「髪」と「夜鴨」の展示は7月5日からだが、都合で本日鑑賞。日経新聞の招待券で。歴史画では、「重盛」が良かった。重盛は燈篭大臣と呼ばれ、清盛を諌めた平家物語では描かれているとのこと。(NHKの「義経」では、勝村政信が演じている。清盛の嫡男で、宗盛・知盛らは異母弟になる。父・清盛を諌めることのできるただ一人の息子として父の信頼も厚かったが、早逝してもう出てこない)「木蓮」の赤色は好きな色。「伝教大師絵伝」も下絵の単なる写生が、伝教大師にフォーカスする構図に。「香魚(あゆ)」には、思わず頬が緩む。「くろ兎」は輪郭線が美しい。「孔雀」は、円熟の神々しさ。狗子は、かわいい。でも今回の1点は、「果子」(フルーツ)形も色合いも絶品。日経新聞から招待券を貰ったので、カタログを購入(2300円)(2005年7月2日)
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