我が街・行田に「花手水(はなちょうず)」が見られるというので妻と二人で行田八幡神社と前玉神社に行ってきました。
「花手水」とは、神社や寺院でお参りする前に手や口を清める「手水舎」を、花々で飾ることです。
手水はお参りする際の大事な儀式ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、最近は柄杓の共有だけでなく、手水そのものの使用も控える寺社が多くなってきました。
そのため全国の寺社では参拝者に少しでも楽しんでもらおうと、広がっているのが「花手水」です。
写真は前玉神社の「手水舎」に飾られている「花手水」です。
「行田八幡神社」は、癌封じ・ぼけ封じ・虫封じ・眼病平癒など病の「封じの宮」の祈願している神社です。
言い伝えによると、源頼義・義家が奥州討伐のため、行田にこの地に滞陣した際に戦勝を祈願して勧請されたようです。
テレビや雑誌で紹介されたことをきっかけに、近年は大変人気の神社となっています。
今日もどこかのテレビ番組の撮影でしょうか。
門前のケーキ屋さんの「花手水」を撮影していました。
神社の裏側には2017年10月に放映された日曜劇場「陸王」の舞台となった行田市の老舗足袋業者「こはぜ屋」があります。
それでは行田八幡神社内の「花手水」を紹介します。
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続いて行田八幡神社周辺エリアの商店・民家の「花手水」です。
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最後に「さきたま古墳公園」の中にある「前玉神社」の「花手水」を見て回りました。
(写真は丸墓山古墳から稲荷山古墳を見たものです。)
前玉神社はさきたま古墳群に隣接する神社です。
高さ8.7m、周囲92mほどの浅間塚と呼ばれる古墳上に建てられています。
ご祭神は前玉比売神(サキタマヒメノカミ)と前玉日子神(サキタマヒコノカミ)の二柱であり、人の身を守り、幸福をもたらす神様が祀られています。
前玉神社の「手水舎」に飾られている「花手水」です。
猫シリーズの限定御朱印が大人気で、ここにも猫が・・・。
700年代の古代において当神社よりつけられた【前玉郡】は後に【埼玉郡】へと漢字が変化し、現在の埼玉県へとつながります。
武蔵国前玉郡(むさしのくにさきたまのこおり)は、726年(神亀3年)正倉院文書戸籍帳に見える地名だと言われており、1978(昭和53)年に解読された稲荷山古墳出土の鉄剣の銘文から、471年には大和朝廷の支配する東国領域が、北武蔵国に及んでいたのは確実であると言われています。
前玉神社は、北武蔵国の地元豪族が眠ると思われるさきたま古墳群の真上に建てられています。
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