パムッカレ(綿の城)から150mほど山側に、遺跡観光のためのレストハウスが建っています。
その中庭の池を見て驚きました。
何と古代ローマ帝国時代の遺跡が水(温泉)に沈んでいるのです。同時代特有の円柱の残骸などが見て取れます。
紀元前190年頃、イスタンブール近郊のベルガモン王国エウメネス2世によって建造された温泉保養地跡です。円形劇場やアポロ神殿、浴場跡など大規模な遺跡群(大部分は放置されたまま)です。最盛期の人口は、10万人を越えていたといいます。
ローマ帝国時代に地震で崩壊し再建されますが、1354年の大地震で廃墟になったそうです。写真は、円形劇場跡。右手の舞台の修復工事が行なわれていました。