Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

登亭 ~ セカンド・シーズン

2006-07-22 23:16:00 | 西荻
前回に引き続き、「登亭に行列を再び ~ セカンド・シーズン」に、今回は子連れで参加してきた。主催者のカメーさんはかなり前から周到に準備をしてきてくれたのだが、直前にショックな情報が飛び込んできたこともあってか、前回ほどの盛り上がりとまではいかなかったが、フォーエバー・シーズンに向けて確実に結束を高めたのでは思う。

フォーエバー・シーズン、そう、実は11月末あたりで店を閉めるという話が直前に入ってきたのだ。なんでも賃貸契約の更新を機に決心されたとか...。形あるものは必ずいつかなくなってしまう。確かにもうお嬢さんたちも手を離れ、引退してもいいころではという気もする。むしろ、いままでの功績に感謝し、盛大におつかれさま会をしてあげられたらいいなと思った。

去年の11月から8ヶ月ぶりのサラダ盛。変わらないあの味。もう食べられないのかと思うと仕事帰りに何度かは来なきゃなと思った。子供はオムライスを作ってもらい、ちょっと緊張しながらもおいしいといってパクパク食べていた。2人分会計をお願いすると、オムライスはいいよと取ってもらえず、ご馳走になってしまった。なんかこんなんじゃほんとに申し訳ない...(笑)。

子供は参加者の皆さんにもかまってもらって、楽しかったみたいだ。こいつが「親父がほんとうに世話になったこの登亭」をずっと憶えていてくれたらと思う。

今回は子連れだったので2次会は失礼して、2人で西荻ツアーをした。自分がかつて住んでいたアパート、通っていた風呂屋、うまい豆腐屋さん。もう西荻から越して10年になる。それでもまだ変わらない風景が多く残っている。でも、すぐ近くにあった風呂屋はマンションに変わり、今日は買って帰ろうと思っていた、五日市街道沿いの豆腐屋さんは残念ながらなくなっていた。

消防署の前を通り、こちらもよく通った天狗湯をも見に行った。相変わらずいろいろ宣伝文句が貼り付けてあり、その意気込み、経営努力のおかげか、まだまだ営業していたのは嬉しかった。子供にいろいろ説明すると、入りたいと言い出す。開店は3時45分とあり、あと15分。待って入ることにした。西荻から越してから1度だけ寄ったことがあるが、多分5,6年前だったろう。通常料金が430円なのに、石鹸、シャンプーにタオルを貸してくれる手ぶらセットが入浴料込みでたったの500円。幼児も慮金を取ってよ言ったが、大人と一緒なら無料と聞いてくれない。中も昔の雰囲気を残しながらも、要所要所今風の要素を取り入れている。「いっぱい人がいるね~」と子供が言うほど、土曜日の4時台というのに10人以上のお客さんが入っているのには驚いた。フロントの若おかみさんに、親父さんもおかあさんも変わらずお元気だと聞き、よろしくお伝えくださいと言って店を出た。

都会の中の田舎とはよく言ったもので、都区内なのに、まだまだ古い家やアパートが点々と存在している。道は細く、それでも車がどんどん通る。外車が並んでてもおかしくないような広いお屋敷にもさすがにでかい車がない。郊外に比べると、やはり都会のど真ん中の密度をあらためて感じた。広いさいたまに慣れてしまうと、ここにはもう住めないなぁと思ったりした。

帰りの電車の中で眠そうだったので、「疲れた?」と訊くと「いっぱい元気使って疲れちゃった」と言って中野を過ぎるころにはもう寝てしまった。本人なりに気を遣っていたのか(笑)。風呂にも入れて楽しい一日だっただろう。

カメーさん、ほんとうにありがとう! 11月に絶対何かやりましょう。僕も全面的に参画させてもらいたいです。
これからもよろしくお願いします。