地元(倶知安町)で、孤独死しミイラ化した男性の遺体が発見されていたというニュースには、心底驚いた。
これは、民放の夕方のニュースで、行政のあり方を問うという内容で放映されたものだが、本年7月23日、町営住宅に住む73歳の男性が、死後約4ヶ月ほど経った遺体となって発見されたのだという。
町役場には、5月頃、近隣住民から「最近姿を見ない。確認してもらえないか」との連絡があったが、町はプライバシーの保護の観点から、部屋の鍵を開けて確認をするのは難しいと説明していた。
一方、男性が生活保護を受給していたことから、所管の後志振興局(道の出先機関)に連絡していたという。
これを受け、振興局のケースワーカーが7月に2回訪問したが応答がなかったため、警察官を伴った町職員が部屋の鍵を開けて室内に入ったところ、孤独死している男性を発見した。
結局、近隣住民が気付いてから発見されるまで、尚、2ヶ月もかかったわけで、この間の行政の対応に問題はなかったかという内容であった。
小生自身も町に住む友人を孤独死で失っており、上記の経過はとても他人事とは思えない。