今日のニセコは、初夏のような陽気でした。
強い日差しに気温も21℃まで上昇し汗ばむほどでした。
先日、街中にお住まいの美人の奥さんから「カタクリが満開だそうです。
花見を兼ねて美味しい昼食を食べに行きませんか」というお誘いの電話
をいただきました。
勿論、お断りする理由などなく、一昨日、ご夫妻の車に同乗させていた
だいて、カタクリが咲く黒松内町へ向かいました。黒松内町は、ブナが
生息する北限の町として知られています。
目的地に着くと、そこは昔、牧場だったところで、広々とした牧草地や
畜舎などが昔の面影を残していますが、一見里山のようでもあります。
そして、牧草地を横切って小高い雑木林に近づくと、そこは水芭蕉の咲
く湿地で、その奥にカタクリの大群落が広がっていました。
その(カタクリの)群落の規模の大きさに驚きました。かって、これほ
ど大きなカタクリ畑(?)を見たことがありません。とにかく、見渡す
限り、満開のカタクリが咲き乱れる光景に圧倒されました。
可憐なカタクリはいつ見ても、春の林の女王様ですね。
その物思いにふけるような風情は、カタクリならではのものです。
もうひとつのお楽しみの昼食は、この牧場を買い取られた方が、和風の
レストランを営んでいて、季節の山菜や冬越しのジャガイモなどを使った
とてもヘルシーな和定食で、とても美味しくいただきました。
また、食卓にエンレイ草の花が飾られていたのには驚きました。こんな
贅沢なおもてなしは、北国ならではと思いました。