(突然だが「路線変更」だ。草花や樹木の花の写真からパーソナルコンピュータの写真に変える。その意味で路線を変更するということだ。今日、明日、明後日あたりまで、パソコンの話しを書きたいと思う。
私はパソコンの自作マニアなのだが、その自作マニアの心を「自作を許さない」という意味で「惹きつけてやまない」のが、「アップルコンピュータ」なのだ。
今日の写真はアップル社のノートパソコン、マックブックである。正式名称は「MB467J/A MacBook 2.4GHz Core2Duo 13.3"」である。これまで使っていたMac Pro「MA970J/A MacPro 2.8GHz Quad Xeon x2 16G 320G/SD/GF8800GT」を下取り品にして購入したものだ。いくらかおつりも戻って来た。)
以前にも書いたがこの1月から、自作のPCに「Windows 7β版」をインストールして使っていた。先月この「Windows 7 RC版」が公開されたので、早速DVDに焼いてインストールして使ったところ、何とベンダーが32Bitでなければ使えないというソフト、例えば「筆ぐるめ」などが64Bitの「Windows 7」で簡単に使えてしまうのである。インストールも容易、しかも速い。多くのウエッブサイトで「Windows 7」についての評判を目にしたり、聞いたりしているだろうから、そのことには触れないが、とにかく「最高」にいいのである。今、現在「Windows 7」の32Bit版と64Bit版をIntel CPU Core2 Extreme のPC、 Intel Core i7 CPU 965のPCにインストールして快適に使っている。
そして、この「快適」さは、私にこれまで使っていた「Mac Pro」を疎いもののように思わせ始めたのである。(明日に続く)
◇◇色々なことでの問い合わせがあるものだ…(4)◇◇
(承前)
③について「夜間に鳴くことが雛が孵る前には普通であるなら、その理由は何なのでしょうか。」
・Iさんへ
夜間に鳴く理由は私には分かりません。野鳥に関心のある本会 会員に、「ホトトギスが夜間に鳴く頻度とその理由」等を、つがい形成期、産卵前、産卵(托卵)後、孵化後、ひょっとしてあれば「子育て期」などの観点で調べてもらっています。今しばらくお待ち下さい。
いずれにしても、子育てから解放されている生物は「暇」なのでしょう。自らは巣を作らず、ウグイスなどの巣に産卵し、抱卵・育雛を委ね、卵を産むと夜昼の見境なく遊び回っている鳥ですから、「鳴く」ことしかすることがないのでしょう。そう考えると何となく納得がいきます。最近は人にもこの手合いが増えているようですね。
日本では、昔から「季節の初音」として人々がその鳴き声を待ちました。万葉集には、ホトトギスの読み込まれた歌が153首集められています。
・くつてどり・あやなしどり・うづきどり・しでのたおさ・たまむかえどり・夕影鳥・夜直鳥(よただどり)などの呼び名があります。後ろ2つにも「夜に鳴く」という意味が読み取れます。漢字では、杜鵑・霍公鳥・時鳥・子規・杜宇・不如帰・沓手鳥・蜀魂などと書きます。
次は地方紙「陸奥新報」に連載した「岩木山の花々」の「ホトトギス」に関係した一文です。参考にされて下さい。
『ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)』 錦秋彩る西方浄土への案内花
…郭公(かっこう)の仲間である杜鵑(ほととぎす)を四手の田長(しでのたおさ)と古人は呼んだと言う。四手が死出(しで)と同じ音になるので、冥途(めいど)への道案内をする鳥と考えたのである。長明は杜鵑が鳴くのを話しかけてくるものとみなし、その度に案内をしてくれよと約束したと方丈記に書いている。
