学童さん日誌 酸いも甘いも

冬ですよ。
くそ寒いったら、ないですのよ。
マイスイートは未だ半そで半ズボン、彼は帰り道、中学生に、「半そで半ズボン」どんだけー、と言われたそうです。

児童館相変わらず可愛いですよ皆様。



相変わらずのろけを。
きっと来年度は関われないから。
細かいことも全部字面にしとくのです、悲しいけどきっと
忘れてしまうから。


言い訳みたいに書く、学童さん日誌。





昨日のことです。
帰ってきたら学童さんはロッカーに自分の荷物を詰めますね。
で寒い時期で上着が飛び出てたりします。
何気に畳んで
「それ、Ｈくんのやで」と言われたし、ロッカーに入れときました。
したら、そのＨくんがやってきて
「誰やおれの上着畳んだん！」
「先生やけど」
「畳むなよ！」
「…え？何それー」
「畳むなよー！」
と、言いながら向こうへ行ってしまいました。
「こらー」と言っていると、その友達のＲくんが
「じゃあ僕が代わりに言うわ、ありがとう！」
「え、なんかありがとう。Ｒくんはいい子だな」
と言っていました。
その後、しばらくして、私がぼんやり違う作業をしていると、Ｈくんが遠巻きにドアを開けて其処から
「先生、ありがとう！」
と言ってドアを閉めて走り去りました。
あまりに突然で遠巻きだったので一瞬自分のこととは思わず聞いていましたが、…いや、よかったです。
「あいよー」と走り去る彼に言いました。
あー

自分の可愛いと思う人に似てる子が居て、その子自身素直で可愛くて甘えたなのですが、最近めっぽうひっついてくれなくなってたのです。
しかしこの日はやたらマメに声をかけていたら、膝の上に普通に座りに来ました。
うっかり感動した。
あー

最近はクリスマス会に向けて出し物の練習があるのです。
その練習で学年ごと一階・二階に分かれるのですが、やんちゃなＮちゃんが自分は一階なのに二階に行って、二階の子から「連れ出してくれ」と頼まれて。
「さあこっちだ」と強制引上げをしたら、ぎゃっと引っかかれた。
血が出た。
小さい子はひっかきとつかむ力がすごいそうですよ。
「痛いねんけど」
といってせまり「ごめんなさい」を言わせておりました。
むあー

バイト上がり時間直前に、Ｔくんに
「オセロしよう」と言われ、しまったな、すぐ帰らなならんけえな…と思いながらやっていたら、二年生のＫくんが
「先生この後僕とオセロな」と言って行って。
どうしようと返事できぬまま居り、定刻過ぎて、Ｔ君にやたら謝りながらオセロを途中で終え、事務室で帰る準備をしていたら、Ｋ君がやってきて
「先生、僕とオセロするって言ったやんか」
「ごめんな、ちょっと言えんかったけど、先生もう帰らなあかんねん」
「なんで」
「用事あんねん、ごめん」
「するって言うたやん…」
「また今度しよ」
とか言うていたら、ほかの先生に
「用事ないのに事務室入ってたらあかんやろ。…なんやそんなロッカーのところで村井先生と二人っきりで。そんな先生が好きなんか」
と言われて、無言で出ていきました。
…ううわー！

先週なんかね、これ書いたかな？わかんない、いいや！
その日は5時半上がりだったんすけど、稽古が6時からでね、五時半には児童館でな稽古場に間に合わんのですわ。
したら20分ぐらいに、Ａちゃんが膝に座ったままテレビを見はじめまして、熱心にどこが面白いか教えてくれるわけです。
で、5分後ぐらいに、椅子に座ってみていたＳちゃんがこっちをみながらやってきて、Ａちゃんの座ってない方の膝に座ってきまして！
やべえ、半に帰るのに…どうしようこの贅沢、お迎えはよきはるかしらと思いながらいまして
定刻
「ごめん、先生時間やし帰るわ」
「あかん！」
「だめ！」
より座を深くしてきましたよ!?
ちょ…もうどうしようこの贅を尽くした加減、この二人が又素直で甘えたで可愛いひとたちなんだまた…えー
10分後
「先生、もう帰らな…」
「あかん」
「だめ」
…、こんなね。
ないですよ、居たいよ、嬉しすぎるよ、可愛すぎるだろお前たち！
ただ私は6時からの稽古のうっかり演出なんです、演出がこんな遅れ方したらだめだろ、厳格な感じで行かなきゃだめだろ…
…早くお母さんのお迎え来ないかな…
6時
お母さんお迎え…、ああ。
無理です、こんな、膝から追い出すとか…
力ずくでも二人は無理です。
頑張ったけど無理でした。
そもそも無理すぎます、こんな…とても。

もうね…



なんか別に酸いことなんかほとんどないです。
なんか語呂で。

あー



甘い。