たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『タカラヅカスペシャル2018』とMerryChristmas!!

2020年12月24日 22時34分34秒 | 日記
『タカラヅカスペシャル2018』-オンデマンド配信
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/181f9167ff6c76df5367dece82ff127a

 『タカラヅカスペシャル2018』、オープニングの全員で歌う「TAKARAZUKAオーレ」、星組がうたう「ジュビレーヨン」、雪組がうたう「サジタリウス」はなんどきいても言葉にならない胸あつ、せおっち(瀬央ゆりあさん)が杜けあきさんの歌っていたアランチャ~♪歌っていることに気づいてさらに胸あつ、懐かしい歌、リアルタイムでは知らないけれどなんども聴いたことのある歌ぞろい、東京公演中だった宙組がいないのは少し残念ですが紅ゆずるさんが仕切るトークタイムも楽しい。部屋から花火をみることもできたし、『タカラヅカスペシャル2018』をオンデマンド配信で視聴しながらMerryChristmas!! ひとときだけでもあったかい気持ちで過ごしたい夜。そのあとに続けて流している宙組『アナスタシア』のナウオンステージも楽しく、ひとときだけでも笑って過ごしたい夜。

 朝バスに乗ったら運転手さんが「MerryChristmas」「気をつけておでかけください」と乗降のたびにいっていたのは個人的な配慮なのか、業務上の指示なのか、どちらなのかわかりませんが大変なお仕事。こんな時もこんな日もわたしたちの暮らしと命を守るために働いている方々がいることにただただ感謝。仕事は大変なものです。

 2時間給をとって相談員さんのところへ立ち寄り、8時半から1時間ほど話をしたあと電車に乗って就労場所最寄り駅へと向かいました。その先には東京宝塚劇場が待っている、そのために電車に乗りました。明日今週三回目のお昼13時から。来月のシフト表がまわってきたのをようやくみましたがどうなることやら、わたしが言ったことで少しは学習してくれるといいですが、一度抱いてしまった上に対する不信感をぬぐい去ることはできそうにありません。死ぬまで働くしかない、これからどうなっていくのかと不安なのはわたしだけではない、たくさんいる、先のことを考えてもしょうがないと相談員さん。そうですね、まんまと逃げきって悠々としていられるのは一部だけ、見えない先の不安にまかれても仕方ない。わたしの1月と2月はライブビューイング、ライブ配信を含めた観劇のためにあります。それ以外のことは考えない。観劇のスケジュールだけを考える、観劇のために生きる、それだけです。出勤用の服を少し買いなおさなければならないのですがチケット代の4,000円は安いけど、洋服代の4,000円は高いの、オタクあるある。ユニクロだって高いと思っちゃいます・・・。

 長い一週間、今週は4-5時間眠ることができています。明日は金曜日!!

 苦難の一年、笑って終わりたい、脳みそよじれそうな先には月組の東京宝塚劇場公演が待っている。そのために明日と来週の月曜日はあります。

 たまきち(珠城りょうさん)の『リクエスト!!スター名場面』もほんとに楽しい。『月雲の皇子』のことは休日に。




宙組『アナスタシア』-「ネヴァ河の流れ」

2020年12月23日 22時37分04秒 | 宝塚
宙組『アナスタシア』宝塚大劇場千穐楽LV
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/4e4413716dee2a9e11c55250942d0207

「音楽:ステファン・フラハティ
 作詞:リン・アレンス
 訳詞:稲葉太地

 グレブ
 噂話に気をつけろ
 己の発言も
 この目で見たんだ
 生き延びた者などいない
 閉められた門の向こうに
 誇らしげな少女
 父はあの夜 家を出た
 ピストル手に
 流れるネヴァ河 春は近い
 王族は消えた
 革命に感情はいらない

 「私は銃声を聞いた。叫び声も。
 だが一番覚えているのは、その後の静寂だ」

 世界は止まり この私を変えた
 父は己を蔑んで 死んだと母は言った
 でも信じている彼の誇りを
 父の名に懸け
 流れるネヴァ河 春は近い
 王族は潰えた
 自分は引けたか引き金を
 夢に気を付けろ
 革命に感情はいらない」

