材料

ここのところ私が感じていた不安は

無駄に「野心がない」ことだった


今日、人前で初見で「朗読して下さい」と渡された文章を、なんお変哲もなく読んだ。

朗読に興味ある、ぜひ勉強したいなどとのたまっておきながらその読みは、あんまりだった。

酷過ぎる

なんのビジョンもない

あまつさえ発音も、読まちがいもあるザ・ボロボロ



そうか、本一つ渡されて私は、何の芸も出来ないのだ

痛感した


落語してみたい、講談できるようになりたい、その芸に半端なくみせられているはずなのに

私は、何一つ努力してないのだわ

うっかり痛感

遠い！



でもこの肩落としは、非常に懐かしく、心地いい物で

これがないとなんも始まらんこと思い出した


これだから世界を諦めることは容易くないのです、そうなのです



自分の力の無さに失望したけれど空は晴れてますね、そうなのです



意欲は伴うものであって、それ自体ではない

野心は突破口であって、それ自体ではない

画は最初であって、たどり着くのはそこではない



時間もあって心の準備もついたので、機会を！

あー、起用してくれー！