きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

理想の女性

2014-04-14 14:05:31 | 田舎日記
朝から雨が降っていた。
今日は日曜日だし、Mちゃんからの誘いの電話は無いだろう…と思っていたら、
10時前に
電話が鳴って、「買い物に行こう」と誘ってくれ、香川のきむら長尾店に連れて行ってくれた。
買い物が目的だが、片道1時間少しのドライブも楽しみだ。
先日、この山を越えた時は、山桜が見頃だったが、
たった1週間余りでずいぶん景色を変えている。
あれだけ存在感を示していた山桜は、ひっそりと影を潜め、
その代わりに、柔らかな若葉が芽吹き始めていた。
目が景色を十分堪能すると、
話は、先日徳島でトークショーを開いた岸恵子さんの話に変わって続いた。
トークショーには行ってないが、
新聞の記事に載っていたのを読んだ。
神様は、この人に美貌と、多彩な才能の両方をお与えになった…と、私はこの人を見る度に、羨ましく憧れの女性として見ていると話したら、
Mちゃんも同じ考えだと意見が一致して、話は一層盛り上がった。

岸恵子さんは女優業だけでは無く、小説やエッセイも沢山出版している。
以前Mちゃんの家に行った時、読書家のMちゃんの本棚から、岸恵子さんの小説
「風は見ていた」をお借りして読んだ。
昨年は、高齢者の恋をテーマにした「わりなき恋」を出版し、大きな反響を呼んでいる。

新聞記事の中に、座右の銘にしていると言う、詩人サミュエル・ウルマンの詩が載っていたので、私も座右の銘にしようと、メモに書き留めた。
「人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く 恐怖と共の老ゆる。
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。」

歳をとっても、ハイヒールを履き、背筋を伸ばし、凛として生きる岸恵子さんのように、私たちも、ブレ無い信念と、理想や好奇心を失わず、(80歳になってハイヒールは無理だが…
いつまでも若々しく歳を重ねて行こうね…。
同乗して居るMちゃんのご主人の事も忘れ、
狭い車内の温度が、5度ほど上がっただろうと思う程、
二人の話はヒートアップして行った。











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父 (退院)

2014-04-09 13:56:51 | 田舎日記
足の痛みは、完治してはいないが、家で辛抱できるのなら、退院してもいい…と、許可が出たので、
今日、父は退院をした。
朝、8時半に病院に行ったら、
もう身支度を済ませ、ベット周りも片付けられていた。
少し元気になると、じっとしていられない性格で、私達の方がいつも急かされてしまうが、
久しぶりに、本来の父らしい姿を見ることが出来たのは、喜ばしいこと。

清算を済ませ、タクシーで2週間ぶりの我が家に帰って来た。
きっと、ホッとしているだろうなぁ~と思いきや、
早速、花の水やりが足りないと、お小言…。
だって…!
朝、掃除や洗濯を済ませ、
10時半には病院に行き、帰って来るのは3時過ぎ。
帰ったら、お父さんの着替えた衣類を洗濯し、明日、病院に持って行く物を準備して…。
結構、お父さんは、あれ持ってこい!
これをしておけ!って、沢山言いつけるじゃない!
私も、結構疲れたよ。
それに、庭の草取りもしているでしょう!
…そう言いたかったが、
喉まで出た言葉を飲み込んだ。
ホースを伸ばし、花に水をやりながら
思っていた。
最近、「ありがとう」なんて、言ってくれなくなったなぁ~。
歳を取ると、気難しくなるって本当なんだ…と。

だんだん口うるさくなって行く父だが、
孫に会って居る時の、もう一つの優しい顔を、父は忘れてはいないのだから、
娘に対する厳しさは、父の可愛いわがままと受け止めよう!

それにしても、今日は暖かい!
春風よ!
私の愚痴を、空の遠くに捨てて来てくれませんか?








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4歳の孫にメロメロ!

2014-04-07 21:27:31 | 田舎日記
父の見舞いに、香川に居る次男が孫達を連れて来てくれた。
4歳の孫は、家の戸を開け、入ってくるのと同時に、
「おばちゃんに、お手紙!」と、手に持っていた小さな紙を渡してくれた。
折り紙で折った封筒は、薄い黄色で、
中には、小さな紙が4枚と、少し大きな紙が1枚入っていた。
字が書けるようになったと、
自分の名前と、弟と赤ちゃんとママの名前が、可愛い字で書かれていた。
パパは?…と聞くと、パパの名前は、難しくて、まだ書け無いと言う。
名前をつけたのは、私。
そんなに難しい名前だったっけ…⁈
小さい子には「ゆ」と「や」が難しいらしい。
紙には、可愛い女の子らしき顔が書かれている。聞くと、「おばちゃん」だと言う。
おばぁちゃんの名前も、まだ書けないようだが、それはイイ!
もう孫にメロメロ!

