徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

日本美術院の画家たち(後期) 松岡美術館

2007-04-09 | 絵画
日本美術院の画家たち(後期)
2007年2月27日から4月22日
松岡美術館

  • 横山大観 《夕月》紙本墨画淡彩 1939年 ニューヨーク万博 ;崖の上に立つ木々が傾いている、風が強いのだろうか。そこに分け入る人物が一人。
  • 下村観山 《長安一片月》 絹本墨画銀泥 1900 第9回絵画協会第4回日本美術院連合共進会;
    子夜呉歌 李白
    長安一片月 長安一片の月
    萬戸擣衣聲 万戸衣を打つの声
    秋風吹不盡 秋風吹きて尽きず
    總是玉關情 総て是玉関の情
    何日平胡虜 何れの日か胡虜を平らげ
    良人罷遠征 良人遠征を罷めん
    李白の有名な漢詩のようだ。

  • 下村観山 《武人愛梅》 紙本着色 1902頃
  • 寺崎広業 《美人読書図》紙本墨画 1910;白描の美人。
  • 川合玉堂 《春峡》 1926;
  • 小林古径 《紅梅》 1943;毒々しいようなピンク
    など

    明清時代の絵画(後期)
    2007年2月27日から4月22日

    記録はしていませんが、前期の方がまだ精緻な山水画などあり楽しめたのですが、清となるとまだまだ理解を欠きます。
  • 沈銓 鴛鴦図 紙本着色 清時代;白地なのですが、日本で珍重された沈銓らしい細密描写は極わずかに認められるのみ。百合、牡丹、鴛鴦などを描く。
  • 金農 「紅白梅図巻」 紙本墨画淡彩 一巻 清乾隆16年(1751)孫星衍画題「南枝紅恵」;鬱蒼とした枝ぶりの梅が画巻いっぱいに生い茂り、そこに満開の梅の花がさく。金農は特徴的な字体の書でしか見たことはなかったが、揚州八怪(乾隆年間に揚州で活躍した個性的な画家たち)の一人だそうだ。
    など

    庭も公開されていましたが、桜吹雪が舞い、紅葉の青葉が鮮やかでした。
    (8日)
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