デジタル時代になって、レンズの性能向上には目を見張るものがあります。
入門機のキットレンズでさえ、星を写しても隅々までシャープです。
色収差も全く感じません。
設計もさることながら、EDガラスのような硝材の進歩が大きいのだと思います。
レンズの色収差が少なければ、赤と青でピントの位置があまり変わりません。
ということは、広い波長域を一度に撮影するスペクトル写真が撮れそうです。
昔、流星写真用に買った対物プリズムを付けて、どのくらい写るかテストしてみました。
タカタシ製対物プリズム58φ
夏の大三角の1等星をねらいます。
ベガ A0Ⅴ
水素のバルマー線だけの典型的なA型です。
Hα(6563Å)が右端に見えます。改造してないデジカメでもこのあたりまで感度がありますね。
デネブ A2Ⅰ
バルマー線の中にすこし金属線が見えます。
アルタイル A7Ⅴ
バルマー線が弱くなり、かわって金属線がかなり目立ってきます。
撮影データ
EF-S 55-250(250ミリ)固定撮影
F11 20秒露光(ベガ) F5.6 25秒露光(デネブ) F8 15秒露光(アルタイル)
ISO400
キヤノンEOS KISS X5
スペクトルを見やすくするために、望遠鏡の追尾はOFFにして
日周運動で幅をつけました。
くしくもA型星だけになってしまいましたが、金属の吸収線もしっかり写っています。
どのくらい暗い星まで写るのでしょうか。
感度的にはあと3段の余裕があります。
うまくいけばスペクトルアトラスが作れるかも。
入門機のキットレンズでさえ、星を写しても隅々までシャープです。
色収差も全く感じません。
設計もさることながら、EDガラスのような硝材の進歩が大きいのだと思います。
レンズの色収差が少なければ、赤と青でピントの位置があまり変わりません。
ということは、広い波長域を一度に撮影するスペクトル写真が撮れそうです。
昔、流星写真用に買った対物プリズムを付けて、どのくらい写るかテストしてみました。
タカタシ製対物プリズム58φ
夏の大三角の1等星をねらいます。
ベガ A0Ⅴ
水素のバルマー線だけの典型的なA型です。
Hα(6563Å)が右端に見えます。改造してないデジカメでもこのあたりまで感度がありますね。
デネブ A2Ⅰ
バルマー線の中にすこし金属線が見えます。
アルタイル A7Ⅴ
バルマー線が弱くなり、かわって金属線がかなり目立ってきます。
撮影データ
EF-S 55-250(250ミリ)固定撮影
F11 20秒露光(ベガ) F5.6 25秒露光(デネブ) F8 15秒露光(アルタイル)
ISO400
キヤノンEOS KISS X5
スペクトルを見やすくするために、望遠鏡の追尾はOFFにして
日周運動で幅をつけました。
くしくもA型星だけになってしまいましたが、金属の吸収線もしっかり写っています。
どのくらい暗い星まで写るのでしょうか。
感度的にはあと3段の余裕があります。
うまくいけばスペクトルアトラスが作れるかも。