字が書けるようになったんだ!
凄いね…と、褒めると、
「おじいちゃんにも、書いて来たよ」と、見せてくれた。
おじいちゃんの封筒は、こげ茶色だった。
この色のチョイスが、余りにも的確なので感心した。
もう1つ
持ってきた手提げのカゴの中身が面白かった。
お気に入りのおもちゃと一緒に、小さな鏡と、髪を縛るピンクのシュシュが入っていた。
昨夜、一人で準備していたのだと、ママが教えてくれた。
鏡は、おじいちゃんに会う時、目ヤニが付いていたら、笑われるから。
シュシュは、髪がバサバサだったらいけないから、縛るためにと、用意したそうだ。
4歳の孫の、大人びた気遣いと、
あどけない笑顔とのギャップが可笑しかった。
今の4歳は凄いね
会うたびに驚かしてくれる孫の成長が、
おばぁちゃんには嬉しかった。



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絵画教室の作品展

2014-04-06 18:44:02 | 田舎日記
父の病院の帰りに、図書館で絵画教室の作品展が開催されて居るからと、
Mちゃんが連れて行ってくれた。

図書館は、先日桜を見に行った、若宮神社と公園の隣に有る。
立派な建物なのに、いつもは利用者が少なく、市の住民では無い私でも、勿体無いなぁ~と感じてしまうほど、閑散としている。
図書館の中の、小さな部屋に作品は並べられていた。
大きな作品から、小さな作品まで、数えてはいないが30点くらいは有ったと思う。
風景画や、自宅で飼われているのだろうか?可愛いペットなどの油絵は、どれも力作揃い。


これを描いた人が若い人なのか?
仕事をリタイヤした人なのか?は、分からないが、
静かにキャンバスに向かい絵を嗜める余裕のある、老後には憧れる。
私の小さい頃の夢は、絵描きさんになることだった。
その夢は、叶うことは無かったが、
悪戯書き位なら、今でもして見たいと思っている。
ただ、孫達が、「お絵描きが大好き!」と、言ってくれると、
私のDNAが少しは遺伝しているのでは…と、心の中で嬉しく思っている。




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今日は気晴らしの日!

2014-04-04 11:42:28 | 田舎日記
父の病院に行く準備を始めて居た時、
Mちやんから、電話があった。
「買い物に行くで!」と、
いつもの阿波弁で誘ってくれる。
父が入院して居る事情を話した。
話しながら、Mちゃんの電話を待って居た自分が居る。
「お父さんのお世話の方が、優先でよ」
と、言ってくれるMちゃんの言葉を遮って、
「2時に帰ってくるから、連れて行って!」と、私の口は、答えて居た。

朝11時に病院に行き、3時前に帰ってくる。
特別、父の世話をする訳でも無いが、
そばに居て、少し手を貸すだけなのに、
帰ってくると、凄く疲れている。
父が入院して、今までしていた世話や、食事の用意をしなくなると、
自分でも、予測していなかった程の喪失感に襲われてしまって居る。

今日は、気晴らしの日…
自分に言い訳をして、Mちゃんの車に乗せてもらった。
今日は香川の白鳥に連れて行ってくれると言う。
途中の山の山桜が綺麗から、見せてあげたいと、車を走らせてくれた。
田舎に帰って来てから、
若葉の山も、紅葉の山も、夏の山も、
色んな山に連れ行ってもらったが、
春の山でも、山桜の見頃の山には出会う機会が無かった様な気がする。
目の前には、秋の鮮やかな山の景色とは違う、優しい色彩の景色が見えて来る。
若葉の前のグレーがかった山肌に、
薄紅のまーるい塊が点在している。
山に自生する山桜が、こんなに多いのに、驚いたが、
その数や位置が、計算されたかの様なバランスで有るのも、自然の成せる技か?と、感心する。

道中は、父の看護の愚痴を聞いてもらい、話は、自分達の老後の話になる。
話の終着点は、いつもここになるのだ。

途中、御所の川の上に、鯉のぼりが泳いでいるのを見かけ、車を止めて降りた。


満開の桜の下には、花見の宴を楽しんでいる人たちが居た。

曇り空だが、暖かく穏やかな幸せな空気が流れて居て、私の心も軽くなって行くのが分かる。

白鳥のマルナカで買い物を済ませて、店を出ると、小雨が降って居た。
天気予報は当たった様だ。
この雨が、花散らし雨にならなければいいが…と、心配になった。
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