今朝、起きたら外が明るい。起床時間が遅いわけではなく、久しぶりに青空が覗いていたからだ。外気温は17.5℃。
外に出てみると、これも数日ぶりに「北風」が吹いていた。昨日までは、特に日中が強かったのだが、冷たい「南風」が、木々の枝や葉を揺らすほどに吹いていた。その風向きが反転している。
冷たい微風「北風」は夏に吹くものだ。まだ、8月の下旬、季節は夏であっていい。ようやく、順当な季節の推移を辿ってくれるのかと思い、ほっとしながら上空を仰いだら、そこには写真のような雲があったのだ。だが、この雲は「秋」を知らせるものであった。もしも、この雲を「鰯雲」と呼ぶことが出来るならばの話しである。
明るいといっても5時過ぎである。ホワイトバランスの操作をしないままに写したものだから「暗く」なってしまった。
この雲は「鰯雲」と呼ばれるものかも知れない。巻積雲のことを漁師たちがこのように呼んでいたとされている。この雲が現れると鰯が多くとれるからだという。巻積雲は悪天の兆しで、低気圧が近づいていることを示すものだ。
水原秋桜子の俳句に「鰯雲天にひろごり萩咲けり」というのがあるが、この句の季節は秋である。
この雲に似ているものに「鯖雲」と「羊雲」がある。どちらも、「高積雲」の一種である。
「鯖雲」という名前の由来は、この雲がよく現れるようになる時期が秋鯖の漁期であることと、この「雲」が鯖の背に見える模様と似ていることだとされている。
「羊雲」の由来は、牧場に群れている羊に見えることによる。何と、牧歌的な風情の雲ではないか。この「羊雲」が太陽を横切る時に、それを反射して明るい光冠を見せることがある。太陽と雲が織りなす妖しげで美しい彩りの代表は「虹」であるが、光冠もその一つである。このほかに「彩雲」というものもある。
今日の写真の雲が「鰯雲」なのか「鯖雲」なのか「羊雲」なのか、私には分からない。分かっていることは、いずれであっても「秋の雲」であることには違いがないであろうということである。
今日これから、または明日にかけて「悪天や荒天」に見舞われると、それは巻積雲ということになり、「鰯雲」であろう。だが、曇りないし好天の場合は「鯖雲」や「羊雲」と考えてもいいだろう。
確かに季節は一ヶ月速く進んでいる。この「季節は一ヶ月速く進んでいる」というフレーズは今年の4月や5月に書いたブログにも頻繁に登場したはずである。
●岩木山・花の山旅 出版記念
NHKギャラリー企画写真展『岩木山の花』の案内●
陸奥新報や東奥日報にも、拙著「カラーガイド 岩木山・花の山旅 」のことが掲載されて、多くの人たちが知ることになったようです。
23日にある人の「偲ぶ会」があり、出席したところ、かなりの人から「声」をかけられました。新聞の威力とでもいうのでしょうか。そのうちに「書評」がこの二紙にも掲載されることになっています。
実は、こちらの方が「心配」なのです。書評を書いて下さる方は、いずれも「専門家」です。植物に関して「ど素人」の私が著した内容をどのように批評してくださるのかとすごく心配です。
その心配を抱えながらですが、次の日程で、表記の「写真展」を開催いたしますので、どうぞ、お越し下さい。
※展示会場:
NHK弘前放送会館ギャラリー 弘前市下白銀町21-6 TEL:32-5411
※開催期日:
2008年8月29日(金)~9月2日(火)
※展示時間:
10:00時から17:00時まで
※展示内容:
「カラーガイド 岩木山・花の山旅」に掲載してある花の写真、約120種とページ数の関係で掲載されなかったものとして、「スズムシソウ」「オチクラミズバショウ」「カワミドリ」などの展示もあります。
■■「カラーガイド 岩木山・花の山旅」は消費税なしで著者から購入出来ます。オールカラー写真で定価は2800円(消費税別)です。展示会場では消費税なしで購入出来ます。
なお、消費税なしで「NHK弘前文化センター受付」と「岩木トレイルセンター(岳温泉入り口にある岩木さん歩館)」でも購入することが出来ます。
展示写真の会場への搬入は28日の10時です。枚数が多いので「展示準備」にはかなりの時間と手間がかかります。
