岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

今日の写真が語ること…今朝の東奥日報記事 / Windows7自作が簡単、何でもOSが… (5)

2010-01-26 05:14:59 | Weblog
(今日の写真は、今朝の「東奥日報」記事、「『きょうのチェック』温暖化の影響か岩木山の雪崩発生場所が変化」(本記事は20面)に関係したものだ。
 この写真は私が撮って、私が「書き込み」をして、本会のHPに載せてあるものだ。そこから転載した。
 私がこの記事を書いたなら、記事に添付する写真はこれであろう。緑の線で形取られた部分が03年4月に発生して、毒蛇沢に落ち込んでいる大きな「全層(底)雪崩」である。)

◇◇ 今日の写真が語ること… ◇◇

 岩木山の雪崩発生場所に変化が起き出したのは99年からである。その詳しいことは今日の「東奥日報記事」に譲ることにして、今日の写真の関したことを書こう。
 99年4月に次いで発生した場所がここだ。この鳥海南東斜面は雪崩の発生が多い場所だ。これまでに、数回大雪崩が発生して、焼け止まり小屋は一度は吹き飛ばされてなくなってしまったほどだ。
 つまり、雪崩の方向は「焼け止まり小屋」を目指していたわけだ。だが、03年のものは「鳥海南東斜面」で発生したが、それまでの東寄りから南寄りに変わった。雪崩による「雪層の剥離跡」は、はっきりと眺められたのである。それは、いびつな心形をしていて末端は毒蛇沢に流れている。幅は3、400mあろうか。長さはよく分からないが7、800m程度であろうと思われる。
 これは、「鳥海南東斜面」に溜まる積雪の量とその積雪の傾きに変化が出てきたためである。つまり、西から冬期間、吹き付ける季節風「西風」が弱く、積もる場所が東から西に移動したことと、溜まった雪の「ヘッド」が南に偏っている所為である。
 この流れ方が99年以降の次に述べる「気象的な特徴」をよく現している。

第1に、季節風の吹き出しが極端に弱く長続きしない。
第2に、雪層が柔らかく締まっていない。
第3に、雪層に何重かのアイスバーン形成があまり見られない。
第4に、冬季を通じて、全体的に暖冬である。
第5に、3月から4月にかけて「降雪」と「高温」が繰り返して続く。

 また、「雪層が密でなく締まっていないこと」、「微小な雪粒同士の粘着性が欠如」、「凍結による固い雪層の成立とその数層構造がなされていないこと」等という特徴もある。

 以上のように、99年以前に比べると、確実に雪崩発生場所は西に偏ってきている。99年のものも、08年のものも、普通に「寒くて季節風の吹き出しが強ければ」、全部「後長根」上部に吹き溜まる「積雪」なのである。

◇◇ Windows7は自作が簡単、何でもOSがしてくれる (5)◇◇
(承前)
…一昔前は、そのようなことはなかった… 

 昨日、「相棒」さんが自作したコンピュータが、突然動かなくなったという。前の晩に電源をオフにしたのに、ランプが点灯したままだったそうだ。そして、朝にスイッチオンでも「電源」が作動しないということなのである。

 新品の「電源」であれば、このようなことはない。ただし、そうとも言えない場合もある。私のPCの電源は、1年も使用しないのにダウンしたのはつい先日だった。
 「Windouws7」のRC版が公開されたときに、早速、それに併せて自作した。主な仕様は、マザーボード「P6T-D」、CPUがCore i7 965 Extreme Edition、メモリが CorsairのCM3X2G1333C9が6枚で12GB である。
 これだと、かなり大きめな「電源」が必要だと判断してピークで「800Watt」を越えても大丈夫だと思われる「電源」を新調した。
 ところが、1年もしないで、ダウン。おかしな兆候は数日前からあった。度々、「息切れするかのように止まっては復活する」という傾向だ。起動できるので「Bios」を開いて、「Hardware moniter」の電源関係の項目を見ると、それぞれ規定値よりもかなり変化している。少なくなっているものもあれば極端に増加している項目もあった。中には「赤」でそれらが示されている。
 この時点で、何らかの対応をとるべきだったのに、「そのまま」の状態で使っていたら、運悪く文書入力中に「休止」してしまい、「バックアップ」のとれないままとなり、2000字ほどの文章が「パー」になってしまった。
既製品PCは、「電源」に見合った「パーツ」を使っている。だから、「電源」に負荷を殆どかけないので、「電源」がダウンするということは、まずない。
 「電源」のダウンということは「電力」を食う「ハイエンド」なパーツを載せすぎる傾向になる。それにしても、1年未満で電源がダウンとは私も初体験であった。
 自作を標榜するものは「Bios」から「Hardware moniter」を時々開いて、確認を怠るべきではない。いくら、「Windows7」だからといってもここまでは「してくれない」からだ。
 「相棒」さんの「電源」は、私が数年使っていた「古い」もので、450Wattsだ。経年変化と高負荷をかけ過ぎた使い方をしていたので、コンデンサー等の劣化が原因なのだろう。調べてみたら完全に「電源」としての機能を果たせない状態だった。これだと、交換するしかない。手持ちの600Wattsのものと交換したら、即「起動」。30分足らずで以前よりも元気に動き出した。
 Biosを開いて点検。正常な規定値となっている。もう心配はない。「他人」のPCは操作もここまでだ。それ以上「開いて」見ることがあってはならない。「他人のPC」は、その人にとっては「秘密の箱」なのである。むやみに「覗く」ものではない。
 ところが、「知らない振りをして」むやみに覗いている者がいるのだ。それは、「Windows7」というOSであり、そのOSを提供しているマイクロソフト社である。
 個人のPCに対して、「何でもOSがしてくれる」ということは、その「OS」が個人のPCを覗いているということに他ならない。言い方をかえると、「Windows7」を使っているPCはすべて「マイクロソフト社」にコントロールされているということだ。
 一例で示そう。たとえば、新しく「ビデオカード」を取り替えたとする。これまでは、「nVidia」のカードであれば、「nVidia」のHPに自分でアクセスして、そこからドライバーをダウンロードしてインストールしなければいけなかったのだ。だが、「Windows7」はそれをしてくれるのである。この時点で「あなたのビデオカード」は「nVidia」の何々ですなということが「マイクロソフト社」に把握されてしまうということだ。このように、「個人のPC」はすべて「マイクロソフト社」によって捕縛されている。
 だが、「このこと」をして、使っている人は「便利」だとか「親切」と言うのである。私に言わせると「余計なお節介」である。
 その内に、「Windows7」と「マイクロソフト社」よって個人が支配され、国家が乗っ取られて、世界が支配されるというのは杞憂に過ぎないことだろうか。ああ、悪い夢をまた見てしまった。(明日に続く)

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