「狙うはストライクのみ」
今週はリーグがお休みだったので、気分転換に夕方投げに行った。混んでて両サイド人がいたのが逆に集中できて、1投目からストライクが出た。とにかく「狙うはストライクのみ」と集中して投げた。3フレは10番だけが残ったけど、しっかりカバーして、「狙うはストライクのみ」と気持ち持って投げ続けた。
あまりにも調子がいいので、途中「このまま行ったら200越え?」って思ったけど、「スコアーを気にする必要はない。ただただ目の前にあるピンを倒すために投げる」、そう思って敢えて見なかった。
7番が残ったけど7フレだけは少し身体が突っ込んで腕を振り抜くことができず、溝に落として、空けてしまった。それでもスコアーを気にせずに、「狙うはストライクのみ」と気持ちを持ち直した。そもそも、今7フレだということも、わかってなかった。
それからまた投げ続け、残りピンの確認にモニターを見上げると、今10フレ1投目が終わったところだというのが目に入った。あと2投。200越えてるのか? 気にしてもしょうがないから、とにかくあと2つストライク、そう思って投げ、終わってみると213だった。
初めての200越え、この喜びを伝えよう、お礼を言いたいと思い、フロントに行って竹田プロはいないかと訊くと、遠征中とのこと。
彼が作ってくれたボールのおかげで、すごくいいスコアーが出た。
2ゲーム目、さすがに集中力が切れて、1フレ、2フレを空けてしまった。それでも、「狙うはストライクのみ」「まだ150とかは出せる」と目の前のピンに取り組んで投げた。なかなかストライクは出なかったけど、そのあとはオープンフレームはなし! 結果163だった。
これならリーグでも勝てるスコア。人間、気持ちを持ってやれば力を発揮できるんだ、そう思った。一投々々を積み上げること、野球のように点数を取られたり、取ったりするゲームに向き合う姿勢、しっかりとイメージを持つこと、ここでの心構えは相場にも応用できる。ふとしたことからボーリングを始めたのは、気分転換にもなるし、すごくよかった。
「今日のハイゲーム賞は263の○○選手です」
隣のレーンから大会の結果が聞こえてきた。263を出すには、すべてストライクで当たり前と思わなければ、出せないだろう。200越えをしたい...程度のイメージではそんなスコアは出ない。自分ももっと上のイメージを持って取り組まねばそう思った。
「狙うはストライクのみ」
この気持ちは大切だ。