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何色何番ぴろりろ

何色何番の村井ブログ。人生全て私の宝物にするために生きています。

北斎の青

2012-01-09 00:51:26 | するみる表現
駅ビル北斎の富士見てきた。

ぎゃんぎゃん人、さすが連休中日。

空いてるところからご覧下さいというのだけど、全体把握ができないからとりあえず前から。


ここにくるまでわたしは

「自分はきっと北斎の青が好きなんだろう」とたかをくくっていたが

それどころではなかった


富岳三十六景と富岳百景の展示だったんだけど、あんな狭いスペースに所狭しと

あんな重たい絵を飾っては…

脳がパンクする


ざっくりした絵ももちろんあるけれど

緻密な線と画き込みがえぐいほどなのに画面自体はすっきりしていてさくっと見てしまえるけど

いやいやこれ生だからと近寄ると、強い強い。

何これ執念?天才ていう生き物は死んでもなんか残ってしまうの?

とっくの昔の絵のはずなのに存在感がある、呼吸してそう、生きているように見える、動きそう


スペースがあればもう少し広いところで展示して、ゆっくりゆっくりひとつずつ見たり、眺めたり、覗きこんだりしたい。


1時間で回ったけど

はっきり言って観きれません。



受ける力が強すぎる

頭が痛くなる

や、人も多いしそれもそうなんだけど

なんか贅沢すぎる気がした、あんな傑作がいっぱいいっぱい

気持ち的にはバイキングの嵐のようだった

全部食べたいけど多すぎる、どれも美味しい、でも腹いっぱいでおかわりなどできない

贅沢ワンスプーン夥しい数ね

もう全然わからない


だから今回の展示図録買った


わーい、これでいつでも少なくとも構図なら把握できるぞ

だって!生のぼこぼことか紙質とか色とか、どうしたって出ないもの!

きっと人生の中で何回か観なくてはいかんのよ、ある程度把握していってね


天才絵師こえー

その絵に浴びせられとるものが与える戦慄たまらねえ!