 グレブはアーニャとしか関わっていない、アーニャだけでいいとはオンデマンド配信されたナウオンステージでのまかキキまどの話。一幕のアーニャを喜ばせるためのアドリブ場面(稲葉先生はキキちゃん劇場と名付けたとか)からの「ネヴァ河の流れ」、物語の中で陰を背負ったグレブの場面は音楽が淡々と流れ照明は暗めだったと思います。稲葉先生の訳詞がわかりやすいと思いますが、キキちゃんの歌、歌詞が聴き取りやすく物語になっていたところが鮮烈でした。プログラムを読むと、グレブのお父さんはロマノフ一家の警護隊の一人であったにも拘わらず一家の銃殺を命じられたとか。そのお父さんが撃てなかったアナスタシアを守るために自分の命をかけたグレブはある意味お父さんの志を継いだのでは、というのはわたしの妄想。アナスタシアとわかったアーニャを見逃したグレブがその後どうなったかと考えるとかなり切なくなります。

 ナウオンステージでのキキちゃん、いちばん好きな場面はまかまどのデュエット、二人のデュエットが全部好き、今までの中でいちばん好きと。この時まどかちゃんの専科への異動をまかキキはすでに知らされていたのかなあとなんとなく感じます、わかりませんが・・・。

 今回録音演奏でデュエットを合わせるのが大変だったいうまかまどの二人の話も楽しいですが時間切れとなってきたのでまた後日書けるといいかな。

 一日の終わり、今日もオンデマンド配信で笑って終わりたい。明日はクリスマスイブ、その前に木曜日だということは考えない、考えない。

 みりおちゃん主演『ポーの一族』のライブ配信いつかな。1月と2月は、観劇、ライブビューイング、ライブ配信目白押しで大忙し。『屋根の上のヴァイオリン弾き』東宝ナビの先行抽選にもエントリーしました。日生劇場、二階のてっぺん席。サパ観劇しましたね。後半は観劇目白押しの一年でした。観劇納めは月組『ピガール狂騒曲』、笑って終わりたい。

泣き虫与六が大河ドラマにかえってくる

2020年12月23日 06時57分06秒 | 日記
https://www.nhk.or.jp/kirin/cast/index.html

 わたしはテレビをもっていないのでみることができませんが、加藤清史郎君が『天地人』の泣き虫与六以来の大河ドラマに登場、泣き虫与六がこんなに大きくなったのかと遠い親戚のおばちゃんの気持ち。清史郎君、帝国劇場に戻ってくる日を待っていますよ。

『All for One』といえば壁ドン

2020年12月22日 22時27分29秒 | 宝塚
 月組『All for One』脚本・演出、小池修一郎、2017年9月18日に友の会で当選して東京宝塚劇場で観劇しました。場面転換のせりあがりと盆回りの使いこなしの爽快さといい脚本の面白さといい、小池先生ほんとにすごいと唸った楽しい作品。名場面のひとつといえばたまきち(珠城りょうさん)演じるダルタニアンがちゃぴ(愛希れいかさん)演じるルイーズにせまる壁ドン、効果音つき。ダルタニアンにときめいてしまったルイーズにふられた、月城かなとさん演じるベルナルドの「壁はいるのか?」っていう台詞も印象的でした。タカラヅカスペシャルでも話題になり、壁用意しておきますとのぞさま(望海風斗さん)に言われたり、たまきちがいじられていたかと。

 笑って終わりたい一日の終わり、オンデマンド配信された「リクエスト!スター名場面、珠城りょう」で最初に登場するのがこの壁ドンの場面。ちゃぴの「今ドンっていった」っていう台詞と表情もすごく可愛い。客席は笑いに包まれています。ドンという爆音、最初はなかったと思うというたまきちの話。小池先生が音をいれたら面白いんじゃないかっていって音を入れはじめ、先生が楽しくなってしまったのでああいうかたちになった、ちゃぴとは稽古中何度も笑ってしまったと。イケコ、やっぱり天才。歌詞もいいですね。

