私達、母子3人は本の回し読みをしています。それは、もうずうっと前から当たり前のように・・。
私、息子、娘は、つまり本好きってわけ。夫は小説を読みません。でも、私よりも ずーっと夫の方が賢くて常識派で 物知りです。
私が確信しているのは、残念ながら活字好き、本好きって事と 学力とは関係ない。だから子供達にも特別に勧めてきたわけではありませんが、子供たちは本好きに育ってくれました。
今でも息子が家に来ると、「めし 飯」と同じように「本はないの 本は」というのを嬉しく思っています。「これ もらうね」と何冊か手に取られると、内心おっ!共感してくれたかと嬉しくなります。(好み一緒?と云っちゃうと、反発が来そうで黙っていますが・・。)
その点、娘は完全な友達。私一人なら決して選ばなかった本でも娘からくる本には、同じ感覚が育っている安心感があります。 ごめんね、婿殿。娘は嫁に行っても、ずーっつと私の愛らしい娘。
でもやっぱ、息子は、結婚したら嫁のもの。近すぎてマザコンと言われたら息子が可哀そうですので、離れています。
でも、本では、母子3人がつながっている気分。ここでだけは、お嫁様も許してくれるかな?という正々堂々のBABA近寄りです。(私は、携帯やスマホを持ちませんので、本という媒体がなければ息子との接点が少なくなります。その点、夫は子供たちとLINEで、いつもつながってますよ)
本を読むってことは、一人ぼっちの心を大切にできる人間に育っているって事・・。今の自分を励まし、慰めてくれるのは、自分しかいない!そんな時の一助になるのが本。一人で考える力を育てる!孤独力って大事よ!
さて今回は、娘から来た道尾秀介の「ラットマン」
娘は「あんまり内容を覚えてないので、感動しなかったと思う」といい、私も、これは推理小説? 心理小説? 現代若者小説? だまし絵小説? と思いました。
息子に送ろうと思ったのは、大沢在昌の解説でした。感動しました。
まだ若い道尾秀介が 「書くことが好きで好きでたまらない。だから、一生、小説家を続けられると信じている」 等・・ 。
息子と離れて20数年が経 ちました。でも、本でつながっているって思うだけで母は幸せです。(息子に、そんな気色の悪いこと言うなら、本送ってこないでって言われそうですが・・)
底に福と書かれているガラスアート。100均の椅子を 台布巾乗せ のアイデアどう?