聞きなしでは「テッペンカケタカ(頂上を踏んで降りて来たのか)」としている。これは実に当を得ている。山頂からようやく下山して麓にさしかかる頃に森で鳴いているのだ。疲れてはいるがその鳴き声に答えて「そうだよ」と呟く時、口元には自然に笑みがこぼれる。その森も最近は数少なくなっている。だから、当然声を聞くことも少なくなった。それだけではない。山路の杜鵑草も滅多に見られなくなってしまった。
その日も長平口に下山しがてら、出会いを望んだが無理だった。これは秋に杜鵑の鳴く林の縁に咲く花であるが、残念ながらここ数年会うことがない。杜鵑や山路の杜鵑草が岩木山から影を潜めたとすれば、冥途へのガイドを誰に頼めばいいのだろう。浄土に往けない魂が麓でうろうろしているかも知れない。岩木山は鬼門に近づいているのだろうか。…
以上、よろしくお願いします。三浦章男
・三浦章男さんへ
『ホトトギスの件ご回答有り難うございました。
山科鳥類研究所にも照会したのですが、ホトトギスの件は良く分かってないとのことでした。ホトトギスの鳴きは先天的なもので、ウグイスなどの後天的なものとは違うとのこと。
津軽の方たちの調査が期待されるところです。カッコウは鳴かないのに、ホトトギスだけ夜間も飛びながら鳴くというのは何か訳があると思います。
他の鳥は交尾時間が短いのに、ホトトギスはかなり長い(?)とか。
長いと天敵に狙われた時に逃げられないので、そのような天敵が活動しない夜間に縄張りの中で鳴いて雌を呼び寄せて交尾しているとか、そんなことはないのでしょうか。
あるいは雌を見つけるまでの間、托卵相手のウグイスの産卵を夜鳴きで遅らせて、卵の個数を少なくさせ、雌が交尾して托卵するまでの時間稼ぎとか。それ以外に肝心な理由が見あたりませんが。勝手な想像です。お元気でご活躍下さい。』
Iより
このIさんからの問い合わせ内容は、野鳥について詳しい「会員」に訊いてみたが、結局「検証的な解答」は得られなかったので、私との「このやりとり」で終わってしまった。Iさんにしても 私にしても「しっくりしない」形で終わってしまった。(この稿はこれで終了)
私はパソコンの自作マニアなのだが、その自作マニアの心を「自作を許さない」という意味で「惹きつけてやまない」のが、「アップルコンピュータ」なのだ。
今日の写真はアップル社のノートパソコン、マックブックである。正式名称は「MB467J/A MacBook 2.4GHz Core2Duo 13.3"」である。これまで使っていたMac Pro「MA970J/A MacPro 2.8GHz Quad Xeon x2 16G 320G/SD/GF8800GT」を下取り品にして購入したものだ。いくらかおつりも戻って来た。)
以前にも書いたがこの1月から、自作のPCに「Windows 7β版」をインストールして使っていた。先月この「Windows 7 RC版」が公開されたので、早速DVDに焼いてインストールして使ったところ、何とベンダーが32Bitでなければ使えないというソフト、例えば「筆ぐるめ」などが64Bitの「Windows 7」で簡単に使えてしまうのである。インストールも容易、しかも速い。多くのウエッブサイトで「Windows 7」についての評判を目にしたり、聞いたりしているだろうから、そのことには触れないが、とにかく「最高」にいいのである。今、現在「Windows 7」の32Bit版と64Bit版をIntel CPU Core2 Extreme のPC、 Intel Core i7 CPU 965のPCにインストールして快適に使っている。
そして、この「快適」さは、私にこれまで使っていた「Mac Pro」を疎いもののように思わせ始めたのである。(明日に続く)
◇◇色々なことでの問い合わせがあるものだ…(4)◇◇
(承前)
③について「夜間に鳴くことが雛が孵る前には普通であるなら、その理由は何なのでしょうか。」
・Iさんへ