「たとえこの世が 闇に包まれていても
 明日は太陽が昇り 光浴びる
 そう信じて 人は生きる
 陽の光は 等しく当たる

 誰が誰を愛しても
 許される世界
 いつか必ず
 やって来るはず
 明日を信じて 今日は耐えよう
 明日を信じて 今は生きて行こう」

月組『ALL for One』より_「俺たちは負けない」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/ed54584edd2f6993ec86c28f1f8d1f05





 今年の観劇納めは『ピガール狂騒曲』、まだ終わりません、今年はまだあるのです、苦難の一年、芝居の月組が全力で送り届けてくれるコメディで笑って終わりたい、アドリブとは思ってなかったけどアドリブだったという場面が満載みたいで、アドリブをアドリブですとはみせないで芝居の流れの中でぞれぞれが自然にみせてくる芝居の月組、さすがです。1月3日が大千穐楽、一か月前からどれぐらい進化しているのか、楽しみです。

 明日は水曜日・・・。

笑うことを思い出そう

2020年12月21日 23時13分39秒 | 日記
 苦難の2020年がもうすぐ終わっていくのだという実感がありませんがあと10日なんですね、長い一週間、月曜日が終わりました。なにをしているという実感をもつことができないまま、脳みそばっかり疲れた一日がまた過ぎていきました。疲れました。気がつけばやっていることが一年前と変わりません。こんなに短い間にこれもあれもあれもこれも同時におぼえることなんて無理ですよという脳みその悲鳴、心は死んでいます。かかりつけ医に高齢者向けの弱い眠剤なら3週間分出してもいいと処方箋で出してくれた眠剤は体に合わないみたいでものすごく体がだるいし眠れません。こんなんで明日どうですかっていう話。どっちにころんでもじごく。13時からの昼休みに相談員さんに電話しました。苦しくて決められない、相談にいってから決めたいと言おうと思うと。どこまでいうか、むずかしいところ。感情的にならずに淡々と話せるように書いて整理した方しておいた方がいいとのアドバイス。頭ばっかり疲れのでちゃんとはやれず帰りの電車の中で思いつくままにメモ書きしました。薄給でも生活がありますからね、今さら車社会で暮らすことなんかできない、郷里は離れていた間に半分知らない場所になっていました。もともと自分の場所ではなかったのかもしれません。この街に戻ってきてここで人生の終わりまで生きようと決めたのだからなんとかしたいですが睡眠障害の疲れた脳みそではなんかうまくいきません。

 ドロドロの一日の終わり、せめて夜は心を浄化し笑うことを思い出したいとオンデマンド配信を視聴。宙組『追憶のバルセロナ』、正塚晴彦先生らしいあつい台詞が随所にある、まかききが演じる男同士の友情、それぞれに信念をもって生きる登場人物たち、心に響いたことを書きたいですがこの時間では無理で年末に書けるといいかな。2019年年末特番に早霧せいなさんが探偵?刑事?に扮している番組も楽しいです。ついさきほどはたまきちのすごいリフトの場面などみてわくわくしました。笑うことを思い出して、心を取り戻して一日を終わりたい。オンデマンドプレミアムプランほんとにありがとう。

 明日はまだ火曜日、なにも考えずにいくしかありません。お昼休みが13時からあと2回あります。いちばん心配なわからないことをきける人がだれもいない状態おこっているじゃないですか、ちゃんとみえているのかっていうことなんですけど言っても仕方ない、なにをどこまで言うかは明日のわたしが決めます。時間切れになってきました。

 5時間とはいわないけれど3時半ぐらいまでねつけないとかありませんように、4時間ぐらいは眠れますように・・・。



 

きびしい一週間が待つ

2020年12月20日 22時27分24秒 | 日記
 昨夜から今朝にかけて久しぶりにたくさん眠ることができた日曜日の夕方、コンタクトレンズの処方箋を出してもらうためバスに乗って街に出ました。クリスマスが近づいた街はキラキラと華やか、デパートはにぎわっていました。ドイツからやってきたクリスマスグッズ、ロマンティック街道への旅を懐かしく思い出しながら眺めました。この世にいる間もう訪れることはないであろうドイツで、こんなお人形買ったなと。キラキラしている中を歩くのは気持ちもあがっていいですね、なんにもないところはさみしいです。今年のキラキラは今年のうちに楽しまないとですがその前に今年最後のきびしい一週間が待っています。

