たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『ロンドン・ナショナルポートギャラリー所蔵KING&QUEEN展』at上野の森美術館

2020年12月13日 22時36分22秒 | 美術館めぐり
 上野の森美術館で開催中の『ロンドン・ナショナルポートギャラリー所蔵KING&QUEEN展』、明日も休みという日曜日の本日、なんとか無事に行ってきました。上野はちと遠いのでエネルギーいりますがいってしまえば生きるのが苦しい現実を忘れて楽しめました。みりおちゃん(明日海りおさん)の音声ガイド、安定の癒しボイス。15時からの指定券で30分ほどおくれて入場、最後はやはり時間が足りなくなりました。





 ミュージカル『レディ・ベス』で花ちゃん(花總まりさん)と平野綾ちゃんが演じた若き日のレディ・ベスから、断頭台の手前までいきながら25歳で姉メアリーの死により女王となったエリザベス1世。50代とは思えない美しい肌、着道楽でドレスを2千着、このような鬘をいくつだったかな持っていたそうな。晩年臣下の結婚に激怒したり不安定なこともあったそうですが、アスカム先生の教育によりイギリスの繁栄を築き上げた聡明な女王。写真ありませんが、和音美桜さんが演じていたベスのお母さん、アン・ブーリンの肖像画の前でしばし立ち止まりました。男の子を産めなかったので不貞の数々をつくりあげられ処刑されてしまいました。『レディ・ベス』のプログラムでなんどもみたベスの姉メアリーと夫となったスペインのフェリペ王子の肖像画も。



ベスのお父さんヘンリー8世、193㎝の巨漢だったそうな。6人の女性と結婚して、2人を離婚、2人を処刑、1人は死別、6番目のお妃だけは王の死により生きながらえることができました。ベスが父を尊敬するナンバーがミュージカルの中にありましたがエリザベス1世は女王として生きるために処刑されてしまったアン・ブーリンの娘ではなく、ヘンリー8世の娘であることを強調したそうな。ヘンリー8世、今ならなんらかの精神的障害をうたがってもおかしくないように思います、なんでしょうね。



在位60年を越えるエリザベス2世の戴冠式の頃の肖像画、往年のハリウッド女優のような美しさと佇まい、お母さんは101歳で亡くなったそうで長寿の家系なんだなあと。チャールズ皇太子は73歳なのか。





ダイアナさんがダイアナ妃として紹介されていたのは嬉しかったです。1992年にロンドンを訪れた時、結婚式をあげたセント・ポール寺院を訪れたし、マダム・タッソーの蠟人形館ではダイアナ妃の精神的な不調が伝えられるようになる前の、幸せそうにみえたロイヤルファミリーの姿に会いました。2008年に訪れたパリでは、パパラッチにおいかけれたダイアナ妃を乗せた車が激突した地下高速道路の壁もみました。慈善事業に心を注ぎ多くの人に愛されたダイアナ妃のアクセサリーの一部はウィリアム王子とヘンリー王子の妃へと受け継がれていっているとのこと。
ダイアナカット、懐かしいですね。結婚式の様子は世界中にテレビで流れました。
人を惹きつけずにはおかない瞳をしていらっしゃいますね。



写真ないですが、プリンス・エドワード島の命名のもとになったエドワード王子、のちのケント公、ケント公の娘で『赤毛のアン』の時代、イギリスの植民地だったカナダの国家元首ヴィクトリア女王の肖像画もありました。ヴィクトリア女王、在位63年、幸せな結婚をしましたが夫アルバート公が結婚21年目で亡くなり、晩年は使用人を寵愛したことで仲を疑われたりもしましたが孤独に満ちたものだったと。150㎝は私と同じぐらいというのはどうでもいいことですが小柄で18歳で即位した時は誰もが助けてあげたいと思う愛らしさに満ちていたとか。即位したころの大理石の胸像がありましたがきれいでした。ヴィクトリア女王が結婚式でまとった純白のドレスがウエディングドレスのもとになっているそうな。



会場でQRコードを読み込むと家系図をみることができるようになっていました。なかなか頭の中を整理するのはむずかしいですが、ハプスブルク家と同様、こういう家系図、はまると面白いでしょうね。人生の時間で余りがあったらとことん読み込んでみたいです。
今さらでそうなのかとしったのはエリザベス1世亡き後、チューダー朝が終わると王位を継いだのは『赤毛のアン』の中にも登場する、エリザベス1世が処刑したスコットランド女王メアリー・スチュアートの息子ジェームズ1世だったということ。チューダー朝のあとはスチュアート朝でした。

オーストリアのハプスブルク家、フランスのブルボン家、そしてイギリスの王朝、それぞれ舞台になったり映画になったり、ドラマがありすぎますね。おいかけ始めれば面白くてとまらなくなりそうです。