夜間に鳴く理由は私には分かりません。野鳥に関心のある本会 会員に、「ホトトギスが夜間に鳴く頻度とその理由」等を、つがい形成期、産卵前、産卵(托卵)後、孵化後、ひょっとしてあれば「子育て期」などの観点で調べてもらっています。今しばらくお待ち下さい。
いずれにしても、子育てから解放されている生物は「暇」なのでしょう。自らは巣を作らず、ウグイスなどの巣に産卵し、抱卵・育雛を委ね、卵を産むと夜昼の見境なく遊び回っている鳥ですから、「鳴く」ことしかすることがないのでしょう。そう考えると何となく納得がいきます。最近は人にもこの手合いが増えているようですね。
日本では、昔から「季節の初音」として人々がその鳴き声を待ちました。万葉集には、ホトトギスの読み込まれた歌が153首集められています。
・くつてどり・あやなしどり・うづきどり・しでのたおさ・たまむかえどり・夕影鳥・夜直鳥(よただどり)などの呼び名があります。後ろ2つにも「夜に鳴く」という意味が読み取れます。漢字では、杜鵑・霍公鳥・時鳥・子規・杜宇・不如帰・沓手鳥・蜀魂などと書きます。
次は地方紙「陸奥新報」に連載した「岩木山の花々」の「ホトトギス」に関係した一文です。参考にされて下さい。
『ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)』 錦秋彩る西方浄土への案内花
…郭公(かっこう)の仲間である杜鵑(ほととぎす)を四手の田長(しでのたおさ)と古人は呼んだと言う。四手が死出(しで)と同じ音になるので、冥途(めいど)への道案内をする鳥と考えたのである。長明は杜鵑が鳴くのを話しかけてくるものとみなし、その度に案内をしてくれよと約束したと方丈記に書いている。
聞きなしでは「テッペンカケタカ(頂上を踏んで降りて来たのか)」としている。これは実に当を得ている。山頂からようやく下山して麓にさしかかる頃に森で鳴いているのだ。疲れてはいるがその鳴き声に答えて「そうだよ」と呟く時、口元には自然に笑みがこぼれる。その森も最近は数少なくなっている。だから、当然声を聞くことも少なくなった。それだけではない。山路の杜鵑草も滅多に見られなくなってしまった。
その日も長平口に下山しがてら、出会いを望んだが無理だった。これは秋に杜鵑の鳴く林の縁に咲く花であるが、残念ながらここ数年会うことがない。杜鵑や山路の杜鵑草が岩木山から影を潜めたとすれば、冥途へのガイドを誰に頼めばいいのだろう。浄土に往けない魂が麓でうろうろしているかも知れない。岩木山は鬼門に近づいているのだろうか。…
以上、よろしくお願いします。三浦章男
・三浦章男さんへ
『ホトトギスの件ご回答有り難うございました。
山科鳥類研究所にも照会したのですが、ホトトギスの件は良く分かってないとのことでした。ホトトギスの鳴きは先天的なもので、ウグイスなどの後天的なものとは違うとのこと。
津軽の方たちの調査が期待されるところです。カッコウは鳴かないのに、ホトトギスだけ夜間も飛びながら鳴くというのは何か訳があると思います。
他の鳥は交尾時間が短いのに、ホトトギスはかなり長い(?)とか。
長いと天敵に狙われた時に逃げられないので、そのような天敵が活動しない夜間に縄張りの中で鳴いて雌を呼び寄せて交尾しているとか、そんなことはないのでしょうか。
あるいは雌を見つけるまでの間、托卵相手のウグイスの産卵を夜鳴きで遅らせて、卵の個数を少なくさせ、雌が交尾して托卵するまでの時間稼ぎとか。それ以外に肝心な理由が見あたりませんが。勝手な想像です。お元気でご活躍下さい。』
Iより
このIさんからの問い合わせ内容は、野鳥について詳しい「会員」に訊いてみたが、結局「検証的な解答」は得られなかったので、私との「このやりとり」で終わってしまった。Iさんにしても 私にしても「しっくりしない」形で終わってしまった。(この稿はこれで終了)