岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

今日の写真が語ること…米栂(コメツガ)樹霜(3) / Windows7は自作が簡単(2)

2010-01-23 05:15:29 | Weblog
(今日の写真も、「米栂(コメツガ)に着いた樹霜」だ。講座で「コメツガ」の話しをしたら、「それはどのような木だ」と訊いた人がいた。
 「コメツガ」はマツ科ツガ属の常緑針葉樹だ。本州の中部以北や紀伊半島、四国、九州の山地に点々と生育している。亜高山帯の針葉樹林の構成種の一つであり、オオシラビソ(アオモリトドマツ)などとともに、針葉樹林を構成する。
 八甲田山系で見られる「オオシラビソ」は、一般的な通説としては「岩木山には生育していない」ことになっているが、標高1200m付近に生えている場所がある。ただ、その場所には「コメツガ」は見られない。
 「コメツガ」の樹高は20mを越すといわれるが、尾根筋や湿原の周辺などに生育する傾向が高く、そのような場合には樹高も低く、幹も分かれて多幹になっているし、斜面に沿って仰臥している場合も多い。ただし、赤倉沢右岸急斜面には、ほぼ「直立」しているような大木を見ることが出来る。「コメツガ」は亜高山の針葉樹の中では、岩稜帯の痩せ地に生育するタイプだ。)

◇◇ 今日の写真が語ること… ◇◇

 太い幹だ。おそらく、これは樹齢6、700年以上だろう。痩せ地の岩稜帯に生えるから育つための「栄養」が貧しい。その上、1年の半分を「積雪」に覆われて過ごす。さらに、四六時中、強い風、冷たい風に曝されている。
 そのような「環境」では、「目に見えて」大きくなることはない。成長は遅々としている。年輪は1年に1mm以下かも知れない。そうだとすると、1cm太くなるのに10年以上かかるということだ。幹の半径が10cmの太さになるのに100年という時間が必要だということだ。この計算でいくと、赤倉登山道で出合う「寝そべっている太いコメツガ」はやはり、樹齢が1000年から1500年というものもあっておかしくない。
 この樹皮に注目しよう。やはり、「松」に仲間である。これは松の木肌そっくりである。ミズナラの木肌も縦縞に裂けているが、もう少し、裂け方が浅い。
 この深い亀裂に、まろやかな模様を付置しているのが樹霜だ。枝に葉先には「エビの尻尾」も見える。
 正面に見える雪稜は頂部が平らなように見えるが、左は鋭く落ち込み、その奥は切れ込んで、深く降りなければならない。細い稜線が続く。
 山頂までは、このような細い雪稜のアップダウンが延々と続くのだ。

◇◇ Windows7は自作が簡単 (2)◇◇
(承前)

…組み立てが終わったら通電し、Bios画面を開く。初期値のままでもいいが、このままだと「フルスクリーン」の読み込みなどあり、起動に時間がかかるので、これを外したり、自分の好みに合わせてBiosを書き換えるのだ。これは、「Windows7」でもやってくれないから自分でするしかない。
 「Windows XP」の時代はOSをインストールしたあとで、付属のCDから、チップセットを入れる。イーサーネットのドライバー、オーデオドライバーなどをインストールする。
 次は、ビデオカードのドライバーをインストールする。少し古いビデオカードならば、メーカーのHPにアクセスして、新しいドライバーをダウンロードしてからインストールする。さらに、そのマザーボードに関わる種々のユーテリティーを取り込むこともある。
 「Windows7」は、OSが「種々のユーテリティーを取り込むこと」まではしてくれないが、それ以外のことは大概してくれるという念の入れようなのである。
 しかも、その自作機が持っている機能が必要とする様々なドライバーやユーテリティー、インストールしたアプリケーションのバージョンアップドライバーまで、事細かに「陰でこそこそ」としてくれるのである。
 だが、このことを「嬉しい」と思う人は少ないだろう。「Windows7」が組み込まれた既製のPCを使用している人には、「陰でこそこそ」としてくれるのでよく「目に見えない」し、あるいは、この親切で「お節介」な所業に気づかないはずだからである。また、こんなものかと大して「感謝」はしないのではないだろうか。
私にとっては、このの「出しゃばり」と「お節介」がたまらなく嫌なのだ。「そうだったら、なぜ使っているのか」と切り替えされそうだから、言っておくが、この「所業」が嫌いなだけであって、「Windows7」はマイクロソフト社の出したこれまでの、どのOSよりも優れていることは言うまでもないということだ。一口で言うと「軽快」だということである。
 ただ、何故なのかは、よく分からないが、「Windows7 64 bit」ウルティメイトを組み込んだ私のPCは起動に時間がかかるのだ。どうもこれは、「Windows7 64 bit」ウルティメイトというOSの所為ではなく、マザーボードと、組み込んでいるメモリ(12GB )などの初期の読み込みに時間がかかっているらしい。

 自作をしていて、最高のヒットは「64bit版」のOSをより早く使えたということだろうか。
 待ちに待った「Windows XP Pro 64bit版」が発売された。「64bit版」用のマザーボード、それにCPUなどで自作する。その頃の「64bit版」対応CPUは「AMD」社の独壇場だった。「intel」社はまだ、製造できる段階ではなかった。
 だから、「AMD」社の「CPU」は高価だった。「Athlon 64 X2」という「CPU」はDual-Coreで、その中の「FX60」はハイエンドクラスであり「L2 Cache2.6Ghz13.0x」であった。確か10万円を越えていたはずである。ハイエンドの「CPU」は昔も今も非常に高い。
 だが、どのメーカーも「64bit版」対応の既製品PCを発売していない。それに先駆けて「組み立てて使う」ことが出来るという喜びは大きい。(明日に続く)

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