期待させる宣伝は、上手でした。
1974年に、井戸掘りしていた農民によって発見された世界文化遺産に認定されている「兵馬俑」は、一度は見たいと思っていました。
乱世を勝ち抜き、天下統一を成し遂げた秦の始皇帝。13歳で即位し、39歳で中国統一王朝そして始皇帝に。でも、5回目の巡幸中に、熱病で50歳で崩御。 「五徳終始の思想」「神仙思想」「後王思想」そして、「不老不死の思想」で、心を保とうとした始皇帝。 永遠の命ってないのよ。
傭とは、墓に埋葬される人形のことだそうですが、やっぱ死ぬとは、思っていたのね。8000体作っても、多分満足できなかったでしょうね。「皆、あの世でも俺を守ってよ」という孤独の叫びが聞こえそうです。
ファーストエンペラー始皇帝が作った『万里の長城』は すばらしかった!
以前、私が 北京へ行ったのは、一人ぼっちでの終わりなき姑の介護をしている時でした。やっぱり来て良かったという達成感、満足感に浸りました。でも、もう今の人工脚では登れない。 自分の為に あの時は後ろ髪引かれながらも 行ってて良かった!
ラストエンペラー溥儀の『紫禁城』。ここも、すばらしかった!思わず、万歳と叫びましたもの。もう一度、ここには『故宮博物館』と一緒に行ってみたいですね。
日本が初期の弥生時代で農耕民族として、愛らしい土偶 埴輪なんて作っているときに、悠久の大民族中国では、こんなにも精巧な彩色された人や馬を副葬していたなんて・・・。ビックリ!
今回の展示会は、始皇帝が居ないし、ちと物足りなかった。兵馬俑も少ないし 2200年前のロマンが感じられなかったね。
でも、ラストに書かれていた
「秦は始皇帝の死後、わずか3年で滅んだ。陵園で執り行われた亡き始皇帝への祭祀は途絶え、巨大建築群も廃墟となり、始皇帝の(永遠)は、虚構となった。それでも兵馬俑坑はじめ陵園一帯の地下に築いた世界は、今もなお始皇帝の威光を偲ばせている」は、
じっくり読んで 良い文章だなーと思いました。
始皇帝を埋葬した陵墓は、未だ発掘されていないそうで、地下にある永遠の宮殿は、私が生きている間に発掘されて、21世紀の考古学最大の発見といってほしいですね。行ってみたい!
今日1000円で我が家にやってきた 厳しい顔つきの始皇帝 に語ります。副葬品として、マレーシアの鳳凰を捧げて
自分の意志では、どうにもならない状況を受け入れ、自分が良いと思う方向へ自分の意志で進む。潰されない。不条理に屈しない。魂は、永遠に自分のものって思ったのよね・・・。分かるよ。
5月の雨は、光と一緒に来るね。
雑草かと思っていたら、可憐ね。 あじさいと お嫁様からのプラナカンの4段器。