先日の新聞(朝日)雑学版に、「体罰を受けたことがありますか」というアンケート結果が掲載されていました。
これを見て、回答者(2,901人)の約6割の方が「あり」と答えているのを知り驚きました。
また、誰から体罰を受けたかについては、「教師」からが1,247人と56%を占め、親・親族からなどの倍以上となっています。また、どの年代かとの設問に対しては、小学生時代が41%と最も多くなっています。
さてさて、あなたはこの結果をどうご覧になるでしょうか。
小生は、1度だけ体罰を受けた経験があります。
高校2年生のとき、保健体育の教師から強烈な平手打ち受け、それが今でも忌まわしい記憶となっています。
その教師は、何に付け自慢話をするので、日頃からうさん臭いと思っていました。
ある日、教室での授業で、早速自慢話をはじめたので、買ったばかりの「豆単」など見ていたら、「貴様、人の話を聞けないのか!廊下に出ていろ!」との罵声が飛んできました。
仕方なく廊下に出てプラプラしていたら、5分ほどして彼が現れ、「座ってろって言ったろ。このバカヤロー!」と、ひどい平手打ちが飛んで来ました。それは、日頃、(小生が)うさん臭く思っていることへの仕返しのように思われ、憎しみに満ちたものでした。
以後、小生は、彼を教師として認めず、無視することに決めました。
55年後の今日になって思い出しても、忌々しいかぎりです。
このように、「体罰」は人間の一生を通じて記憶に残るものですから、教師や指導者は心して欲しいと思います。