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将棋駒作家のつぶやき

謎の将棋盤 ~その3~

2012年07月19日 | MOTTAINAI
将棋盤の脚を取り外してみました。


ホゾ(突起部分)のところだけでなく、

全体的にその形に周囲が彫られていますね。

現代の将棋盤と比較してみましょう。



お分かりになりますね。

より脚がしっかり固定されるように

工夫がされていると思います。

この部分を「オオイレ」というそうで、

古い制作方式だそうです。

次に脚そのものを見てみましょう。



これは「クチナシの実」を模ったものと言われて

いるそうです。

制作にはノミを用いるのですが、

ノミで彫ることを「刳る」と言いますよね。

「えぐる」とか「くりぬく」といえばお分かりやすいかと。。

故に「クリ脚」と呼ばれます。

昔は高級な盤にしかクリ脚は使われず、

市販品には「ずん胴」の脚が装着されていたそうです。

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