劇団チリアクタ「てん」終了しました。

おかげさまで無事に終了することが出来ました。

公演を見守ってくださったお客様にただひたすらの感謝でございます。


チリアクタは和やかなカンパニーで、なんでも詰めたがる私にはピクニックのようでした。

それがまたなんかすごく楽しいのですね。

こういうふうに芝居を考えれたことも、やれたこともなかったので嬉しかったのです。

やっぱり、てか案の定てかほんま自分偏ってるのなと改めて思いましたよ。

繰り返しますが、嬉しい気付きだったのです。


私はもともと好き勝手しがちな役者で、ただぐちゃぐちゃにするみたいな傾向の強い方で

ここ何年か６年くらいは制御されることのなかに身を置いていた気がします。

で、始めは窮屈やったそれに慣れたころ、私はちょっといろいろがわからなくなりました。

好き勝手とか、自分の発想とか出なくなったんですね。

自分は面白くない人間に変わったんだなと思って、残念感をぬぐえなくて

自分の芝居の自由の無さに最初は焦って、ついにはあきらめ始めておって

また性質の悪いことにこの課題は下層に追いやられて、正直認識していなかった、できていなかったのです。

チリアクタの稽古中、「なんでこんなに楽しいのかよくわからないけど自分がいっぱい出たな」と思いながら帰ってくることが多くて

昨日打ち上げでチリアクターズに話している時に気付いたのです。

話しながら自分の恵まれ度の高さに驚愕していました。


とかく私は自分のカンパニーについて甘えが激しいもので

今年はいろんなカンパニーさんに寄せてもらえていて本当に助かっています。

芝居を作ることを客観視できるし、演出家によって全然空気が変わること、当たり前なんだけど再認識できる。

だからこそ日ごろ見えていない自分のカンパニーの良さも感じれるわけで

本当助かっています。


どんどん好きなものが増えていきます。

これ以上の仕合せは他にはありません。


重ねて、ただひたすら、見ていただいたお客様、関わっていただいた皆さんに


ありがとうございます。