この3連休で郡山の孫たちに会いに行く予定であったのですが、あいにく孫が風邪を引いてしまい夜中に食べたものを戻したらしいので、郡山行きは残念ながら延期となりました。
旅行気分になり始めていた私達は、郡山に代わって急遽、群馬県の伊香保温泉に日帰りで行くことにしました。
伊香保温泉は我が家から車で2時間ほどの所なのに今まで一度も行ったことがありませんでした。
国道17号バイパスで前橋に向かって熊谷→太田→伊勢崎と進みます。
最初は妻が運転して途中から私に交代することにしました。
1時間ほど妻が運転すると群馬県伊勢崎市の「アピタ」が見えてきたので、ここでトイレ休憩。
コーヒーを飲んだり、昼食の弁当を買い込んだりして、この先は私が運転することにしました。
途中から50号バイパスとなりますが前橋市内からは再び17号バイパスとなり、渋川へと車を走らせます。
右に赤城山、左に榛名山が見えてきます。
雄大な感じのする赤城山、嶮しい表情の榛名山。
渋川から榛名山の急坂を上ると伊香保温泉郷が現れてきました。
徳富蘆花記念文学館の前の駐車場に車を止めて、文学館に入りました。
知らなかったのですが徳富蘆花って同志社OBだったのですね。
異常なほどの嫉妬心の持ち主で、奥さんを苦しめたそうです。
奥さんの写真も出ていましたが、そんなに美人とも思えなかったけどなあ・・・(笑)
伊香保で一番有名な「石段街」は文学館から歩いて2~3分の所にありました。
非常に急な石段で、途中、心臓が止まりそうになりました。
土産物店と温泉旅館が周囲を取り囲み、温泉郷の情緒を十二分に醸し出しています。
石段を登りきったところが伊香保神社。
そのすぐ下の「湯乃花饅頭」店に沢山の人の行列が出来ていました。
「湯乃花饅頭」は他の店にも売っているのに、ここの店が元祖なのでしょうか、他の店を圧倒していました。
石段の中ほどに与謝野晶子の詩が刻まれていました。
「伊香保の街」 与謝野晶子
榛名山の一角に、段また段を成して、
羅馬時代の野外劇場の如く、
斜めに刻み附けられた 桟敷形の伊香保の街、
屋根の上に屋根、部屋の上に部屋、
すべてが温泉宿である、そして榛の若葉の光が
柔かい緑で 街全體を濡らしてゐる。
街を縦に貫く本道は 雑多の店に縁どられて、
長い長い石の階段を作り、伊香保神社の前にまで、
Hの字を無数に積み上げて、
殊更に建築家と繪師とを喜ばせる。
身を反し伊香保の街の石段を雨の歩める初夏の朝
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