 あまり先のことは考えたくないのでカレンダーをみないようにしています。手帳をみるのは観劇とライブビューイングの予定を決める時だけ、一日一日終われたことを書き込む時だけ。なのでわかっていなかったのですが金曜日がクリスマスなんですね。無事にたどり着くことができたら、おひとりさまのためのケーキをいただきたいですがその前に一週間がほんとうにきびしい。お昼休み13時からが3回も。募集要項にも面接時にもこういうこともやってもらう可能性があるという提示がなかった以上決める前に説明するのは当然のことのはずですがわかっていない、残念ですが逃げられないようにわたしでなくても敬遠しそうなことは言わなかったのだと。どうですか?ってきかれたら生活のためには続けますと言うべきですが言えない。続けるのはきびしいと考えていることを言わなければなりません。なぜそう考えるのかというところをどこまでどう言うか、悩ましいところです、ほんとうに。むずかしいですね、生きるって。

 帰省の後遺症のうえにコロナが追いうちで眠剤中毒から抜け出せなくなってしまいました。これからどうしていけばいいのか、不安ばっかりですごい不安定。これで敬遠しそうなことは言われなかった脳みそと心ばっかり疲れる業務はものすごくきついですが、薄給でも自分を食わせていくために働き続けなければなりません。自分がこわれてしまいそうになるまでやることはできないですが一時的に補償を得られてもずっと続くわけではない。コロナになる前にハケンから足をあらっていただけマシですがわたしなんかもう終わりといえば終わり、今すぐは終わりませんが来年夏からまた毎月家賃の支払いがあるので収入なくなったら終わりです。年金の天引きがなくなるまであとまだあるんですよね。薄給からどっさり、ほんとにどっさり、薄給は薄給のままなのに天引きは増えるばかり。なんかもういいのかなって思うのですが、わたしがいなくなっても困る人はいなくても自分のためにもう少し生き延びていかねばですかね。東京宝塚劇場の『アナスタシア』のチケット2枚あるし、お正月に大劇場の雪組のチケットもあるからそのために生き延びていく、それだけ。今年最後の5日間フル、果てしなく長い一週間、ぞっとします、一日一日とだけ。


ロマンティック街道への旅で購入したお香をたきしめるドイツのお人形。




旅の思い出写真_ロマンティック街道_ローテンブルクのクリスマスマーケット
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/94a9ad62ecfe31ca384eac7895a8cdae


旅の思い出写真『ロマンティック街道』_ローテンブルグの日時計
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/2b90961e0462d06a219fa0acd1fb5551

宙組『追憶のバルセロナ』-ナウオンステージより

2020年12月20日 13時43分11秒 | 宝塚
2019年宙組全国ツアー公演『追憶のバルセロナ』
正塚晴彦先生の完全オリジナル。熱く骨太な正塚ワールド。

「2002年に絵麻緒ゆうと紺野まひるを中心とした雪組によって上演された作品の再演。
時は19世紀のスペイン。バルセロナの貴族の嫡子フランシスコは、宣戦布告してきたフランス軍に立ち向かうべく、親友のアントニオと共に戦場へと向かう。激しい戦闘の末、フランシスコは瀕死の重傷を負うが、旅芸人一座の娘イサベルの献身的な介抱によって一命を取り留める。一座と行動を共にしながらも、フランス軍に占領された祖国の現状を憂うフランシスコは、カーニバルの賑わいにまぎれバルセロナへと潜入。そこで彼が目にしたのは、いまやフランスの協力者となったアントニオと、彼の妻となったかつての許嫁セシリアの姿だった……。
祖国の誇りを取り戻すため立ち上がる青年の、愛と戦いの物語。」(劇団HPより)

フランシスコ・アウストリア;真風 涼帆
イサベル;星風 まどか
アントニオ・ヒメネス;芹香 斗亜
ロベルト;桜木みなと
セシリア;華妃まいあ

オンデマンド配信で視聴するナウオンステージの正塚先生エピソードが特に楽しいので書き留めておきたい。稽古場の正塚先生ものすごくかっこいいとタカラジェンヌの間で評判だという話、SNSでみかけたことあります。

