岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

今日の写真は「ヒキオコシ」/ System Diskとして使っていた「SSD」が壊れた!(5)

2010-09-29 04:23:12 | Weblog
 (今日の写真は、シソ科ヤマハッカ属の多年草「ヒキオコシ(引起)」だ。別名を「エンメイソウ(延命草)」という。
 林道を出たら、そこには秋の柔らかい日射しが満ちていた。そして、静かに秋風も漂っていた。その日射しを浴び、風に揺れて何やら白い「点滅」全体が大きく揺らいだ。傍によって、茎を掴み、花を詳しく見る。花の色以外は、すべてが「クロバナヒオコシ」にそっくりなのである。
 「あれ、どうしてこれが岩木山のここに生えているの」…私は訝しげにそれを眺めた。それは「ヒキオコシ」だったのである。
 「ヒキオコシ」は、北海道(西南部)から本州、四国、九州に分布し、人里や田畑、山地や低山、森林の林縁などに生える。これは、人里に咲く花だと思っていたから、拙著「岩木山・花の山旅」には収載していない。だが、先日、岩木山の山麓上部で「出会って」しまった。この写真はその時に撮ったものだ。これも、確実に岩木山に自生しているので「岩木山の花」として扱うことにしたい。

 「ヒキオコシ」は草丈は50cmから1mになる。茎には下向きの毛が密生している。葉は広卵形で、長さ約10cmで、巾が約5cm、葉柄には小さな翼がある。
9月から10月にかけて、茎の先や上部の葉腋から、長い「円錐花序」を出す。そして、その先に淡紫色または白色の「小さな唇形花」を多数、疎らにつける。花冠は長さが約5mmで上唇は反り返る。
「ヒキオコシ」とは妙な名前である。漢字で「引起」と書いても、その意味がよく分からない。「広辞苑」には「ひきおこし」でこの植物の説明が、「ひきおこす」という動詞としては、「倒れたもののある部分に力をかけ、引き上げて起こす」と「衰えたものを再び起こし立てる」という意味が書かれている。
 さて、その由来であるが「弘法大師が、倒れていた修験者に、この草の絞り汁を飲ませたら元気になったということ」によるとされている。また、別名の「延命草」は、「この草によって、生き長らえさせたということ」よるとされている。
 この花名の由来からも分かるように「ヒキオコシ」類は全草が「薬草」なのだ。その薬効成分は、苦味のある「エンメイン」で、血行促進効果や皮膚の新陳代謝を高め、疲労回復などに効果があると言われている。
 この「ヒキオコシ」や「クロバナヒキオコシ」の葉や茎から造られる「ヒキオコシエキス」は淡青紫色や暗紫色をしているという。そして、現在でも、健康な肌を維持する目的や育毛を目的とした頭髪用化粧品などに配合されて、基礎化粧品・シャンプー・リンス・石鹸として使われている。
「ヒキオコシ」の仲間には、北海道と本州の近畿地方北の比較的寒い地域に自生する「クロバナヒキオコシ(黒花引起)」があり、当然、岩木山にも自生している。ミズナラ林でもよく見られる、さすが「ブナ」林内で見ることはない。花の色が濃い紫なので、こう呼ぶのである。
 また、東北地方南部から中部地方、関東地方の山地の林の中などには「カメバヒキオコシ(亀葉引起)」が自生している。葉の形が「亀」に似ているからこのように呼ばれている。ともに、シソ科ヤマハッカ属の多年草だ。)

◇◇System Diskとして使っていた「SSD」が壊れた(5)◇◇

(承前)…壊れた原因は「熱暴走」なのだろうか。
 測定したところ、この「SSD」の使用電力はわずかに、「0.14Watts」である。触ってみても、「熱さ」を感ずることはない。つまり、発熱も殆どないということである。
 だが、コンピュータ内部の他のパーツは、それぞれ「発熱」していた。GPU「GeForece GTX 295」は52~54℃に達していた。「System」の温度は48℃、これでは、「筐体」内の温度は40℃を越えていることは明らかであった。
 だから、筐体内部に貯まった「熱気」を外部に効率よく排気するために、メインの「排気ファン」をDC12V- 0.27Aで、羽根の数が9枚のものに換えたりもした。
 だが、「壊れた原因は熱暴走」だと「仮定」した場合、今になって考えると「思いつくこと」が1つだけあった。
 それは、「『SSD』は発熱しない。だから、風を当てて「放熱」する必要はない」と考えたことである。私は、筐体内部か「HDD」用の「ファン」を取り払っていたのである。 だが、「SSD」そのものは「発熱」しなくても、筐体内部の温度が上がってくると「SSD」も熱せられて「SSD」自体の温度も上がるということは極めて自然なことではないだろうか。私の思考回路からは、それこそ「猛暑」のために、そのことが「すっぽり」と欠落していたのである。
 だが、この「SSD」の直ぐ近く、3cmも離れていないところにセットしてある「Samsung」社製の「SSD」は、その状態、その条件でもちゃんと動いているのである。それでは特別、この「Crucial」社製の「SSD」が他からの「熱」に弱いということだろうか。(明日に続く)

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