父が…

いつも8時半にならないと起きて来ない父が、
今朝は、7時に部屋から出て来た。
「アレッ！今日は早いね」
めずらしいなぁ～と思った。

「しんどいんや」「胸が苦しくて寝られんかった」…と。

最近、元気が無いのが気になっていた。
いつもは、TVの前の椅子に座って過ごすのだが、
ここ3～4日は、ベットで横になっていた。

以前から、足や肩が痛くて歩くのも大変そうだったが、
元気の無さは、それだけでは無い様に感じていた。
5月になってから、急激に食欲が落ち、痩せて一回り小さくなっている。
それが心配だったのだが、ヤッパリ…。
心配が的中した。

「病院に行く？」と聞くと、反対をしなかったのは、余程しんどいのだろう。
8時半になるのを待って、ケアマネージャーさんに電話して、
病院の予約と、介護タクシーを頼んでもらった。

予約してもらっていたので、さほど待たずに診察して貰え、
診察結果は、心配するほどでも無かった。
熱も無く、肺の酸素量も、脈拍も正常だった。
一時は入院も考えていたのだが、
「正常な人を入院させられん」と、先生に笑われた。
父は「娘が大げさに心配するんで…」と。

何々、今にも死にそうな顔をしていたのは誰？？

この大騒ぎを、私の性にして

不思議なことに、外に出たり、先生の前に出たりすると、
元気になっている。
顔色も声の調子も、家にいる時とは大違い！
どう言うことよ⁈

家でのしんどそうな態度は、甘えだったのかい？

朝から心配し、その心配が空振りで終わったから良かったものの、
溜まっていた疲れが、どっと出て来た。

あ～ぁ しんどいんは私の方だよ。