(敬称略)

芹香・華妃;正塚先生の作品は初めて。

真風;初めてカップルじゃん。

芹香;かねがね、正塚先生は素敵だっていう噂はきいていたんですけど、
   (まいあちゃんをみながら)ほんとにやさしいし、ぞれぞれを認めてくれる感じが、
   すごくお芝居もしやすい。

真風;わたしは星組時代すごく多くて、音楽学校で教えていただいたりもしていたので、
   安心感もありつつ役を深めていったり、
   ふたり(星風・桜木)もけっこうね、正塚先生の作品でてるよね、
   リアルな感情というものを大切にしてくださるので時代物だし、心の動きみたいな
   ものも稽古の通しがすすんできたので、その作品の流れみたいなものがようやく回数を
   重ねるごとに新しい発見もあって、わたしの中で今回新しいのはふたり(芹香・星風)
   との関係性が今までになかなかないというか、
   男の友情って正塚先生はすごく素敵にオシャレに描いてくださって、なかなかね、
   友人からのちょっと、ずっと同じものを見続けられない、けど違う場所で生きてる感
   みたいなのが正塚先生の作品やってるっていう感じで・・・。

芹香:(真風さんの話に大きくうなづきながら)言い合いしているお芝居で、めっちゃ
   正塚先生って思う。

真風;最初はなかなか言葉のキャッチボールが多いのでその言葉が自分のものになるまでが
   なかなかね。
   でもまた新しい、まどかともね、まどかの方が思ってくれてて、ね、ぴったりだよね。

星風:はい、正塚先生がお手本をみせてくださって、すごく可愛らしくて。

芹香:きゅんとしちゃう。

星風:どうにもこうにも真似できない。

真風;すごいよ、まどかより可愛かったもん。

星風:はい、すごいです、ほんとに。
   先生のように可愛らしく、そこをめざしてお稽古させていただいているんですけど、
   ロマっていう役自体も初めてなので根本に流れるエネルギッシュな血であったりを
   大切に、フランシスコと出会ったのちの女性としての成長も先生を見習ってますます
   できるようになりたいなって思いながらやっています。

真風;ここもけっこう細かい会話のやりとりが多いのでいかようにでもなるというか、そこに
   音楽とか踊りとかが足されるわけじゃなく、ほんとに生の感情みたいなものがないと
   気持ちがすすんでいかないというか、新しいよね。

星風;すごい繊細だなって思います。

 *******

芹香;言ってみれば革命もの。民衆が立ち上がっていってなんですけど、でもいわゆる宝塚の
   革命だ、大ナンバーだっていうのじゃなくて、そこに至るまでの人の心情がすごく細かく
   描かれていて、フランシスコの生き方、ロマの人たちの生き方だったりがナンバーで
   ぎゅっと押し込められているんじゃなくて言葉で綴られているからすごくむずかしい、
   でもその分お客様にはじっくり集中してみていただきたい。
   だからなんどか通しをしていてもその日のみんなの雰囲気だったり、自分の感情だったり
   にすごく左右されやすくて印象が違うなと思ったりがいまだになんどか通しをしていても
   多くて、そこを安定させつつ新鮮にいきたいというのが今の気持ち。

   アントニオという役がちょっと一見長いものに巻かれやすいというか、見る人から見れば
   裏切り者みたいになるんですけどそう見えずセシリアとの恋愛関係においてもそこに
   説得力がちゃんと持たせられたらいいなと稽古している最中です。

真風:この四角関係が変わっていく感じもいろんな角度の恋愛観というか、魅力だよね。

芹香:そこに全員が信念があって、女性たちもすごく自立して自分はこういう生き方で、
   こういう考えがあってっていうのがあるからこそ成立する関係性かなと思うのでぶつかり
   合えばいいなと思います。

真風;生の感覚がお稽古でもっともっとぶつかり合ってお見せできるようにがんばっていますけ
   ど、どうです?ずんちゃん、ロマ。
 
 
 作品によっては必ずしも昇華しきれていないものもあるのかもしれませんが、正塚作品もまた宝塚の財産、受け継がれていってほしいなと思います。この作品を経ての宙組『アナスタシア』、キキちゃんグレブ、このアントニオを経ての冷酷かと思いきや人目で惹かれたアーニャを守るためだけに自分の命をかけた人情味あふれる人物像になったのかなと思う次第。

 トークはまだ続きますが今はこれぐらいで。年の暮れまでに続きを書きたいです。

 まかキキまど、宙組のトークに元気をもらおう、せめて笑おう、苦しい時ほど笑おう。オンデマンド配信、月額1,650円(税別)はほんとにありがたいです。

 

   









茂木健一郎『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』より_仮想を必要とする人、しない人

2020年12月19日 13時08分56秒 | 本あれこれ
茂木健一郎『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』より_仮想が新たな価値を生む
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/50dd709e770b69703caf8f067900df5c

 「現実社会の中に想像力の豊かな人を置くと、時にみっともなくみえることがあります。

 現実が分かっていてそれを実際的にやっていける人は、言い換えれば仮想の世界を必要としない人と言えるのかもしれません。たとえば、モデルやタレントなど現実に即した外見が大切になってくる世界に身を置いている人たちや、経済界など実際的な実務が重視されるような仕事についている人たちには、そのような傾向が強いと感じます。

 仮想を必要としない人というのは、たとえば、現実社会には存在しない一角獣や透明人間といったものを思い浮かべたり、小説を読んで現実を忘れてしまうくらいその世界に没入したり、といったことをする必要がないということでしょう。要するに、時間的、空間的な限定を超えて、無限の仮想空間で自由に遊ぶ必要がない。また、そういう仮想世界がなくても息苦しさを感じずに生きていけるということです。

 実は、世の中の9割ぐらいはそういう人で占められているのかもしれない。だから本が売れないということもあるのかもしれません。『赤毛のアン』の物語を本当に必要とする人が、人口の百パーセントになるということは絶対にありえないと思います。むしろ、アンみたいな人はほとんどいない。だからこそ、アンは、本当は非常に孤立しているんです。孤立しているからこそ、「kindred spirit」(キンドレッド・スピリット)、つまり、「相呼ぶ魂」を探し求めている。

 僕がなぜ、小学校5年生の時にこの物語に惹きつけられたのかということを考えると、僕自身もアンのように想像することがいろいろあって、みっともない人間だったからかもしれません。ティーンエイジャーの時には、イマジネーションが膨らみすぎて現実の生活と尺度が合わなくて、みっともなかったことが幾度となくありました。

 小津安二郎監督の映画を観る25歳ぐらいまでは、「今ここ」の生活は仮のもので本当の生活ではないとずっと思っていました。たとえば青春時代は、ニーチェの生命哲学について友達と議論している自分と、学生街の定食屋でカツどんを食べている自分とは、別の領域に存在していると考えていました。そして、いつか本当の生活、ニーチェ哲学の世界のような本格的な思索の世界が始まるのだと信じていた。けれど、実際の自分は、学生街の定食屋でカツどんを食べている一学生に過ぎなかった。こういうところの尺度の測り間違い、それがアンの姿に重なるところがあるのです。

 アンは後に親友となるダイアナ・バリーに最初に会ったお気に、「太陽と月がこの世にあるかぎり」、「永遠にわたしの友達になるって、誓いをたててくれる?」と頼む。普通の子どもだったら、友達になるときにそんなことは、まず聞きません。でもアンは大真面目に、いきなり「太陽と月がこの世にあるかぎり・・・」と始めてしまう。かなり尺度が合っていなくて、みっともないんです。
 
