愛知祝祭管弦楽団による「福島章恭ブルックナープロジェクトvol.1」全曲がCD化(自主制作2枚組)されることになりました。
収録曲目は演奏会丸ごと。即ち、ワーグナー「マイスタージンガー」前奏曲、バッハ:ドッペル・コンチェルト、ブルックナー「8番」となります。
ただいま、テスト盤第1弾を試聴したところ。良い感じです。
ワオンレコードさんによるワンポイント録音は優秀。
今回のCDは、編集、修正、イコライジング、エコー付加など一切なし、ありのままの姿で勝負となります。
日本のプロオケはもちろん、ベルリン・フィル等、世界トップクラスのオーケストラでさえ、複数の本番やリハーサル音源までも含めて、完成品を作るのが常識となっているところ、
アマチュアの分際で、化粧ひとつないスッピン勝負というのは、まこと度胸のいることです。
演奏会場では気にならない小さなミスも、録音では気になったりするものですが、しかし、ミスやハプニングを含め、それが紛れもなき演奏の真実。
我々はその真実にまやかしの手を加えたくなかった!
と言えば、聞こえはいいのですが、実のところ、開演は13時半、午前中のゲネプロで全曲を通すことなど有り得ず、差し替えをしようにも、その音の材料がないのです。
しかし、そのお蔭で心爽やか。迷いが生まれなくて、良かった気もしています。
もちろん、この演奏をウィーン・フィルやドレスデン・シュターツカペレと同じ土俵の上で語るわけにも参りませんし、演奏会場と同じだけの深い感動をCDで追体験するのは不可能と思われます。
ただ、それでも伝わる何かはあるのではないか?
そう信じてのCD化決定です。
発売は、年明けになると思われますが、日付、価格、販売店など、詳細が分かり次第、ご報告させて頂きます。
乞うご期待!!