています。この小説が書かれたころ当時の日本や世界のこともえがかれています。

主人公の「こと葉」さんの名前の由来も素晴らしい。俳句の先生である、おばあ様の命名です。私にはそういった家柄でないので、素敵!と思いました。そして、少し恋愛、少し政治。いろんなことがちりばめられていて、堅苦しいことなく、ドキドキハラハラします。そして、注目していただきたいのが、登場人物の名前です。とても面白いです。言葉遊びとはこういうことを言うのかな?と思いました。

冒頭にお話をした、スピーチライター。外国では優秀な方々がいらっしゃるそうです。私が創業しようとしている塾でも、プレゼンテーションを授業に入れたいので、とても参考になりました。言葉を紡ぐということは、表面だけを繕うことでなく、心の底から聞こえる声に耳を傾けることなのだな、と感じるお話です。

全体的に綺麗にまとまっていて、心が黒い私は、「ここにまさかの展開が・・」などと、深読みしすぎて疲れてしまった部分もありました。そんな邪な思いをもたずに、爽やかに読んでいただきたい作品です。

お子さんが読書をしなくて・・とよく相談されるのですが、まずお母様が読んでみてください!と返答しますが、そんなお母様たちが爽やかに読んでいただくには持ってこいの小説です。

そして、この小説の作者、原田マハさんにも興味を持ちました。他の作品を読んでみたいので、検索をしてみると、大学で美学美術史を専攻されて、バリバリのキュレーターとして美術館で仕事をされて、今はフリーのキュレーターです。私と同じと言っては失礼かもしれませんが、美術史を専攻した同士だと思ってしまいました。書籍には美術に関するものも多く、これから原田マハさんの作品を読んでみようと思います。

ビブリオバトル高校生大会から、美術のツナガリができるとは想像もしませんでした。まだビブリオバトルで購入した本があります。次はどんな発見があるのか、楽しみです。