Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

『林業のはなし ちしきの絵本』

2008-07-14 11:10:24 | 読書
 
林業のはなし (1979年)
生原 肇,請地 成元,渡辺 安芸夫
ポプラ社

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子供と図書館にいくとなかなか面白い。普通なら子供向けの本を手に取る機会などなかなかないが、産業とか製造などのコーナーに行くと、いろんなものに関して、子供向けにごく簡単に書かれた本がある。どうやってえんぴつを作るのか、消しゴムの原理、自動販売機の構造、接着剤のひみつ、などなど。手にとって読んでみると、大人だからわかる面白さがある。ほんの10分で知らない知識を勉強できる。

この本もそう。林業なんてまったく関わりのない世界。ちょっと読んでみようと思った。

いかだというのは、実は木を運ぶ手段だったわけだ。今は林道があり、トラックが入れるが、昔は木馬(きうま)というソリのようなもので川まで運び、いかだを組んで町まで流したそうだ。

苗木を育てるのに3-4年。それを山肌に移植して、比較的早い桐の木でも20年、そうでなければ切り倒して使えるようになるまでは40年とか50年かかるそうだ。途方もない時間の流れ...。

こうして支えてくれている人がいて、森が、林が守られている。ネットでパソコンばっかり触ってると忘れてしまいがちなことが淡々と書かれている。