 そういうみっともなさが、どこか自分と重なっていたのだと思います。」



金曜日の夜も笑っています

2020年12月18日 23時01分24秒 | 日記
 脳みそばっかり疲れて睡眠障害とたたかいながらたどり着いた金曜日、出勤するまでわかっていませんでしたが水曜日と同じく人がいなさすぎていちばん心配していたわからないことをきける人が誰もいない状態のつらい一日でした。こうなることは想定できたはずなのにわかってないですね、ほんとに残念ですがどうやらほんとうにわかっていない。続けますと言ってしまったらいくえにも振り回され続けるでしょう、自分の人生にとってこれが正解なのか。1月末でただ契約終了とはいかない、このご時世に年齢も考えればよろこぶべきことのはずですが苦しいです、生活があるので契約終了とさせてくださいとは言い切れないのも苦しいです。どっちにころんでもじごく。来週どうですかと話をしたいと言われました。面接みたいなもんです。続けますと言ったらまた頭を下げられるのでしょうか、それもすごくいや。人のやりくりつけられていないのに、自分は逃げ切れる出口がみえていて人はこうなるのかいう感じでなんともいやな心持ち。どうするか、朝の時間給で相談員さんのところへいくしかありません。相談員さんもシフト制で月曜日の夕方というわけにはいかないところが苦しいです。来週はまた5日間フル稼働、人がいないのでお昼休み13時からを3回、予定表みたときは信じられませんでした。逃げられないように都合の悪いことは言わなかったんだなあと、残念ですが・・・。

 どんより、こんなにどんより、わたしがいるところだけにかぎったことではないですかね、大なり小なり、多くの方が矛盾に耐えながら生活のために働いているんですよね。

 苦難の一年の終わりはまだみえません。明日は受付12時までのかかりつけ医のところにいくしかないかな。夕方までやってくれているといいんですが土曜日は午前中だけ、だから平日は通院できない勤め人の方々がいっぱいで時間かかるし、なにより土曜日のお昼までにバスと電車に乗らなければならないことはほんとうにかこく、土曜日はお昼ぐらいまではゆっくりしたいです、でも眠剤が、眠剤が・・・。

 多くて5時間、3時間とか4時間の睡眠でよくがんばりました、自分。今夜もオンデマンド配信されたスカイステージ2019年年末特番で笑っています、各組のトーク、それぞれに楽しいですが宙組がいちばん楽しいかな。タカラヅカスペシャルで一組だけパロディ?だった宙組、終演後に真彩希帆ちゃんが星風まどかちゃんに「宙組さん面白いですよね」って言っているのも、真風涼帆さんがキキちゃん(芹香斗亜さん)を「せりかちん」って呼んでどんな面白いネタが繰り出されるのか楽しみで仕方ない様子も、それみてまどかちゃんが和希そらくんもみんな楽しそうにしているのもただただ楽しいです。

『アナスタシア』東京宝塚劇場公演、友の会の先行抽選で1月の平日昼公演A席、まさかの2公演当選、そんなに休みはないのですがどちらも行きたい、それまで生き延びなければと思います。どちらかを諦めることになるかもしれません、来週が終わったら考えましょう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a89cb6046512d5d0903150748df32d9b828611d6


べーちゃん(桜咲彩花さん)の笑顔も癒し。

来週はクリスマスなんですね。キラキラはいいですね。



ささやかなブログ、読んでくださりありがとうございます。



笑っています

2020年12月17日 22時56分15秒 | 日記
 どんよりな空気の中に坐り続けているのも仕事のうちな毎日、なんだかふわふわふわふわとしていて何をしているのか、ほとんど実感を持てないまま脳みそと心ばっかり疲れて睡眠障害が続く毎日、眠剤中毒から抜け出せなくなってしまった毎日、昼間はすごく眠いのに眠剤のんでも横になると3時過ぎまで眠れなかったりする毎日、キキちゃんスカーレットにもまた会えるオンデマンド配信されたスカイステージ年末特番などをみてせめて笑っています。集合住宅なので隣や上にきこえないように小さく笑っています。一日の終わり、ほんの少しでも笑っていたいです。オンデマンド配信プレミアムプラン、1,650円でこれはほんとうにありがたいです。

 来週またかかりつけ医にいけば心療内科の受診をすすめられるかな。内科では出せない薬をのべば少し好転していくのかな。自分を食わせていくためにそれでもふんばっていくほかないのか、、週四と週五は全く違います。これで週五は本当にきつい。今週は月曜日休みをとったので明日は金曜日、平日の昼間は果てしなく長いです、今週はあと一日。