goo blog サービス終了のお知らせ 

きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

小説の読み方に正解はありますか?

2018-08-02 23:42:11 | 生涯学習大学
今朝は、海からの風が
部屋によく入って来て、涼しい…と、感じた

日中の気温33度も、
37度、38度の猛暑を
体感すると、涼しいと思えてしまう。


今日は、生涯学習鳴尾大学での講座を受講して来た。

今日の講座は、
小説の読み方に、正解はありますか?

講師は
武庫川女子大学文学部
山本欣司教授

私も本が好きで
(まぁ そこそこだが…)
以前は、電車での通勤時間に読書をしていた。

その頃は、電車内で、本を読んでいる人が、
沢山いたが、
今は、スマホばっかり…ですね。

電車内の読書は、ストーリーを楽しめる
分かりやすく、読みやすい本ばかりだが、

たまに、難しい本に当たると、
作者の言わんとしてることは、
何なんだろう?

理解できないのは、
自分の解釈が間違っているからなのだろうか?
…と、悩む事もあった。

今日は、その答えが得られそうだ。

今日の講座では、

作品は作者の手を離れたら、
一人歩きする…もので、
作品の解釈は、読者に委ねられる。

作り手の意図に関係なく、
読者は、自由に解釈していいのだ…と。

その解釈は、何通り有ってもいいそうだ。
(なるほど)

前半は
俳句を例に、説明を聞いた。

10分の休憩を挟み、
後半は、
短編小説「愛のサーカス」を、
解説して頂いた。

この小説は、中学校の教育教材として使われていたが、
中学生には、解釈が難しくて、
今は、高校の授業で、使われているそうだ。

最初から通して読むと、
なんて卑怯な話だろう。
人の親切を逆手に取った詐欺ではないか!…と、
腹立たしく思っていた。

2度目、解釈の説明を受けながら、
読み返してみると、また、違った解釈が出来る。

結末を知って、読み返すと、
その場面や、言葉が違って見えてくるのだ。

親切だと思っていたことが、
親切ではなかったのか?

可愛いと思っていた少年の笑顔は、
演技だったのか?

文字面だけを追って、読むのではなく、
文字の裏の裏を、探りながら読む。

なんだか、意地悪な読み方に思えてくる。

小説を読み返して2度読むことなど無いが、

最初に読んで、素直に感じたままが…

私は、好きだなぁ〜と、思う。

作者の意図を汲み取ろうと、
足掻くより、
素直に自由に、文章やストーリーを
楽しみたい。

蛇足だか
私は岸恵子の小説(文章)が好きだ。

最近、なかなか読む時間がなくて、
読みかけた単行本が2冊、
本棚にある。

急に読みたくなった。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする