今年もサクランボジャム

5人の孫達が、帰る間際まで木の下に入っては、飽きるほど食べて帰っても、
早朝に小鳥がやって来て、木のてっぺんの実を盗み食いして行っても、
サクランボの実は、まだ、ドッサリ残っている。

昨年もそうだったが、
今年も、沢山実を付け過ぎたサクランボの消費に、苦戦している。

勿体無いからと、もぎ取って口に放り込んで見ても、
大して、実は減りそうにも無い。
結局、今年もジャムにするしか無い様だ。

カゴいっぱい取って来たサクランボは、
1個づつ小さな実から種を取り出さないといけない。

これがすごく大変なのだ。

簡単に1度で、実と種を分けられないか？
ジューサーやミキサーを試して見たが、
手抜きをしたい私の思いは、どれも上手くいかず、
1個づつ押し出すしか無かった。

ずいぶん時間をかけ、種を押し出した実は、
ボールに入れ、タップリの砂糖をまぶし、半日置いておくと、
ボールいっぱいに果汁が出て来る。
それを鍋に移し、出て来るアクを掬い取りながら、1時間煮詰める。

もうすこしかな？？

途中でレモンを絞って入れると、
ジャムは、鮮やかな赤にかわる。


好みの濃度までに詰まると、
赤くて甘酸っぱい、サクランボジャムが完成する。


まだ、サクランボの木には、実が残っている。
昨年は3回も作って、みんなにおすそ分けをしたのだが、
今年は、1回でイイか…。

昨年は、思わなかったのに、
今年は、面倒くさいと思う感情が
勿体無いと思う感情を押さえ込んでしまった様だ。