アナザースカイ エジプト

もうひとつの故郷のように感じるエジプト。たびたび訪れるエジプトのフォト旅行記をご覧下さい。

ルクソール神殿

2010年07月12日 | 旅行




いにしえには、テーベと呼ばれていたルクソールへやってきた。

テーベ…そうだ!ドラクエⅢの世界にあったあの町と同じ名だ。

そのテーベの南、ルクソール神殿の入り口に立った。




                    




シンメトリーを信条としている古代エジプト建築。

にもかかわらずオベリスクが1本しかないのは、

エジプトマニアのナポレオンにモハメット・アリが気前良く進呈してしまったからだ。

現在は海を隔てたパリの地、コンコルド広場に燦然とエジプト色を放って立っている。




             




また、元気印のラムセス2世には、エジプト中どこへ行っても会うことができる。

ここルクソール神殿でも、悠然と鎮座している。





       

         (キリスト教の絵画の跡が見られる)                        (トトメス3世の胸像)




野ざらしの美術館ともいえるこの神殿にも、永い時が流れていた。

ローマ時代は砦にされたり、砂に埋まった神殿の上にモスクが建ってしまったり、

コプト教(エジプトキリスト教)の教会としても使用されていた。


穏やかなテーベの地、夕日に照らされ逆光の中、この老いた神殿はこよなく優しく美しく見えた。