昨日、件の「ブラームスコレクション」の内、ピアノコンチェルトを録音しました。
ブレンデルがアムステルダムコンセルトヘボウと共演した2枚組のアルバムなのですが、演奏も録音も秀悦で、盤面ノイズも少なかったので、とても良い音源ができました。
これ(デジタルファイル)は、昨夜の内にNAS(音楽サーバー)に転送しておいたので、朝食後、早速聴きはじめました。
コンチェルトの1番は、ブラームス25歳の頃の作品で、当時はあまり評価が高くなかったといいます。従って、2番のそれに取り掛かるまで、20年もの時を必要としました。
その頃(47歳)になると、交響曲第1番の成功もあって、彼は押しも押されぬ大作曲家になっていましたから、作曲態度もどこか悠然としています。曲想も大きく、隅々にまで気配りのきいた名曲となりました。
上記の二つのコンチェルトは、都合、7つの楽章から成っていますが、これもネットワーックオーデイオの優れた点で、これらをひとつのアルバムに編集し直したので、切れ目なく演奏することができます。
良い音楽とともに優れた著作(今は、小田実の「河2」を読んでいるのですが)と過ごすのは、小生にとってこの上ない幸せのひとときです。