きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

93歳の夢は?

2014-11-03 10:36:03 | 田舎日記
田舎に帰って来た。
月の前半を私が後半を妹が、と交代で田舎に帰って父の世話をする様になり、2年が過ぎた。
それが、当たり前の様になりつつ有ったが、8月から2ヶ月間、妹が家族の都合で帰れなくなり、
その間、父はヘルパーさんに来てもらい一人で生活することになっていた。
それが、相当寂しかったのか?
不安だったのか?
げっそり痩せ元気が無くなり心配していたのだが、
先月には、妹も帰れる様になり、
父も又、元気を取り戻した様だ。
良かったね‼︎…で終わる話の続き。


妹が帰って来たのが相当嬉しかったのか?
無口な父は、いつに無く饒舌になっていた。
父の変化は、それだけでは無かった。
足腰が弱くなり、外出も侭ならく成った父の楽しみは、古い双眼鏡で、遠くの山々の景色の移り変わりを見ること。
それが、急に新しい望遠鏡を通販で購入していた。
「へぇ~ そうなんだ‼︎」と、それには、軽く笑えたが…。

庭に小さな畑がある。
猫の額を2つ合わせたぐらいの…。
古い耕運機で耕すのは、最近は7~8割
は妹と私の仕事になった。
それでも、2割程度は自分でする事を譲らなかった。
古くなった耕運機は、エンジンが掛かりにくくなっていた。
修理に出すと、部品を変えれば、まだ使えるとのことだったのに、
父は新しい耕運機を購入した。
相当高額の!
「エ~ッ⁉︎」この後の返事には困ったが…。
父の急激な購買意欲は、これだけで終わらなかった。
実のなる木が欲しい!と言い出した。
それほど広く無い庭だが、家の周囲に沢山の庭木や花が、手入れ良く植えられている。
実のなる木も、柿、サクランボ、金柑、スダチが有る。
もう要ら無いのでは…。
欲しいと言う3本を何とか2本に諦めさせて注文した。
「これ、何年したら実が付くの?」
「3年位で実がなるようだ」と、父の満足そうな返事!
93歳の父の未来は、まだまだ輝かしい‼︎
この、意欲的な生き方に敬服する。
93歳の輝かしい未来に乾杯‼︎


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