田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

五木寛之氏の「わが人生の歌語り」

2009年02月22日 | 田舎暮らし

昨日は当地も猛吹雪で、朝昼晩と雪かき三連発を強いられました。そのせいで昼寝をしたのが良くなかったようで、今朝は、午前3時半頃目が覚めてしまいました。

そこで例によってラジオをつけてみると、NHKのラジオ深夜便で「特集~わが人生の歌語り」が放送されていました。

この番組は、毎月末の日曜日、午前4時から放送されていて、五木寛之氏が、時々の世相と流行歌がどのような意味を持ち、何を考えながら作家人生を歩んでいたかを語りついでいます。このシリーズも、今回で47回になるそうですが、まだまだ続きそうです。聞き手は、須磨佳津江さん(NHKアナウンサー)です。

今回は、昭和54年(1979年)当時の世相と流行歌、五木氏の著作が紹介されましたが、同氏は、この年46歳で、作家として最も力のこもった仕事をしていた時期です。いずれもベストセラーとなった「水中花」や「四季・奈津子」などを発表しています。

番組の中で五木氏は、これらの小説のテーマは”挑戦する女”であり、今振り返っても、時代を色濃く反映していたと述べています。この年の流行語に”キャリア・ウーマン”や”ナウい”などがあることを思えば、これらがベストセラーとなり、主として若い女性層に広く受け入れられたことも肯けます。

そして、この年の流行歌として、ジュデイオングさんの「魅せられて」、久保田早紀さん(作詞・曲・歌)の「異邦人」や 同氏の作詞になる松坂慶子さんの「愛の水中花」などが紹介され、いずれも、従来の流行歌とは一味違ったものであったと語っていました。

一方、小生自身は、外国相手の商売に日を送っていた時期で、イラン革命とテヘランにおける米国大使館員人質事件、第二次石油ショックにソ連のアフガニスタン軍事介入などの重大事件は記憶しているものの、世相や流行歌などについては疎く、何も覚えていません。

いずれにせよ、ある時代に世の中がどう動き、その中で自分はどのように生きていたかを振り返ることは意味のあることだと思っています。

 


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