抱腹絶倒!NY育児日記

ご存知ハーレム日記の弘恵ベイリー、NY郊外で育児とライター業に大奮闘!NY関連の執筆、調査依頼いつでも可能です。

デニスの幼稚園で、双子のママが泣いていた

2006-02-11 00:03:33 | ぜ~んぶ見せます!

 

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いつも最近、デニスのお迎えが遅刻ぎみな私。
日本人ママが2人しかいない幼稚園なのに、日本人の印象を悪くしてしまうかな。

あまりにおそくなったので、クラスに残っているのは
デニスが一人だけだった。
「デニスゥ~」と呼ぶと、デニスが奥からニヤニヤしながら走ってきた。

「幼稚園、楽しかったよぉ~」いつも通り、日本語で言ってるし。
それだと、エリザベス先生やバーバラ先生にはわからないんだよ。

「10分前くらいにウンチしたみたいだから、そっちのトイレでオムツ替えたほうが
いいかも」とエリザベス先生。
「うちは近いし、オムツ替えは、うちに帰ってからにするわ」と、

外へ出ようとしたら臭いがまったくしない。
エリザベス先生は、スカンクより臭いデニスのオナラを
ウンチだと勘違いしたらしい。

デニスの幼稚園には、上のクラスに一人だけ双子のママがいる。
いつもは、話をしないし、ほかのママと立ち話してるしで、
私は声をかけそびれていた。

デニスの足元を注意しながら、階段をおりる。
背後から、彼女がやってきた。
なんか一言聞こえたけど、一人ごちてるのかと思ってた。

と、突然「彼女は、5ヶ月のベイビーがお腹にいたんだけど、
流産しちゃったの」と、さらに背後から声をあげた。
私に話してるらしい。

「それは、かわいそうに。ところで彼女って?」私も流産の経験があるから、
心から同情していた。

「今さっき、話してた女性よ。ちょっと前に公園で見たときには、お腹が
大きかったのに、急にスリムになったから不思議に思ってたら」
ふり返ると、双子のママは、目に涙をうかべていた。

今さっき、話してた女性の方は、見てなかったんだけどさ。

「本当に、かわいそうにねぇ~」それでもなんでも同情する私。
「そうなの」ツインズのママは、長い指で、涙をぬぐった。
「ところであなたのツインズは、元気?」

「元気にしてるわ」
「そう、うちの子も下は双子なの」
「昨日、うちの子、頭をぶつけちゃって、縫ったの」

「まぁ~大変」

だったら元気じゃないだろ!と思ったけど、
アメリカ人って、なにが起こっていても、とりあえずは
元気よって答えるのが鉄則。

きっと5ヶ月で流産したママも、元気って答えたあとに
流産の話をしたんだろうなぁ~。

ってなわけで、私のまわりの
妊婦さんへ。

あまりに気負う必要はないけど、

出産までは、自分の身体を大切にしよう。

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ひさびさに見た映画がホテルルワンダ~そして私にできること

2006-02-10 03:16:54 | ぜ~んぶ見せます!

レイが友人から借りたDVDを私のPCにコピーしてくれた。
「どんな映画だったの?」
ホテルルワンダの話だよ。グッドムービー」その一言だけだった。

だから、それってタイトルのまんまじゃん?
タイトルからして、アフリカのリゾートの話だと思ってたら
最初に見た瞬間から、釘付けになった。

それが1994年に起こったフツ族によるツチ族の大量虐殺の話だったからだ。

1994年に私がなにをしてたかっていえば、日本で主婦やって
お気楽に暮らしていた。

大学では国際経済学とか、勉強して
いつもニューズウィークを片手に「世界のことを知らないなんて恥ずかしい」
って思っていたのに、

ルワンダの民族紛争については
それとなく知っていたような気がするが、大量虐殺については
まったく知らなかった。

友人、葉ちゃんには、「人間なんて、知識に容量があるのよね。
たとえば私はお笑いには詳しくても(自慢にならん)、葉ちゃんが詳しい
音楽やミュージシャンのことはまったく知らない。みたいなぁ~。

