鳩山間の田天体観測所

趣味の天体写真を中心に、遠征の記録や望遠鏡関係の工作などを載せていく予定です。

組立天体望遠鏡

2018-05-08 17:16:56 | 工作
はやばや奄美地方が梅雨入りしたそうで、今年は季節のめぐりが早いようです。
年のせいか体が気候の変化になかなかついていきません。
ちょっとの寒暖が身体に応えます。

さて、地元の公民館から講座を頼まれ、はて何をしたものかと考えて
ふと望遠鏡キットが思い浮かびました。
小さいころ紙筒にレンズのついたキットがあったことを思い出し、
講座のネタにしたらどうかと考えました。

ネットの時代なので、調べるのは簡単。
ブログやホームページを読み漁ってよさそうなものを探します。

で、たどり着いたのが、星の手帳社の「組立天体望遠鏡」
一番安かった。(アマゾンで1706円)
さっそく注文です。ポチッ。

2日後に届きました。


「10分で完成」と謳ってあるとおり、レンズをプラスチックの部品の中に組み込んでいけば出来上がります。

途中の写真を撮り忘れましたが、完成品はこんな感じです。


口径は4センチほどで倍率は15倍。
張り合わせ式の対物レンズの焦点距離は27センチほどです。

さっそく覗いてみましたが、月のクレーターははっきり見えます。
木星の縞模様はちょっと無理ですが、ガリレオ衛星ははっきり見えました。
当然ですが三脚に固定したほうが断然いいです。

所詮15倍なので惑星には向きませんが、
実視界が3度もあるので、すばるやアンドロメダ銀河、オリオン星雲などの観望にはよさそうです。

このキットは、望遠鏡を作ることで仕組みや使い方、架台の大切さなどを理解して
少し大きい望遠鏡を買う時のステップにするといいのでは、と感じました。

ところでこのキットには「天体観察ガイドブック」という小冊子が付いています。
これが秀逸。


望遠鏡の原理はもちろん、月の満ち欠けの写真や月面図、季節ごとの星図や見どころ天体の紹介まで
要所を抑えた解説がすばらしい。この冊子だけでも買う価値があると思いました。





コメント
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