この2冊の本は、近くのコミュニティーセンターの歌声広場に出かけた時に「自由に持ち帰りどうぞ」と書かれた20冊ぐらいの中にありました。多分、図書室はないようなので、市の図書館から廻ってきた本でしょうか?
私は、図書館に行かないし借りません。
私は、本は買います。最近は、GIに頼んでネットで買ってもらいます。古い本でも、新しい本でも、活字好きの母に似て、何でも読みます。一番好きなのは、やっぱ気楽な娯楽・週刊誌ですね・・。
でも、小説は、作者の魂が入ってますので 時間を忘れて夢中で話を追いかけて楽しみますので、時事を追う週刊誌とは、全く異なる活字文化だと思います。
さて「王国の崩壊」高杉 良(徳間文庫 2005年発行)(現在83歳)。
1982年の三越のクーデターが題材ですので、作者は、その時42歳。一番働き盛りの時ですね・・。
当時の私は35歳。専業主婦として子育て真っ最中でした。ワイドショーをよく観てましたので、岡田社長や竹某のオバサンの姿を 今も思い出せるくらいの大きなスキャンダルでしたね・・・。
高杉良の巧い筆運びで、事件を思い出しながら 一気読みしました!
小説の中で「私企業とはいえ株式を公開している。公的な要素はあるはずだ」という言葉は、今も変わらないので、よく週刊誌に社長の不倫が取り上げられては辞職というのが ありますね・・。
解説にかえて佐高 信(現在77歳)との対談「カリスマ失墜の条件」も、面白かった!
新版「俳人 菅 裸馬」長瀬 達郎(現在72歳)
祖父である菅礼之助・俳号 菅裸馬(87歳での死去)の俳句を中心としての人物像を描いたもの。孫から、こんなに慕われる社会的にも立派な爺様、幸せねー。2017年の作品です。(角川文化振興財団発行)
裸馬は、1951年に「紅梅に 匂ふ少年 老い易し」と読み
1971年の遺句に「紅梅を 咲かせ女を 怨む人」と書かれてますが・・・。分からん。
公って、何年経ったら リサイクル資料(再活用図書)として放出されるのでしょうか?
私は、この2冊の本を、楽しんで読ませていただきましたが・・有難うございました。
娘に、「赤へ」井上荒野。「短編ホテル」桜木紫乃ほか7名。「雪のひとひら」ポール・ギャリコ。「影裏」沼田真祐。を送りました。この再活用図書2冊は、息子に送ろうかな?
勿論、子供達に送る価値がないと思った本は、即捨てますよ!読者をバカにするんじゃないよってね・・。
白鷺が見たくて、久しぶりの夕方散歩。6000歩ぐらいかな? いつもは、朝で3000歩。
秋が来たね。