それぞれにくわしい知識の分野があって、知らないことがあっても仕方ない」なんて、
酒を飲みながら、豪語してたけど、

やっぱり知らなかった、自分がなさけない。

この映画をみて
ソクラテスの「無知の知」にまで及んで考えさせられた。
私の言葉にすれば、これは無知の恥。

さて読者の多い私のブログにて、私にただ一つできること。
それは、もしかして私のようにこの事実を知らなかった
読者の方に知っていただくこと。

日本人も大量虐殺をした歴史がある。
だからこそ、私たちも知る必要があると思う。

知ったとしても、私たちになにができるかは、わからない。
だけど、やっぱり知っていたほうがいい。

日本でも、まだ公開されているエリアがあるようなので
ぜひ劇場へ足を運んでください。
http://www.hotelrwanda.jp/

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ブラウス一枚に10ドル程度しか使わない?

2006-02-10 00:13:27 | 楽しいことやってみよ

 

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レイ弟の嫁、ジョアンと買い物に行った。

H&Mで30ドルくらいのブラウスを買おうかどうしようかまよってたら、
「30ドルはtoo muchよ。私だったら20ドル以下でも買わないわ。多分10ドルくらいじゃ
ないと」と言われた。

う~~~む、世の中には100ドル以上するブラウスを買う人もいるのだけど
10ドルぽっちしか出さない人もいるのだと驚いていた。

イソップ童話でツルに平らな皿に入れたスープを飲ませようとしたキツネ
のようなセコい私でさえ、いくらなんでも10ドルってのはあり得ないと
思ってたんだが・・・。

しかし、そういう人と買い物してると、10ドル程度で30ドル以上の価値あるものを
買えるのだってことがよくわかる。
ジョアンは上手にバーゲン品をあさるのだ。

ハーレムでも大繁盛、カジュアルの安売り王Old Navyでさえ、
ジョアンはいつでも「ヒロエ、子供用サイズのXLがねらう
のよ!ジュニアの服は安いの」と、

ジュニアの服でもさらにディスカウント
されてるものを私に勧めてくれる。

タンクトップが一枚3ドルなんてのも見つけてくる。
まるで雑巾の値段じゃないか。

あげくに「Old Navyで働こうかしら、そうすればきっと社員割引だし」
と、ここまで安さを追求するジョアンに脱帽。

かくして私は、New York & Companyにて10ドルでボレロを買った。
そもそも40ドルの値段がついてたものだ。
バーゲン品あさりの味をおぼえると、ヤバそうだ。


きっとこれってギャンブルと同じで、アディクトして
精神的に病んだりするのかもしれないぞ。

何軒も何軒もショップをまわって、
安くていい服(高い服が安くなってたりする)が見つかったときのスッキリした
快感にもにた充実感は、尋常じゃない。

髪をふり乱して、バーゲン品をあさってる私に、同行してた母が一言。

「ランチには、フードコートで一人につき10ドル近く使ってるんだもん。
どうして服には使えないの?
そんなケチしないで、たまにはキチンとした服を買いなさい」

たしかに、それもいえるんだなぁ~。

私の場合、
酒には、お金を湯水のように使ってるんだし。

ま、パチンコにお金を湯水のように使ってる母の意見は
参考にならぬが・・・。

お金をどこに使うのかって、その人のライフスタイルなのだね。

さてさて、

安い服をもとめてさまようのは、
お金も節約できるし、楽しみもあるが、時間の無駄でもあり。
さて皆さんは、お金と時間と、どちらが大切?

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双子のチェックアップ

2006-02-09 00:38:50 | うまいもん食ったよ

 

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昨日は酔っぱらって、妙なことを書いていた。

今日は、
双子のチェックアップに行ってきた。採血あり、一人につき注射3本ありで、
ものすごい勢いで泣いた。

二匹もケモノのようにわめいてるのがいると、
看護婦さんも疲れるらしく、終わってから「ふぅ~」と
ため息をつかれた。

いつも泣いてるガキばっかり扱ってるだろーに、
ダブルだとやっぱり大変なのか?