その日に「お手すき」でお手伝いの出来る会員の方がおられましたら、協力をお願いしたいと思います。
外に出てみると、これも数日ぶりに「北風」が吹いていた。昨日までは、特に日中が強かったのだが、冷たい「南風」が、木々の枝や葉を揺らすほどに吹いていた。その風向きが反転している。
冷たい微風「北風」は夏に吹くものだ。まだ、8月の下旬、季節は夏であっていい。ようやく、順当な季節の推移を辿ってくれるのかと思い、ほっとしながら上空を仰いだら、そこには写真のような雲があったのだ。だが、この雲は「秋」を知らせるものであった。もしも、この雲を「鰯雲」と呼ぶことが出来るならばの話しである。
明るいといっても5時過ぎである。ホワイトバランスの操作をしないままに写したものだから「暗く」なってしまった。
この雲は「鰯雲」と呼ばれるものかも知れない。巻積雲のことを漁師たちがこのように呼んでいたとされている。この雲が現れると鰯が多くとれるからだという。巻積雲は悪天の兆しで、低気圧が近づいていることを示すものだ。
水原秋桜子の俳句に「鰯雲天にひろごり萩咲けり」というのがあるが、この句の季節は秋である。
この雲に似ているものに「鯖雲」と「羊雲」がある。どちらも、「高積雲」の一種である。
「鯖雲」という名前の由来は、この雲がよく現れるようになる時期が秋鯖の漁期であることと、この「雲」が鯖の背に見える模様と似ていることだとされている。
「羊雲」の由来は、牧場に群れている羊に見えることによる。何と、牧歌的な風情の雲ではないか。この「羊雲」が太陽を横切る時に、それを反射して明るい光冠を見せることがある。太陽と雲が織りなす妖しげで美しい彩りの代表は「虹」であるが、光冠もその一つである。このほかに「彩雲」というものもある。
今日の写真の雲が「鰯雲」なのか「鯖雲」なのか「羊雲」なのか、私には分からない。分かっていることは、いずれであっても「秋の雲」であることには違いがないであろうということである。
今日これから、または明日にかけて「悪天や荒天」に見舞われると、それは巻積雲ということになり、「鰯雲」であろう。だが、曇りないし好天の場合は「鯖雲」や「羊雲」と考えてもいいだろう。
確かに季節は一ヶ月速く進んでいる。この「季節は一ヶ月速く進んでいる」というフレーズは今年の4月や5月に書いたブログにも頻繁に登場したはずである。
●岩木山・花の山旅 出版記念
NHKギャラリー企画写真展『岩木山の花』の案内●
陸奥新報や東奥日報にも、拙著「カラーガイド 岩木山・花の山旅 」のことが掲載されて、多くの人たちが知ることになったようです。
23日にある人の「偲ぶ会」があり、出席したところ、かなりの人から「声」をかけられました。新聞の威力とでもいうのでしょうか。そのうちに「書評」がこの二紙にも掲載されることになっています。
実は、こちらの方が「心配」なのです。書評を書いて下さる方は、いずれも「専門家」です。植物に関して「ど素人」の私が著した内容をどのように批評してくださるのかとすごく心配です。
その心配を抱えながらですが、次の日程で、表記の「写真展」を開催いたしますので、どうぞ、お越し下さい。
※展示会場:
NHK弘前放送会館ギャラリー 弘前市下白銀町21-6 TEL:32-5411
※開催期日:
2008年8月29日(金)~9月2日(火)
※展示時間:
10:00時から17:00時まで
※展示内容:
「カラーガイド 岩木山・花の山旅」に掲載してある花の写真、約120種とページ数の関係で掲載されなかったものとして、「スズムシソウ」「オチクラミズバショウ」「カワミドリ」などの展示もあります。
■■「カラーガイド 岩木山・花の山旅」は消費税なしで著者から購入出来ます。オールカラー写真で定価は2800円(消費税別)です。展示会場では消費税なしで購入出来ます。
なお、消費税なしで「NHK弘前文化センター受付」と「岩木トレイルセンター(岳温泉入り口にある岩木さん歩館)」でも購入することが出来ます。
展示写真の会場への搬入は28日の10時です。枚数が多いので「展示準備」にはかなりの時間と手間がかかります。
その日に「お手すき」でお手伝いの出来る会員の方がおられましたら、協力をお願いしたいと思います。