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駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

清安 Round 1+1 ~その14~

2022年07月08日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
清安一字書です。

裏面の字母紙を貼りました。

速乾性の糊を使っていますので、

多分もう彫っても問題ないと思うのですが、

彫っている途中で字母が剥がれると、

作業が止まってしまうので、

完全に乾くまで放置します。

駒づくりは自然に任せる時間が実に長い。



清安 Round 1+1 ~その10~

2022年06月19日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
清安一字書の金将です。

実はこの書体、成銀も全く同じ字母を使っています。

金将と成銀の区別ができないと、

トラブルになりますが、

源平仕様なら色で明確に区別出来ます。

工程としてはまた半分にも至っていませんが、

世界初の清安一字書の完成が待ち遠しいです。


清安 Round 1+1 ~その9~

2022年05月18日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
清安一字書の銀将です。

少々バランスをとるのに苦労しましたが、

まあ、ここまで来ればそれなりになっている気がします。

全く論理的な文章ではありませんが、

ものづくりって感覚が大事な、

というか、感覚でしか答えが出ない場面が多い気がしますし、

それを無理やり論理的にしなくてもいい気がします。



二字の銀将も彫りました。

いい感じです。




清安 Round 1+1 ~その8~

2022年05月14日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
清安一字書の桂馬です。

この桂馬の字母、

個人的にはかなり好きです。

アマチュアの将棋に対する興味って一定ではなく、

思った以上に下がっている時もあります。

そんな時に結構「上げて」くれるが、

将棋駒だったりすることありませんか?



あとで字母紙を奇麗に剥がしてから、

仕上げ彫を致します。



清安 Round 1+1 ~その5~

2022年03月13日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
清安(一字)の香車です。

二字に比べると画数は少ないですが、

字が大きく太い分、

彫る量は多く感じます。

時間も二字と変らないですね。



木地裏面です。

板目ベースですが、

こういう杢っぽい木地も含まれています。

あっ、木地にキズがありますね。

彫る前に研磨が必要です。

見つかって良かった。




清安 Round 1+1 ~その4~

2022年03月11日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
清安(二字)の香車です。

正統派!って感じですね。

すみません、バリが残ってますね。

後で綺麗に致します。

源兵衛清安という似た名前の書体があります。

書体自体も似た部分があり、

両者のルーツは同じかも知れませんね。

ちなみに私は、

「げんべい・きよやす」ではなく、

「みなもとのひょうえい・きよやす」が

正しい読み方だと思っています。

清安 Round 1+1 ~その3~

2022年03月06日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
一字書の清安です。

歩兵が彫り終わりました。

やってみて分かりましたが、

彫る順番は二字⇒一字がいいですね。

一字書の彫がかなりスムーズに進みました。



一字の木地は板目なので、

時折、根杢の様に固い部分に遭遇します。

また、使用している木地の作者(木地師)が違うので、

そこにも注意が必要です。

清安 Round 1+1 ~その2~

2022年02月19日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
清安の一字書です。

通常(二字)の清安と

同時進行で作ることにしました。



この一字の清安の字母、

10回以上作り直しましたので、

かなり気に入ってます。



特に歩兵がいいですね。

五角形の駒形に程よく収まっています。

二字の歩兵⇒一字の歩兵、

二字の香車⇒二字の香車、

という順番で作業を進める予定です。






清安 Round 1+1 ~その1~

2022年02月11日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
清安書です。

ちょっと色々と考えていることがありまして、

いきなりですが、

全ての歩兵が彫り終わりましたところから記事スタートです。

彫っている時はこんな感じです。









ひたすらに彫るだけです。

駒師は気長な性格の方が向いていると思います。

何を企んでいるかは、徐々に明らかになります。





安清 ~その13~

2018年03月28日 | 安清、清安、源兵衛清安、宗歩好
安清書 御蔵島産本黄楊柾目薄虎斑 彫駒 完成です。

虎斑が入っているとはいえ、

ベースは御蔵島黄楊の柾目ですので、

作品としてはやや女性的でおとなしい感じです。

使い続けるに従い、

駒の表情は徐々に変化するでしょう。

それを楽しんで頂けると嬉しいです。

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