ちなみに身長体重は、
エリカは、30inch 21.4lbアヤが31inch 20lb
アヤは、平均を50とすると、90の位置にいるらしい。アメリカでも
大きいほうだ。

しかしキャツ等をつれてった母と私が
なにより一番疲れまくってたな。


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火星でなにが起こってる?

2006-02-07 23:46:21 | うまいもん食ったよ

 

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友人、葉ちゃんが遊びにきて
深夜の会話にもりあがり。知識について勝手に語る私。

「火星でなにがおこってるのか知らないことを不思議がる日本人のほうが
おかしい!知らないことを恥ずかしがらないで、それはそれでいいんだ。

人間が知ってることなんて限りあるんだから


以上


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マイアミでなくNYでも味わえる、うまいカニ!

2006-02-07 00:47:43 | うまいもん食ったよ

 

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友人ヤビーから、「マイアミいってJoe's Stone Crabに行かないなんて!」
メールをいただいた。

うーーーむ、残念。グルメな友人らにご指導いただいておればよかった。

メールを読む前に、

ぐうぜん今日、日系スーパー大道で、
カニを買って母と食べてたので、がっかりせずにすんだ。

25ドルで、しこたまカニが食えたんだから安い!
シアトル直送のダンジネスクラブだという。

「ミク(友人)のママが、いつもお正月にご馳走してくれてたカニなの」
と母に言いながら、

腹をすかせた野良犬が、ようやく見つけた肉をむさぼるように、ガツガツと
母と2人、キッチンの流し台にたって食べた。

入れないように、ゲートをつけてるここなら、
暴れ馬のような3人の子らに邪魔されずに、食べられるからだ。

もう3人の子らは、目に入らない。

デニスが途中「カニは?」と聞いたが、
「今、お料理してるから」と母が答えたまま。

もちろん、母と私だけで完食!
「カニカマの味しか知らないガキに、食わせられないよね。
こんなにうまい本物のカニを」と私。

「デニスに、この一切れをあげておこうか?」と母。
「あげなくていいわよ。3歳の子供に味をおぼえられても困るから」
「たしかに。大道行くたびに、お母さんカニ買って~って、わがまま
言われると困るわよね


いかにも、1ドルもしないハイチューくらいなら買ってあげられるけど、
カニは無理だぜ。

「もし私たちが食べた後、デニスがカニのこと聞いてきたらどうする?」母が問う。
「まだ生きてたから、カニさんは、大道へ帰ったみたいよ。ってことにしよう」と私。

そして、
カニさんは、大道へは帰らず、粉々になってゴミ袋に包まれ
ダストシュートへ放りこまれたのだった。

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マイアミエアーポートのキューバ料理はうまかった

2006-02-06 00:34:54 | うまいもん食ったよ

 

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マイアミエアーポートでランチ。
最後までレイはいやがってたけど、私が強引に「キューバ料理食べたい」と
エアーポートのダイニングにつれていった。

パイロットやフライトアテンダントも数名が、ここのラインにならんでいた。
私のは、ビーンズライスにキューバ風チキン。うまかったのなんのって、
チキンはほどよくやわらかくてジューシー。

レイは、なぜだかこんな魚がまずそうなところで、フィッシュサンドを食べてる。
マックのよりも、もっとまずそうだった。

「ヒロエの食べてるライスのほうがうまそうだ」とレイは、フィッシュサンドを
捨て、白いご飯にビーンズをのせてる皿をもってきた。そしてサイドにプランターン。
どこかで見た料理だな。ジャマイカンと同じような・・・。

「うまい!エアーポートワーカーも並んでるから、うまいって確信
してたんだ」感動しているレイ。
「・・・・・」こんなことなら、もっとキューバのレストランとかに行っておけばよかった。

うまいランチを食べた後、
ニューヨークへ2時間おくれで着。

パーキングにとめておいた車にのるなり、レイが「やったぁ~!」と日本語。
「なに?その、やったぁ~!って?」てめぇ~はヤッターマンかい?
「やったーってグレートの意味だろ?」とレイは、エンジェルのような清い目。

