13日付け朝日の北海道版に、"泊原発近くの「黒松内低地断層帯」、北電見解より大規模"との記事が載りました。
つまり、従来、この断層の長さは約40kmで太平洋岸にまでは達していないとされて来たが、実際は、断層は太平洋の海底にまで及び、総延長55kmに達していると。
この結果、従来、この断層帯に起因する地震はM7.5と推定されていましたが、今回の調査で、M7.7とさらに大規模な地震の発生が想定され、しかも「いつ起きてもおかしくない」状況だといいます。
一方、泊原発近くの日本海には、全長約60~70kmの海底活断層があるとの報告もなされています。
現在、当該原発3号炉の営業運転が認可されようとしています。
しかし、従来北電は、この断層帯に起因する地震を耐震設計に反映しておらず、しかもこれらの厳しい状況が明らかになっている以上、再評価を実施して、その結論がでるまでは営業運転に移行すべきではないと思いますがどうでしょうか。
福島第一原発の二の舞にならぬためにも、念には念を入れる必要があります。事故が起きてしまってから、「想定外」では済まされません。