東京文化会館の横、銀杏が金色に輝き、葉っぱがはらはらと雪が舞うように落ちて金色の絨毯がひろがっていました。







上野動物園の看板が遠くに見えていました。



ライトアップされた東京国立博物館。





国立西洋美術館は『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』が終わると、2022年春までの休館に入っていました。コロナ禍で海外作品の展示予定を組むのはむずかしいですね。さみしいですがまたきっと会えると信じています。








こんな時に海を渡ってこうして日本にやってきてくれているなんてありがたいことです。音声ガイドにデヴィ夫人が特別出演されていますが時間足りなくなりゆっくり聴くことができなかったのは残念です。ダイアナ妃と会ったことがあるそうですごく背が高かったのが印象的だという話。

東京だけの開催かな、検温無事にクリアして会期中にこうして1回だけでもなんとか行くことができたのは幸せなことです。

キキちゃんのクリアケース、見つからず

2020年12月13日 13時18分37秒 | 日記
 先々週金曜日の夜、気がついた時には鞄の中になかったキキちゃんのマルチクリアケース、ここで忘れたのではないかと思うところに何度か電話をしてみましたが忘れ物に届いていないとのこと。睡眠障害と闘い続けようやくたどり着いた金曜日、記憶が定かではなく、他にもう思い当たるところはありません。バスの中でこぼれおちたのかと思い問い合わせてみましたがありません。もうあきらめるしかなさそうです。キャトルレーヴでは完売していて再入荷の予定はないとのこと。シニアグラスはまた買えますがこれはもう手に入らない。惜しまずもう一個買っておけばよかった。思った時に買っておかないとこうして後悔することにもなりますね。2カ月余り、就業中のデスクの上においていました。つらい時間のわたしを支えてくれてありがとう。写真とっておいてよかったです。

 疲れ過ぎはよくないですね、週5日間フル稼働はきつい、ほんとにもうきつい。平日4時間前後の睡眠、脳みそばっかり疲れて眠剤のんでも眠れない。30年ぶりの郷里に適応できず、通院した先で眠剤ばんばん出してくれてしまったので依存からぬけられなくなってしまいました。結果的に郷里ではこうして眠剤毎日のみながら10カ月なんとか続けました。舞い戻ってきた街の、舞い戻ったかかりつけ医は中毒性があるからもうこれ以上は出せないと言われています。でも毎朝バスに乗らなければのプレッシャーが続くかぎりはないと不安でいられません。こんな状態でも死ぬまで働き続けなければならないのか、わずかな給料を求めて自分を食わせていくためには働き続けていくしかないです。でなければ年金定期便の金額をみたら生きていけないことは明らか、死ぬしかないですから辛抱しながら続けていれば少しは手当てがもらえるようにもなり、死ぬまで働ける場所が確定できるのでしょうか。弟に言われたように、こうなったのは自分の責任、全部自分が悪い。遠慮のない身内からの叱責ほど残酷なものはありません。

 なんとなく気配から2月からの延長の話がきてしまう可能性が高い感じです。本来はよかったねと喜ぶべきことなのでしょうが、続けていくにはおそらくメンタルやられて突然来なくなった人がいることにより大混乱で、人がいなさすぎて大事な話をするときの後ろ盾がいない不安が大きすぎます。経験豊富な方が一人いて色々とききながらやれると勉強になり自分の経験値も高くなっていくのでしょう、いるべきなのですがいないし、上が後ろ盾としてかっちり守ってくれようとするわけでもなさそう、こうなっている責任あると思うのですがどちらかというと俺にそんなこと言われてもっていう感じだし、職種が違う同士の対立?もすごくていろいろと続けていくにはきつい状況がそろいすぎています。前の人が続けなかったことを納得せざるを得ない。今週のどこかでまた相談員さんのところへいかねばと思います。このままだとかかりつけ医からは心療内科の受診を勧められるかな、そうするとどうなるのでしょうね。もうすぐクリスマスだというのに就労場所はどんよりで自分不安強くて安定しません。

 自分がこの世に生まれおちてきたことに感謝なのか、わかりません。生きていてよかったなあと思えるのは劇場でオーケストラの音色に包まれたとき、心に残る舞台に出会えたとき。

 明日は『アナスタシア』、ライブビューイング。

 東京宝塚劇場公演の先行抽選、当選したことのない一次は予想どおり外れたので二次に申し込まないとです。

 

 大劇場に遠征するならGotoキャンペーンで宝塚ホテル一泊+新幹線代と新幹線日帰り往復と値段はほぼ同じぐらいになるっぽい、まずは来年の見通し、それから決めましょう。遠征するなら結局逃げ出すことはできないということにはなるのかもしれません。