「そうかもしれないけど、やったーは、ちょっとちがうかな・・・」
「じゃー、とうとう家にかえってきたぜ!グレートって旅の終わりにいう言葉は、
日本にはないのか?」

「若い人は、イェ~~~イ家についたぁ~とかは、言うかも」

「それは、アメリカンの言葉だろ」
「そうだねぇ~・・・、ご旅行、お疲れさまでしたぁ~とかさ」
「それだと、グレートにならないだろ」

「きっと日本人は、旅からもどって、家についたからって
大声でグレート!なんてシチュエーションは
ありえないと思う」

「まぁ~いい。ところで、
このまま家へ帰っても、晩御飯ないだろうから、コリアンに行こう」とレイ。
「そうしようそうしよう!」

旅のしめくくりは、キムチのにおい。

「お疲れさまでした」
日本人は、旅からもどって「やったー」はないよね。

そういえばグレートにかわる日本語、レイがいわんとしてるのは
「やっぱり、わが家が一番!」かな。

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マイアミのダウンタウンは、NYローアーイーストサイドみたいなノリ

2006-02-05 01:15:12 | 楽しいことやってみよ

 

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ホテルのロビーでは夜8時から、ビンゴをやっていた。
「ビンゴやってるらしいよ。私たちも参加しようよ」と、レイに言うと、
「ビンゴって、年寄りしかしないんだよ。いまどきビンゴやってるホテルがあるんだぁ~」
とレイ。

たしかにロビーに行くと、年寄りがわんさかわんさぁ~わんさかわんさぁ~。
老人ホームのように、白人の年寄りカップルでバーカウンターやら、
ロビーのソファーがうまっていた。

外へ出ると、ジャケットがないと歩けないくらいに寒かった。
バスに乗ると、さらに冷房で寒い。
それでも半そででがんばってるマイアミの人たち。

ジャケット持ってないのかな?

バスに乗ってるのは、ほとんどがホテルのワーカーとか、赤ちゃんをつれた
若いカップル、そして学生などなど。ラテン系か、ブラックなどマイノリティー。

「ヒロエ、どこのレストランに行くの?」
「油っぽいものにあきちゃったから、スシが食べたい。魚は新鮮だと思うし」
「どこに日本食レストランがあるんだよ」
「さぁ~???行ってみないと、わかんない」

レイは、私のあまりに無計画な
行動に、ちょっとだけイラついてるようだった。

「あっちに行ってみようよ」バスを降りてから、SONYのネオンを目指して歩く私。

「ほら、こっちの方が繁華街じゃない」

噴水がバチャバチャしてる上、レストランのテーブルが道の真ん中まで
ならんでて、歩行者ばかりのエリアになってるレストランがひしめきあってる
ストリートだった。

「昨日のバスのドライバー、こっちのほうがレストランの数、はるかに多いのに、
ビーチサイドのほうを教えるなんてさぁ~」とつづける私。

「あ、スシサンバがあるよ。ここはNYでも人気の店だよ。高いけど」
とメニューを見ると、やっぱり高い。

「ほか行こう、ほか」とレイを引きずる。
「安くておいしそうなイタリアンレストランがあるけど、昨日も食べたし」とレイは、
ウエイトレスのお姉ちゃんに、ディスカウントカードをもらう。

「ここは安そうなスシレストランだけど、フライドライスもあるってところがあやしい。
ぜったいチャイニーズ経営だね」
と、レストラン街のマップを見ることにした。

「あ、ここにスシ道楽ってのがある」目ざとく見つける私。
「道楽って言葉を使うくらいだから、これは日本人経営だ」

と、私は言いながら、レイをつれて、最後のブロックまで歩く。
大きな赤いチョウチンに、なぜか仏像(NYでも、ちょっと前に流行ったし)

書道家の母をもつ、ジローちゃんのうちにも
飾ってるような、なんて書いてるのかわからないようなアートともいえる、
大きな筆で書かれてる文字。

そしてしょうゆさしも、きちんとデザインされてるもの。
これは、本物だ!

と思ってたら、チョウチンに紅花の文字。
ってことは、ロッキー青木経営だぁ~。

スシをアラカルトでオーダー。サバがめちゃうまかった。
生くさいのが嫌いで、私はめったにサバは食べないんだけど、
とにかく、サバの酢でしめてる味が絶妙で、魚が新しいのか生くささがまったくない。

このサバだけで、今日は満足じゃ~~~!

レイはステーキを食べた。シーフードがウリの店で、またしても肉かい。
味は、ほどほどだった。

ちなみにサイドの酒は、ワサビブラッディーメアリーを頼んでみたけど、
うぅ~~~む・・・。やっぱータバスコのほうがよいかも。

「きっとさぁ~、同僚に、マイアミに行ったんだったら、ここのエリアに来た?ってぜったいに
聞かれると思うんだ。来てなかったら、まるでNY観光したのに・・・」レイが言った。

「ロックフェラーセンターへ行ってないみたいな?」私が答える。
「ちょっとちがうなぁ~」
「じゃーあれだ、エンパイアーステートビルディングに行ってないみたいな」

「それもちがう。そうだ!タイムズスクエアに行ってないって感じ」
「そうだそうだ!NYに来てタイムズスクエアに行かない観光客って、めったに
いないよね」

話してる間に、ウエイターの兄ちゃんが「お水かなにかお持ちしますか?」と
聞いてきた。

よく見ると、
ウエイターの兄ちゃんは、Sex and the Cityで、最後にサマンサとツガイになった
ロン毛のハンサム白人兄ちゃん、まんまだった。

兄ちゃんを目的にきてる女性客は、きっとたくさんいるんだろうなぁ~。

さて食事を終え、街を歩く。
スタバで、日本人画家が描いたみたいな絵にであう。
「中へ入ってみてくる」と、私。

なぜだかマイアミには、日本人観光客も少ないし(そりゃーわざわざ、こんな東部
アメリカ人のリゾート地までこないよね。ハワイのほうが数段よいし)
マイアミ在住日本人にも、めったに出会わないので、興味をそそったのだ。

そこには日本人女性の肖像画や、日本っぽい海の風景画が
飾ってあった。

チラリと見てから、外へ出ると、
ブラックの兄ちゃんが出てきて「もっと絵があるから、見ていきませんか?
売るつもりじゃないから」と、言ってくれた。

レイは、外で待ってた。兄ちゃんの絵は、
日本人が描いてるわけじゃないのに、日本っぽいところがステキだった。
仏像の絵とかもいい。

「私は、日本人なんだけど、日本人が描いてるのかと思ったから。とっても興味あって
見に入ったの。とってもスピリチャルでいい絵ね」と兄さんに言うと、
「ありがとう。近いうち、日本に行くんだ。日本人のガールフレンドが日本にいるから」と
うれしそうに言っていた。

彼はレイと名のった。「うちの主人もレイなの」
だからどうした?って感じだけど、レイも後からそういうと
「俺と同じ名前だったんだぁ~」と言っていた。奇遇に思ったらしい。

さて、

またしてもディナーの後は、ローカルなバスで帰る。

「ラウンジへ行きたい」ってレイに言ってみたけど、「NYでも行きたくないのに、
わざわざマイアミで?」と、顔をゆがめたせいだ。

ローカルなバスは、12時近くなのに、なぜだか混んでいた。
ティーンな正義感あふれる白人の男の子が、「レイディー」と大声をあげた。
どうやら、私のことらしい。

「ここの席に座ってください」と、言われるがままに、妊婦のようにシートへ
なだれこむ私。まさか、妊婦と間違えてんじゃ~?

次にティーンな女の子2人が乗ってきたら、
またレイディーと大声をあげた男の子は、席を立った。
マイアミには、こんなNYだと、いまや化石のように真面目な青年が
健在するんだなぁ~。と、関心した。

レイは、どこへ?と、目をやると
ドライバーの後ろのシートに座っていた。そしてさっきのティーンの女の子2人と
立ってる男の子に囲まれ。

バスは、調子悪いのか、ずーっとビープ音を鳴らしつづけている。かなりスローな運転。
せっかくすぐに乗れたのに、乗ってからホテルまで1時間ちかくかかった。

「最悪だぜ、ティーンエイジャーのつまらない話につきあわされたし。バスはトロいし」と
レイ。もうマイアミから、はやく脱出したそうだ。

そして空港で、マイアミをプラスに印象づける料理に出会ったのだった!

つづく

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ホテルはニューヨークから旅行中の年寄りばかり

2006-02-05 00:50:05 | 楽しいことやってみよ

 

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マイアミ二日目。

なぜかロビーにも、ビーチにも、プールにも年寄りばかりが目立つ。
「なんだか、マイアミにいる気分がしないよね。みんなニューヨーカーみたいに無愛想
だし」とレイ。

エレベーターで出会っても、ハローすら言わない。
たしかにニューヨークにいるみたいだ。
これが田舎の方のアメリカだったら、いきなり世間話だぜ。

「そもそもマイアミって、ニューヨーカーがバケーションで来るところだから。
リタイアした年寄りが遊びにきたり」私が答える。

とりあえず朝は、ルームサービスで、まずいスクランブルエッグを食べきれず
残した。なんだか、妙な油のにおいがするのだ。
やっぱー安ホテルは、ルームサービスも安い。

風はつよいし、寒くて水着じゃー歩けないくらいだが、レイと
生温かいプールへ行って泳いだ。

「どうしてここのホテルを選んだの?」とレイに問えば、
「ピア(埠頭)があるからさ」

たしかに埠頭はここのホテルにしかない。しかも、埠頭の上に
屋外レストランがあってジャマイカみたいな雰囲気。
ホテルの客以外は、10ドル払って、ピアへ入っているらしい。

埠頭の先へ行くと、ペリカンとともに、つりのオヤジたちがいっぱいいた。

「うわぁっ、生のペリカンはじめて見た」と興奮する私。
ペリカンは、目がまん丸。日通のペリカン便みたいにくちばしを
ふくらませてくれなかったけど。

魚がきたら、日通の荷物を配達する兄ちゃんみたいに、すごい勢いで
海へとびたった。

ついでに、つりのオヤジたちや私たちが近づいても、日通の兄ちゃんみたいに
すばやく動いた。



ペリカンと、しばしたわむれた後、ランチは、やっぱりピアですることにした。
ハトとカモメが、砂浜やテーブルのわきで、ワシらの餌をねらっている。

レイは、フィッシュアンドチップス、私はカラマリとマルガリータをオーダー。
ウエイトレスは、パツパツビキニなマイアミのピチピチギャルではなく、
山口県、ヨシモ海岸の海の家のオバちゃんっぽかった。

無愛想ではないけど、どちらかといえば口数少なく、カラマリを
そそくさと置いて去る。

そしてカラマリは、まずかった。なぜにフライの粉をつけて揚げる。
油っぽくて、イカの味がしないよ。
テンプラ粉みたいな衣だけでいいじゃん?

レイの食べたフィッシュは、魚が新鮮なおかげか、まずまずなお味。

ピアで食べて、南の島の雰囲気が味わえたってだけが、プラスってことか。

さて、夜はまたしても、サウスビーチのダウンタウンへ。

つづく

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工事現場のおっさんばかりのマイアミ

2006-02-04 23:51:30 | 楽しいことやってみよ

 

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3時間半のフライトの後、ようやくついたマイアミ。
ホテルまでタクる。ホテルは、ロビーからして南の島っぽい。青や赤のインコがキィーキィー
ないてる。

む~~~っ!とうとう、子供からはなれてリゾートにきたぜ!

11階のお部屋もなかなかステキ。
タイルばりのカウンターがあったり、
水色のトロピカルな壁紙にベッドカバーもカラフル。

そしてベランダに出る。うっ、寒っ。
誰もビーチで泳いでないじゃん?
そしてお向かいには、工事中のビル。ラテンな工事現場のおっさん3人と目があった。

レイが、「最悪だぁ~。寒くてビーチで泳げそうにないし、お向かいは工事中」
おもむろに両手をあげてガッツポーズして、現場おやじにサインをおくるレイ。
おやじも一人がガッツポーズを返す。

とにかく工事中のビルが多いノースビーチ

ランチを食べにホテルのレストランへ行くが。3時から5時半までは、カフェもクローズ。
「リゾートなんだから、いつでもレストランが開いてるのって当たり前だろうがぁ~」とレイ。
「ルームサービスも、昼休みみたいだよ」と部屋にもどってメニューを見せる私。

「仕方がない、近所へ歩くか」
安いノースビーチのホテルだったので、そこいらに地元民がいて、
ブランドの服をディスカウントしてるMarshallsもあれば、スーパーマーケットもある。

「悪くないね、スーパーでランチ買えば、安くあがるし」と私。
「せっかくリゾートにきたのにスーパーのツナサンドかよ」レイがぶつくさ言う。
「ワシは、酒さえあれば、それで満足だし」がっはっは~~~。

リゾートだから、酒は飲んでよいと許可を得ていたので、レイも文句いえない。

スーパーにワインコーナーがあった。やっほ~~~!
レイがツナサンドをオーダー中、私は
ほぼ100パーセント酒のコーナーで時間をつぶす。

20ドルほどするシャンパンを手にして、浮き足だっていた。
部屋にもどってチーズにサラミ、そしてシャンパン。
外が寒くても、これで気分はリゾートじゃい。

酒飲みって、なんて幸せなんだろう。

レイは、案の定、ランチの後、お昼寝。
ブラックの男は、いつでも夜から行動するコアラみたいなやつばかり。
仕方ないので、一人でプールへ。

泳いでるのは、金髪のお子ちゃま2人と、ラテン系カップルのみ。

プールは、生温かい水にしてある。外でビォービォー風が吹いていても、
日本の温泉を楽しむサルみたいな気分になってつかっていられるのだ。
うちらの安ホテルは12階だてだけど、両脇の工事中ホテルは、5倍くらい高い。

屋上で、カモメかトンビがまっている。
黒い鳥のかげをプールに浮かんで見つめながら、ほっと一息つく。
こうして高くとぶ鳥を見ながら、プールに浮かんでられるっていいわぁ~。

デニスやエリカとアヤのことは、しばし忘れる。

夜になったら、レイが起きあがった。
「ディナーに行こう!サウスビーチまで行ってみる?」とレイ。
「どうやって行くの?」「タクシーかな?20ドルくらいだって言ってたし」

行き当りばったり夫婦の旅行は、いつでも無計画。とりあえず外へ出てみた。

「レイがマイアミって言い出したから、調べてるかと思ってたわよ」

「ヒロエが、行きたいところを決めるべきだよ。普通は、ここに行きたい!とかって
調べてるぜ」

近所を歩いても、やっぱりレストランはなさそう。ホテルの前のバス停で待ってる
地元民のラテン系家族に、「ダウンタウン行きのバスに、ここから乗れるの?」
とレイが聞く。

「乗れるわよSとK」
2人で3ドル。ローカルなバスはさすが運賃も安い。

ダウンタウンらしき17stで降りる。バスのドライバーにレイが
「この辺にレストランはある?」と聞くと、「ビーチサイドの方へ行くといいよ」

と教えてくれた。

レストランはファンシーで、たしかにステキ。でも、ビーチは夜だから見えないじゃん?
ロブスターやタイを飾ってる、イタリアンレストランに入った。

私は本日のおすすめ、シュリンプのホワイトソース
生麺のスパゲティーを食べた。ちょっと塩分がこかったけど、
さすがビーチの近く、シーフードは新鮮なのか、エビがプリプリしててうまかった。

ワインもうまい。レイは、こんなシーフードのうまいエリアでミートソースのスパゲティー。
「うまぁ~~~い!このミートソースのスパゲティー」と感動していた。
そりゃーお値段も、うまぁ~~~い。

スパゲティーが、一皿30ドル近くするなんてさぁ~。

「高級レストランで食べて、帰りはローカルのバス?」とレイが笑う。
「あたりまえでしょ!急いでるわけじゃないんだから、バスでいいのよ。バスで」
そしてバスを待つこと30分、乗ること30分の1時間を要して、
ホテルへ戻ったのだった。

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